活動報告・レポート
2017年1月28日(土)
慶風文化祭
慶風文化祭
慶風高校文化祭

慶風高校の文化祭の案内をいただき参加しました。毎年、この高校の文化祭に行っていますが、今年も感動をいただきました。高校生ビジネスプランコンテストの発表は、「ジモカツ」で、地元の観光案内を高校生が行うビジネスプランを発表してくれました。

高校生の視点で和歌山市の観光案内をしようとするもので、企画と収支計画もしっかりと立てられていました。慶風高校は昨年の夏に「GTE2016」で高校生の起業のためのビジネスプランコンテストに参加しているように、時代に合わせた教育を行っています。授業の成果を披露してくれ、高校生の取り組みを頼もしく感じました。

そして文化祭のゲストにウインズ平阪さんが来てライブをしてくれました。平阪さんから、高校生に前の列で聴いて欲しいと要望があり、生徒が一列目から三列目まで座りました。この演出はライブを前の列で聴いてもらいたいと思うことからだと思っていたのですが、ライブの最後に高校生宛のメッセージを伝えるためだったのです。このメッセージは大人の心にも届きましたから高校生にも届いていると思います。それほどの熱いメッセージでした。

慶風高校文化祭

平阪さんは「僕は学生の頃、頭も悪かったし、好きでやっていた野球もたいしたことがありませんでした。音楽もダメで、何をやってもダメな学生でした。しかし生まれてきたのは何かやるべきことがあると思い和歌山県で音楽をするという活動に行きつきました。東京や大阪で音楽をやるのではなくて、生まれ育った和歌山県で音楽活動をやってこられたことはとても幸せなことだと思っています。これもみんなが支えてくれたからだと感謝しています。高校生のみんなもこれから先、何になるのか分からない人もいると思います。しかしみんなは何億分の一という確率でお父さんとお母さんとの間に生まれてきました。何億分の一という確率で地球に生まれてきたということだけで素晴らしいのですが、命を与えてもらっているということは何か果たすべき役割があるからだと思います。これからの人生、命を、役割を与えてもらっていると信じて自分の道を歩いて下さい。僕は20歳代の時にお父さんを亡くしました。こうしておけば良かったなどの後悔が残っています。もっと感謝の気持ちを伝えておけば良かったと今も思います。生きている時はうるさいことを言うので嫌だと思っていましたが、子どもに嫌なことを言うのは、幸せになってもらいたいからなんです。みんなの両親も、みんなに対して嫌なことを言うことや叱ったりすることがあると思います。それはみんなに幸せになってもらいたい、立派になってもらいたいと思っているからです。愛情とは幸せになってもらうために叱ることだと思います。与えられた命を大切にして、しっかりと自分の人生を歩いて下さい。そしていつか立派な大人になって僕のところに報告に来て下さい。『良くやったなぁ』と言うか、『まだまだだ、こうやってみろ』と言うか分かりませんが、自分の人生と言う道を歩いて欲しいと思います。みんなのために歌います」。

こう言って「全力投球」と「道」の二曲を歌ってくれました。ライブで伝えてくれたメッセージと歌にとても感動しました。どんなことにも全力投球をすること。困難なことがあっても人生と言う道を歩いていくこと。そのことを伝えてくれたのですが、しっかりと僕の心にも届きました。

高校生に宛てたメッセージですが僕にも届くということは、「まだまだ発展途上なんだ」ということだと思います。平阪さんは明日や夢を語ることで、それが若い人達が人生に立ち向かうための武器になることをメッセージとして発信してくれました。

こんな熱いメッセージを伝え、聞いてくれる人達に感動を与えられたなら、その熱気は受け取った人の心に何時までも留まり、自分が熱気を伝えられる人になるように思います。

懇親会

主に20歳代の若い人達の懇親会に参加しました。この皆さんは今日の午後から研修会を行っていて、研修会終了後に「県政の話を聞いてみよう」ということでお招きをいただきました。日常や仕事の場では政治との接点が少ないので、少しでも触れる機会となっていたら嬉しいことです。

皆さんからは、税金について、子どもの医療や教育に力を入れて欲しいこと、働き方の問題などの質問と要望がありました。

引き続いて東京からのお客さんを迎えての懇親会に参加しました。生きていることは戦ってきた歴史を語れることだと感じました。これまでの人生で語れる出来事があることは、幸せだと思います。