活動報告・レポート
2017年1月23日(月)
情報とコミュニケーション
情報とコミュニケーション

和歌山市内の企業の幹部の方と情報とコミュニケーションについて意見交換を行いました。仕事に役立つような生きた情報を得るためには、日常からのコミュニケーションが必要だということです。これは取引先だけではなくて「職場においても同じです」という意見でした。この方は幹部職員ですが日頃から職場内を歩き、若い社員にも積極的に話し掛けています。

それは「最近は年長者から進んで話しかけないと、若い人から話しかけてくれないからです」と笑いながら話してくれたように、コミュニケーションはどちらから図るのかという問題ではなくて、気付いた人から図るべきだからです。

「社員であっても日頃から接しておかなければ、何かを依頼する時の姿勢が違ってきます。私達の若い時は上司の指示に従うのは当然のことでしたが、今は指示をして、この仕事の必要性や納期などを説明することが大切です。そのためには日頃からのコミュニケーションが必要だと思います」と話してくれました。

これは昔の仕事のやり方が良かっただとか、昔の職場が良かったという論議ではなく、現代社会がコミュニケーション不足社会であるという認識を持って対応しなければならないということです。「我々の若い時は指示されなくてもやった」という話は通用しないのです。

そのため時々、懇親会などを開催しているようです。当然のことですが、懇親会の真の目的はおいしいものを食べることではなくて、良好な人間関係を築くことにあります。知っている関係から、話が出来る関係に発展させることです。

「この上司は信頼できる」と思ってもらうのと、「この上司は信頼できない」と思われているのとでは、反応が違いますし、反応が違うとやる気に影響し、結果も違ってきます。信頼できる上司のいる職場は空気や成績が良くなり、そうでなければ職場の空気は停滞し成績は芳しくないものになります。

コミュニケーションを大切にしているこの方は、いつも笑顔で接してくれます。このように笑顔で接してくれる人であることがコミュニケーションを図るために大切なことだと思います。

そしてコミュニケーションを図ることが得られる情報にも関係してくるのです。情報は人から人へと伝達されます。「現代、情報はどこからでも得ることができます」と言う人がいるように、多くの情報はインターネットやSNSなどから、早く詳しく得ることができます。

しかし情報は得るだけでは活用できないことを意識しておく必要があります。情報で大切なことは「誰から得るか」です。その先につながる人からの情報であれは、その後に活用できる生きた情報となりますが、インターネットで得た情報は誰でも得られる情報なので自分固有のものではありません。その情報源に辿り着くことさえ難しいので、その後に展開していくことはありません。

つまり情報の発信元に近い人、その情報を基に実際に仕事ができる人からの情報でなければ意味は小さくなります。繰り返しますが、情報は誰から得るかが重要なのです。

ですから直接話ができる人をたくさん知っておくこと、情報に近い人を知っておくことが大切で、そのためには、やはり日頃のコミュニケーションが大切になってきます。

直接人から得られる情報と、コミュニケーションは仕事をしていく上で大切な武器になります。

その他
  • わくわくサークル事務局を訪問し、新年会の時の写真をいただきました。このサークルは歩くことで健康を維持することを目的としたウォーキングを行っています。季節ごとに歩く場所やコースを設定し楽しく健康づくりと仲間との会話を楽しんでいます。
  • 5分外にいるだけで身体が冷たくなるほどの寒さの中、某企業が行う新春恒例のぜんざいの振る舞いに参加させていただきました。ぜんざいと会話で心身ともに温かくなりました。