活動報告・レポート
2017年1月30日(月)
和歌山市についての意見交換
和歌山市についての意見交換

知人が仕事で東京から和歌山市に来てくれました。和歌山市内で、これからの和歌山市発展について意見交換を行いました。東京から見る和歌山市は「とても良いまちですが活気がないように思います」と話してくれました。また商店街もシャッター通りになっていることから再開発に着手すべき場所だと思いますと話してくれました。

JR和歌山駅を降りて中心地まで歩いて来ましたが、人通りが少ないので活気が感じられませんでした。特に和歌山駅から構外に出た時、人通りが少ないことに驚きました。もっと人通りがあるまちづくりが必要だと感じました。

→和歌山駅前再開発は重要な課題として考えています。二つのマンション建設計画がありますし、三つの大学も進出してくれることから定住人口と交流人口の増加を見込んでいます。

南海和歌山市駅周辺は寂しいですね。再開発計画があると聞いていますから期待できるものと思いますが、やはり人通りを増やすようなまちづくりをして欲しいと思います。主要な駅は、人が交流できる場所、人が行き交う場所である必要があります。かつて和歌山市駅は賑わっていたと聞いた記憶があります。現在、その賑わいがないことは残念なことだと思いますので、是非再生して欲しいと思います。

→和歌山市駅も再開発計画があります。駅の建替えとホテル建設、駅に市民図書館を作るなど交流人口の増加を目指しています。

和歌山城はとてもきれいで中心部にあり観光名所になれる場所です。もっとお客さんが来ても良いお城だと思いますから、何かの仕掛けが必要だと思います。

→大奥の再現計画の説明をしたところ、「和歌山城に存在していたのですか」と反応したように、和歌山城に大奥があったことは知られていないようです。そこで「大奥が再現できれば観光地としての魅力が高まると思います」と話してくれました。

まちづくりは建設コストも重要ですが維持コストの低減を図ることは機能を持続させるために考えておくべきことです。都市部では新しい技術を積極的に取り入れることで維持コストの削減を図っています。従来と同じ技術や過去の経緯という理由で、再開発するに際して同じものを採用することはありません。コスト重視の観点から大学やビルの建設のあり方を見直しています。都市部の良いところは、良い技術、コスト削減につながるものがあれば比較検討を行っていることにあります。地方都市では過去の経緯、既得権益などがあるので古い技術を採用しているケースが多く見受けられます。その結果、損をするのは直接的には地方自治体ですが、間接的には市民の方々の負担が増えることになります。まちづくりは市民目線で行ってほしいと思いますし、維持コストも負担を減少させることを考えて欲しいと思います。

→維持コストを低減させることで持続可能なまちづくりに仕上げることは、全くその通りです。新しい技術や手法を取り入れる決断力が必要です。「過去の事例がないから」と言っても和歌山市にないだけで他都市では実績があるものはたくさんあります。「新しい手法なので信頼性に欠けます」という指摘に対しても「全国では採用されている実績が多数あります」というものがたくさんあります。
和歌山市で採用実績がないものでも、全国で採用されている技術はたくさんあります。新しい技術が全て良いとは限りませんが、良いものでなければ全国の都市で採用されることはありません。
先進事例の視察や説明を聞く姿勢を持つことはとても大切なことだと思います。

その他
  • 地下水利用技術に関して説明を聞かせてもらいました。和歌山市では余り馴染みのない技術ですが、既にJR和歌山駅で採用されています。地下水利用はコスト低減につながる技術です。
  • 歩道に立てている車侵入防止のためのポールが傾いているので修繕の依頼をしています。不思議なことにほぼ同じ場所のポールが車に接触されるケースが多いようです。対応を検討してもらっています。
  • わかやま防災力パワーアップ補助制度についての話し合いを行いました。新年度に向けた新政策を取り入れる機会なので、災害から命を守るための施策のためにこの制度を使って欲しいと思います。
  • 地元の若い人達と和歌山市再生に関して話し合いました。若い人達も、和歌山駅周辺を活性化させ人が集まれる場所にしたいと思っています。再生計画を考えること、話し合うことは推進力になると感じています。