活動報告・レポート
2017年1月9日(祝・月)
高度医療
高度医療

会合で議会報告書を渡したところ、この新春号に掲載していた重粒子線治療に関する提言に関する意見をいただきました。

「重粒子線治療設備は和歌山県にとって是非必要な施設です。是非、設置してくれることを期待しています。私が兵庫県の重粒子線治療施設を訪問したのは8年ぐらい前のことだと思います。この先端医療は和歌山県が必要とするものだと思いました。がんの発症率が高い和歌山県ですから、他の県よりも先に設置しなければならないと思います。今では後れを取っていますが、まだ追いつけるチャンスはあります。一刻も早く重粒子線治療施設を和歌山県に持ってきて下さい。和歌山県民は大いに期待していますから」という意見です。

僕は昨年、神奈川県にある重粒子線治療施設を視察してきましたが、神奈川県の取り組みを羨ましく思ったものです。他の県から神奈川県までがん治療に訪れる環境が整っているからです。これが、がん治療の先進県の姿であり、本気でがん死亡率を減少させようとする県の姿勢だと思ったからです。

兵庫県に続いて近々、大阪府でも重粒子線治療施設がオープンする予定ですから、関西域内でも和歌山県は後れを取ることになります。がんは予防が大切ですが、がんになった時に治療するための高度医療施設も必要です。がん患者に希望を持ってもらえる高度医療施設があれば、皆さんの安心感は増します。

現在、がん治療のため首都圏や兵庫県に出掛けている人が多いと聞きました。「できるなら近くで治療したいと思っています」と話してくれますが、「和歌山県に治療できる施設が欲しい」という意見です。

「私達の要望を県議会で、特別委員会で取り上げてくれていることを嬉しく思います。和歌山県は暮しには良いところだと思っています。ただ病気になった時に必要となる高度医療の提供を受けられるという安心感が不足していると感じています。重粒子線治療施設の設置は中々、難しい問題だと思いますが、継続して取り上げて欲しいと思います」と、がん治療を続ける人の思いを託してくれました。

最後に「片桐さんが議会報告書で私達に重粒子線治療のことを伝えてくれることを嬉しく思います」と話してくれました。

歴史の先生

教師の友人から嬉しい話を聞きました。「私が歴史を好きなのは中学校の時にY先生から歴史を習ったからなのです」という話です。先生の歴史の授業が楽しくて歴史や勉強が好きになり、そして教師になった。そんな素敵な現実があることを嬉しく思います。

そしてそんな素敵なY先生は、僕もおつきあいをさせてもらっている大好きな先生なので驚きました。友人は「先生の歴史の授業では少し話題が逸れるのですが、そのことが今でも印象に残っています」と伝えてくれました。教科書通りだと面白くないので、隠れたエピソードを付け加えて解説してくれることで興味が湧き記憶に残ります。そんな中学校の時の記憶は大人になっても残り、社会人として役立っているのです。

このように優れた一人の教師が一人の生徒の将来の行く道に影響を与えることがあるのです。Y先生は優しいのですが時には厳しかったようで、「知らず知らずに、その授業スタイルを真似ているようだ」と話してくれました。そして嬉しい教育者の循環があることを嬉しく聞かせてもらいました。

教師が生徒に影響を与えて成長させ、大人は子どもに影響を与え成長させてきます。そんな当たり前のことが自然に行なわれている社会を凄いと思います。

宵戎

津秦天満宮の宵戎に行ってきました。寒い中でしたが、皆さんが迎えてくれ懇談をすることができました。地元として貴志川線の問題が話題となりました。貴志川線があることで津秦の利便性が図られていることや、もっと皆さんに呼び掛けて利用促進することなどを話し合いました。

和歌山電鐵は心ある経営をしている会社で、その気持ちは伝わってきているので、地元として利用することで共存を図ることに関しても話し合いました。