片桐章浩後援会役員会を開催しました。役員の皆さんに集まっていただき、最近の活動状況の報告、今年の活動方針などを説明させていただきました。
最近の活動報告は平成28年12月県議会における和歌山県長期総合計画の原案を中心に行いました。中でも高速道路の進捗状況、IRの現状、がん治療の考え方、若い起業家の育成などに関する説明を行いました。
また話題提供として、和歌山県とインド・マハラシュトラ州との経済交流について解説を加えました。経済交流の機会を持ったことを契機として和歌山県から同州に職員を派遣していますし、ある分野ではインドのIT技術を和歌山県に導入し、和歌山県発のビジネスプランとして研究を始めました。和歌山県から世界に向けたビジネスプランが発信される日が訪れることを期待している状況です。このように技術や新規ビジネスのアイデアは世界中にありますが、具体化させるためには開発者、組み合わせる企画力、資金力などが必要となります。和歌山県がこのことを理解し支援体制を取ってくれるようになったことは前進です。
これまでは県内にある技術を県内の人材によって商品開発や起業することを求めていました。和歌山県発のビジネスは1から10まで和歌山県の技術や素材を活用したものであることが前提となっていました。ところがコンテンツは和歌山県外にあるものが多く、もっと言えば国外に優れた技術があることが多いのです。活用が図れていない技術やアイデアに着目し、それらを組み合わせてビジネスにしようとする発想やアイデアを持っている人が起業できる支援が必要だと思います。
優れた技術や特許があっても具体化させて商品と言う形で社会に送り出すことが必要です。そこまで持って行かないと優れた技術も特許も眠ったままの状態で埋もれてしまうことになります。重要なことは活用されていない、または埋もれている技術や特許を発掘し、それをビジネスにつなげる発想力を持つ人材の登場なのです。和歌山県にいるそんな人材の後押しをすることが起業家育成であり人材の育成だと考えています。
インドのマハラシュトラ州との経済交流を契機としてインドの技術を活用した和歌山県発のビジネスが誕生しようとしています。数年前に話し合ったことが具体化できる段階にまで辿り着きました。こんな活動が嬉しいことですし、紹介できることを嬉しく思います。
もう一つはインバウンド観光客をビジネスにつなげている事例を紹介します。和歌山県でも外国人観光客が増加していますが、飲食業界はこれらのお客さんを取り込むことが課題です。売り上げを維持していく、伸ばすためには外国人新観光客に食べに来てもらう仕組みが必要です。
そのために実施すべきことは簡単なことですが、英語や中国語で表記されたメニューや案内板の設置です。日本語のメニューは外国人観光客に理解できませんから、安心して来てくれない状況になっています。
そこで日本政策投資銀行が、飲食業界向けに外国語のメニューや案内板を設置する費用を融資してくれることになりました。小さな取り組みかも知れませんが、大きな挑戦だと思います。チャンスがあるのに挑まない姿勢ではなくて、チャンスがあるから挑戦する姿勢が生まれつつあります。インバウンド観光客を利益につなげる和歌山県飲食業界の挑戦が始まろうとしています。これも大きな変化だと考えて支援しています。
以上のような活動報告などを行い、情報共有をいたしました。また今年の後援会活動についても提案を行い、役員の皆さんの理解を得ました。
- 夕方からは同級生の主催する懇親会に参加しました。今年最初の定例会で、皆さんとの時間を楽しみました。
- 津秦自治会主催のぜんざいを食する会合に参加しました。役員を始めとする皆さんと懇談し、今春に研修会を開催することを決定しました。早速、企画を練ることにしています。