活動報告・レポート
2017年1月21日(土)
和歌山ライブハウス大作戦

新年の和歌山ライブハウス大作戦を開催しました。この活動は和歌山市を拠点として活動を行っているミュージシャンたちが音楽で地元和歌山市を元気にしようとするものです。具体的にはストリートライブやフリーペーパーの発刊、大作戦のCDの発売、そして誰でも気軽に参加できるライブなどを行い、一人でも多くの和歌山市の人にライブハウスに来てもらおうとするものです。

私達のグループでは、平成28年5月から毎月一回、和歌山市を拠点として活動しているミュージシャンを招いてライブを開催しています。昨年4月、東京から「ツト☆ケン」に和歌山市に来てもらったライブで、地元のミュージシャンにも出演してもらったことがきっかけです。

和歌山市のミュージシャンに少しでも多くのライブに出演する機会を提供することで実力を伸ばしてもらうこと、そして地元の皆さんに音楽を楽しんでもらうことを目指して、翌月の5月から毎月一回のライブを開催しているものです。

より広く呼びかけるためライブ会場は毎回変えて開催しています。本日はスペインバルを貸し切ってライブを行いました。今日のライブは静かな感じを取り入れた中にも熱気があり、新春を盛り上げる内容に仕上がりとても楽しかったと思います。和歌山市のミュージシャンたちの力を感じたライブとなりました。

ライブ開催の冒頭、ステージから挨拶をさせてもらいました。

皆さん、本日は和歌山ライブハウス大作戦にお越しいただき、ありがとうございます。ライブの開催に当たり一言挨拶をさせていただきます。私は和歌山県議会議員の片桐章浩と申しますので、よろしくお願いいたします。

この和歌山ライブハウス大作戦は、地元で活躍しているミュージシャンたちの集まりで、多くの人に音楽の楽しさを感じてもらい、楽しいと感じた人に本当のライブハウスに来てもらうことを目指した取り組みです。私達は昨年の5月から、今日出演の松本陽太君、ンダ君を中心にライブに出演してもらい、和歌山市の音楽シーンの盛り上げを図っています。今日のライブは松本陽太君、初登場の高校三年生のジャネットさん、そしてンダ君の順で登場してもらいます。皆さんのご声援をお願いいたします。

和歌山市を音楽でもっと元気に、もっと盛り上げたいと思っています。今日お越しいただいた皆さんと一緒に和歌山市を盛り上げたいと思います。今日のライブを最後まで楽しんで下さい。ありがとうございます。

挨拶に引き続いてライブを開始しました。出演してくれた三人とも熱気の感じる素敵なステージを展開してくれました。来場者の皆さんは満足感に浸ってくれて、寒い時期ですが熱気が会場の外にも溢れだすようでした。

ところで、出演したミュージシャンがステージで話してくれたことが印象に残りました。

「ライブは年齢や職業は全く関係がありません。同じ場所で同じ時間を一緒に楽しめるのです。この一分一秒を大切にしたいと思います。皆さん一人ひとりが違う人生、違う経験を重ねてきています。18歳の君は18歳のリアルな時を生きています。60歳の人も60歳のリアルな時を生きています。挨拶をしてくれた県議会議員の片桐さんもリアルな時を生きています。みんなそれぞれのリアルな時を生きているのですが、今日のこの時間はこのリアルを生きています。この時を一緒に楽しみましょう」というものです。

私達はこの時、この一瞬、自分のいる場所以外で生きることはできないのです。私はここにいるけれど、本当の私は大阪で生きているなんてことは絶対にありません。ご縁があって同じ時、同じ場所にいるのだから、この生きているリアルな瞬間を楽しみたいのです。

違う場所では生きられないし、今この瞬間において明日を生きることもできないのです。

だからこの時、この一瞬を生きているのです。

こんな気持ちで参加できたライブはとても楽しい時間となりました。

最後になりますが、ミュージシャンは歌詞を書く一行に命を賭けています。たった一行を書くことに命を賭けているのです。歌詞に自らの魂を吹き込んでいるからです。自らの魂を吹き込んだ歌詞でなければ自分の歌として歌うことは出来ないと思います。自分が妥協した音楽を歌っても聴いている人の心に響かないからです。仕上がった歌、人柄、会話、パフォーマンス、ステージ上での存在感、ソウルなどミュージシャンの持っている全てが聴く人に伝わるのです。来てくれた人にこれらの要素が伝わればライブは成功ですし、伝わらなければミュージシャンの負けだと思います。

今日のライブは言葉の通り生きていたと思います。