活動報告・レポート
2017年1月26日(木)
大政奉還から150周年
大政奉還から150周年
幕末維新ガイドブック

平成29年は大政奉還から150周年の年となります。京都市が大政奉還に関係する市などに呼び掛けた「大政奉還150周年記念プロジェクト」が始まりました。その一つとして「幕末維新スタンプラリー」が開始されています。このスタンプラリー用のガイドブックはわかやま歴史館で入手することが出来ます。

早速、わかやま歴史館を訪問し、ガイドブックを入手してきました。この中に和歌山市のページがあり陸奥宗光を取り上げてくれています。

この「幕末維新ガイドブック」の16ページの「龍馬死す」の項目で、陸奥宗光を取り上げてくれているのですが、掲載されている紹介文は次の通りです。

龍馬とともに海援隊で活躍した陸奥宗光

海援隊で龍馬を助け、手腕を発揮していたのが、陸奥陽之助(宗光)です。陸奥は紀州藩を脱藩し、勝海舟の主宰する海軍塾で龍馬と知り合い、共に倒幕運動に奔走します。龍馬暗殺では、紀州藩士三浦休太郎が黒幕と思い込み、襲撃して新選組と激闘になった天満屋事件を起こしています。明治維新後は新政府に入り、駐米公使など外交で活躍。第二次伊藤内閣では、外務大臣として不平等条約の改正に尽力し、条約改正や下関条約締結に多大な貢献を果たしました。

幕末維新ガイドブック

陸奥宗光が幕末で活躍した人物であること、明治新政府の要人であったことが紹介されています。また「龍馬死す」のページで陸奥宗光が掲載されていることは坂本龍馬の遺志を継いで明治政府で活躍した重要人物であることが分かります。

このことから、「大政奉還150周年記念プロジェクト」に和歌山市が参加した意味がしっかりと記されていると思います。京都市発のこのプロジェクトは全国に和歌山市、そして陸奥宗光のことを訴える絶好の機会となります。

そこで大政奉還150周年記念プロジェクトと陸奥宗光の功績を現代で語ること、和歌山市の観光などに関して協議を行いました。

  • 和歌山市としてこのプロジェクトを観光にどう活かしていくか。
  • ガイドブックを見て観光に来てくれた人に対して、陸奥宗光の功績や生きた足跡をどう見てもらうのか。
  • 陸奥宗光と人気の高い坂本龍馬との関連性をどう伝えるか。
  • 岡公園の陸奥宗光像を観光に活かすためにやるべきことは。
  • 赤坂御用地は江戸時代に紀州藩の持ち物だったことも観光のネタになるのでは。
  • 京都国立博物館で開催され全国を巡っている坂本龍馬没後150年の展覧会の誘致はできないものか。
  • 陸奥宗光に関する講演会やシンポジウムの開催について。

などをテーマとして取り上げました。

話の中で坂本龍馬の手紙が感動するという話が出てきました。坂本龍馬が陸奥宗光を可愛がっていたこともあり手紙を宛てていますが、龍馬が亡くなる2日前にも陸奥宗光宛に手紙を送っています。龍馬は陸奥を自分の後継者になるべき人物だと考えていたのかも知れません。

明治維新以降を生きることができなかった龍馬ですが、その意志は陸奥宗光へと引き継がれ、新政府で龍馬が思っていたことを実現させていったように思います。

議会報告会
議会報告会

片桐章浩を応援する会主催の議会報告会を行いました。今年最初の今回が第52回目の開催となります。参加してくれている中にダイヤモンド婚を迎えた人がいて、議会報告を終えた後にみんなでお祝いをしました。ダイヤモンド婚をお祝いするのは初めてのことで、これまでの人生を聞くなど一緒にこの方の人生を楽しみました。

参加者同士の絆も深くなっているので報告会も深みを増し、楽しみは一緒にお祝いするので倍増しています。

今回の報告会のテーマは次の通りです。

  • 和歌山県長期総合計画について。
    中でもIR誘致の考え方、がん治療のための重粒子線治療施設の考え方について和歌山県内で起業してもらうための施策について、などを取り上げました。
  • 平成29年3月18日に開通する京奈和自動車道の紀北西道路について。
    開通に伴う利便性向上、企業立地の推進、物流の活性化などにつながることと、第二阪和国道との連携について。将来の第二国土軸形成についてまでを説明しました。
  • 和歌山市が大政奉還150周年記念プロジェクトに参加することとその意味について。
    参加者全員に大政奉還スタンプラリーのガイドブックを配布し、地元の観光振興を始め、参加している都市への観光を依頼しました。 また和歌山市が参加した大きな理由として郷土の偉人の陸奥宗光を取り上げ、その功績を説明すると共に、紀州藩が大政奉還に果たした役割についても説明しました。大政奉還の時代、紀州藩は決して傍観者ではなく、歴史的に意味のある行動を取っていることを伝えました。
  • 県民の代表としての地方議員の立ち位置について説明しました。

皆さんからの質問は以下の通りです。

  • IR法案の内容について教えて下さい。
  • 地方都市にカジノは必要なのでしょうか。カジノが立地した場合のメリットとデメリットについて。
  • 京奈和自動車道開通に伴う影響について。

以上のような内容の議会報告会となりました。議会報告会は午後7時に始めて午後9時30分に終えました。参加してくれた皆さんに感謝しています。今日の教訓として、挨拶は幸せの第一歩。そんなことも話し合いました。

その他
  • 待機児童と保育園についての相談に対応しました。
  • 若い人の就職について相談に応じました。この方は県外で仕事をしていますが、しっかりと実力と経験を蓄えてもらって、将来、和歌山市に戻って来て欲しいと思います。