活動報告・レポート
2017年1月1日(日)
1月1日

新年おめでとうございます。新しい希望の年がスタートしました。何も書かれていない新しい1ページを迎えられる喜びに感謝したくなります。平成29年が私達にとって幸せな一年になることを心からお祈りしています。

さて年末に買っていた原田マハさんの「総理の夫」を読みました。一気に読み終えるほど感動した内容の本でした。今から少し先の未来、日本に初めての女性総理大臣が誕生します。それが相馬凛子総理です。総理大臣就任の日の施政方針演説の冒頭部分が素晴らしいのです。

主人公の相馬凛子総理大臣の施政方針演説で語っていた次の台詞のような社会を実現したいと思いました。

新しい年を、どこで、どんなふうに迎えたのでしょうか。家庭で、ふるさとで。職場で、旅先で。家族と、友人と、親しい誰かと、愛する人と、あるいはひとりで。国民の皆さん、ひとりひとりが、それぞれに、それぞれの新年を迎えたことでしょう。

あなたのところにやってきた年は、これから、どんな年になりそうですか。それが誰にとっても心弾む、希望あふれる、平和な年であってほしい。幸せな年であってほしい。国政を預かる立場になったいま、私は、そればかりを願っています。幸せな一年であるためには、幸せな毎日を重ねていくことが必要です。国民の皆さん、ひとりひとりが、あまねく幸せな毎日を重ねていくために、皆さんの一日一日を、私は、責任を持って支えていきたい。それこそが私に課せられた使命であると考えています。

日本で初の女性総理大臣となった相馬総理の施政方針演説の冒頭の部分です。政治とは関係のない導入のくだりですが、この言葉にわが国の、そして私達の幸せが集約されていると思います。

この中でも特に、「幸せな一年であるためには、幸せな毎日を重ねていくことが必要です」という部分が重要です。億という宝くじに当たるような大きな幸運が突然訪れることはありません。大きな幸運を望んで待っていても、そんなものは訪れないと思うべきです。自分が行動しなければ幸運は訪れないと思うべきです。

それよりも毎日が幸せであることが大切です。幸せな毎日が訪れていること。それが最大の幸せの姿です。小さな幸せが毎日訪れてくれることに感謝できる心を持っていることが幸せな一年につながります。一年の終わりの12月31日に、今年一年が幸せな一年だったと思うためには、1月1日から幸せな日を重ねていくことが必要なのです。

12月31日に幸せな出来事が起きたとしても、それまでの日々の中で幸せを感じていなければ、心の底から幸せな一年だったと思えないのです。1年365日、それぞれの一日の中に幸せが宿っていること。それが幸せな一年の条件です。

幸せは一日で成り立つものではありません。どれだけ多く幸せを感じる日を持っているかどうかが大事なことです。特別な出来事が起きる日はそれほど多くありません。当たり前と思う日の中でどれだけ多くの幸せの種を感じることができるか。幸せの種は一日の中に存在していますから、その種を見つけて咲かせることです。咲かせることは難しいことではありません。幸せの花を咲かせるのは心の中ですから、幸せを感じられる心を持っているだけで良いのです。幸せを感じる心を持っている人が、幸せの花を咲かせることができるのです。

さぁ、今年は幸せの種を見つけ咲かせられる心を持ちましょう。今日一日、明日の一日、小さな幸せを感じ、それを続けることにしましょう。平成29年の終わり、きっと幸せな一年だったと振り返ることができます。今日から幸せを感じることが出来たら、12月末には365の幸せが心に貯金されていることになります。

平成29年の目標は「幸せな毎日を過ごす」ことです。