那賀ライオンズクラブ主催の元タカラジェンヌによる「レビュー・オブ・ザ・ドリーム」に参加しました。これは同クラブの青少年健全育成事業として実施したもので、夢を感じる素敵なイベントでした。
サブタイトルに「未来を切り拓いていく子供たちのために」と付けられているように、今日の舞台に参加する子どもを事前に公募して、選ばれた52名の子ども達が今日の本番の舞台に出演していました。一流のメンバーとの共演は一生忘れられない思い出となると思います。
元タカラジェンヌと子ども達が出演した創作ミュージカル「ぼくと王子さま」に向けて、子ども達は平成28年11月から週末、厳しい練習を続けていたようです。今日の出演により、舞台に立つことの大変さと楽しさを味わったと思います。宝塚のスター達と共演できる機会は滅多にあるものではありませんから、この経験を基にして宝塚を目指す子どももいると思いますし、ダンスや歌手を目指す子ども達もいると思います。それを目指さなくても厳しい練習を続けて舞台に立った経験は自信になりますし、大人になった時も語れる物語になると思います。
さて創作ミュージカル「ぼくと王子さま」は和歌山県内の子ども達が宝塚の皆さんと共演したものです。共に過ごす時間こそ大切なものであり、将来の宝物になることを教えてくれました。共に過ごす時間はお金で買えないかけがえのないものです。共に過ごせる時間を共有できる人がいることは幸せなことだと教えてくれました。
出演した皆さんは練習などで共に過ごす時間を経験しています。しかも元タカラジェンヌと一緒に練習をするという時間を過ごしています。普通ではあり得ないことであり、宝物のような時間だと思います。こんな時間を与えている那賀ライオンズクラブに拍手を贈りたいと思いますし、このような活動を行っているライオンズクラブの素晴らしさを感じました。
最後に魅せてくれたのが元タカラジェンヌによる宝塚レビューショーの「レビュー・オブ・ザ・ドリーム」です。「これが宝塚」という舞台を見せてくれました。歌もダンスも決めポーズも、そして舞台全体から発する華やかで美しい空気が会場を包み込みました。「本物の宝塚はこんな空気に包まれているんだ」と思いました。この華やかさが宝塚であり、この魅せる力がプロの力であり、感動させる力だと思います。
そんなプロの皆さんが、この日のために和歌山県を訪れ時間を費やしてくれ、そして子ども達を指導してくれていたようです。子ども達はプロと一緒に練習をしたことで、高いところを目指すことが成長につながるものだと感じてくれたと思います。事実、元タカラジェンヌ達は「子ども達が成長していくことを実感した」と語ってくれました。
ミュージカルとレビューショーを観て「このイベントに参加して良かった」と思わせてくれました。
ところで出演者の皆さんが子ども達への指導のため和歌山県に来て訪れた場所は、高野山と熊野古道だと話してくれました。これらの場所は和歌山県を代表する観光地であり聖地です。和歌山県の印象は「和歌山県は広い」、「和歌山県は環境の良いところ」、「和歌山県の子どもは素直」だということでした。和歌山県は雄大で人が素直なところだと言えそうです。
素敵な時間を過ごさせてくれた那賀ライオンズクラブの皆さんに感謝し、本物の舞台を魅せてくれた元タカラジェンヌの皆さん、成長している姿を見せてくれた子ども達にも感謝しています。そして会場で僕の姿を見つけて、笑顔で声を掛けてくれた皆さんにも感謝しています。