本日は建設委員会が開催されました。道路の整備状況ついては次の通りです。
紀勢自動車道「田辺〜すさみ間」と那智勝浦道路、京奈和自動車道「紀の川から岩出根来間」などの高規格道路が開通したことにより、県内観光客数が過去最高を記録しています。本年度は第二阪和国道の開通が予定されていることから京阪神とのアクセスが向上することになります。これらの道路の開通に伴う観光振興と企業立地の促進に波及することを期待しています。
また道路整備を促進させるため、京奈和自動車道路の第二阪和国道への延伸や京奈和関空連絡道路を次のプロジェクトと位置づけを行い、構想の実現に向けた取り組みを開始しています。
まだ近畿自動車道紀勢線「有田から田辺間」の4車線化については、有田から御坊間においてトンネル工事を行っているところで、平成28年6月に事業化している御坊から印南間と併せて、平成33年度の完成を目指し事業を進めています。
続いて和歌山市の都市再生に関しては、南海和歌山市駅活性化構想やターミナル駅、県庁周辺の拠点エリアの活性化を始めとする立地適正化計画の策定を支援しているところであり、計画的なまちづくりを行うことにしています。
建設委員会における僕の質問は次の通りです。
具体的には海南市の大坪川の浸水対策の状況について確認します。過去、平成26年8月9日に到来した台風11号の影響で室山地区、岡田地区に大規模な床下浸水が発生しました。
地元に聞いたところ、2年から3年に一度の間隔で浸水が発生しているようです。この地域における浸水対策については地元から海南市と和歌山県に要望が来ていると思いますので対策を進めていると思います。
これらの地域の生活の安全のために、大坪川の氾濫防止のための対策についてお聞かせ下さい。
和歌山県では強力に空き家対策を進めてくれていますし、和歌山市では課を設けて対応してくれています。しかし所有者不明や不在の空き家対策については、例えば、所有者が県外にいて連絡が取れない場合などは対応が困難な状況であり、空き家の近隣の皆さんは倒壊などの危険性を感じ困っています。そんな場合の空き家の管理の適正依頼や、倒壊の危険性がある場合の撤去勧告などの状況と手順をお示し下さい。
また特定空き家になっている空き家の行政指導の対応についてもお示し下さい。和歌山県の空き家率は18.1パーセントであり、和歌山市では15.8パーセントもあります。街の空洞化は空き家が増加していることから拡大していることからも、空き家対策は市町と連携して取り組みを行うことを要望します。
全国的に最近、通学途中の児童に自動車が追突する事故が増えているようです。高齢者の運転の是非の問題がありますが、防止するためには通学路のハード面での安全対策が必要です。しかし学校付近には歩道が設置されていない箇所が多いように思います。歩道の設置や歩道のない道路の歩行の安全確保のための取り組みについて聞かせて下さい。
過去、平成24年には大々的に通学路の安全確認を行い、安全対策を行ったことがあります。相当、改善されていると思いますが、昨今の高齢者の運転による通学路での事故を踏まえて通学路を確認すると、新たな危険箇所が出てきています。安全確保の視点から通学路の整備を加速度的に実施して欲しいことを要望します。
以上のよう質疑と議論を行った後、議案の採決を行いました。その結果、提案された議案は全て可決されました。
また建設委員会として「紀伊山地における国直轄による大規模土砂災害対策事業の強力な推進を求める意見書案」の提案を行うことを可決しました。
デザイナーの事務所は独特の空気を感じます。紹介を受け事務所を訪問したところ、ゆったりとした雰囲気の中に緊張感のある、とても気持ちの良い空気の中で話し合いました。
事務所のセンスも良いのですが室内、事務機器、配列などセンスの塊のような事務所でした。このデザイナーは人のデザインも手掛けている方で、外観と内面の両方から人を磨いていく手法を取っているようです。モノのデザインと共に人のデザインも行うという表現の難しいクリエイティブな仕事をしているのです。
誰でもSNSを使っている現代、人もモノもイメージはとても大切です。イメージが良ければその製品や人物の中身に入っていきますが、イメージがたいしたことなければ、そこから先に進みません。イメージは写真、映像、色、ページの構成などによって創られますが、トータルの表現力が大切だと思います。センスとは文字で表現することが難しいものであり、文字と同等の訴える力を持っています。
製品の場合、デザインは直接機能に関係ありませんが、商品価値を決定する力を持って居ます。機能が良くてもセンスが悪ければ売れませんから、市場価値はないと言えます。逆に機能が月並みでもデザインが良くて売れるものであれば、市場価値があると言えるのです。
人も同じで、例え能力があっても外観がコーディネートされていなければ仕事の依頼が来ないことがあります。ビジネスパーソンの場合、仕事の能力に加え外面と内面から人物を感じてもらえるセンスが必要だと思います。
専門知識や技能は勿論必要ですが、センスは社会で評価されるために必要な力です。スーツのコーディネート、スタイル、表情、歩き方などをトータルしてセンスという塊になります。
政治家でいうと、選挙区以外のところで議会報告や活動をしても直接影響はありませんが、もし選挙区外の活動が評価されたなら選挙区にも評判が及ぶので、支えてくれる見えない力になります。
センスも同じようなもので、センスが良い人は潜在意識の中に自信が組み込まれ、ビジネススキルの幅を広げることになると思います。
先日、和歌山市で開催された「美の種」というイベントを観てきました。芸術家が美しさや優れたセンスを表現したイベントですが、今、このライブの感動を言葉で伝えることはできません。その時の活動報告には感想と共に感じたことを言葉で記していますが、その時だけ表現できる言葉を使っています。その時の感動は、その時に宿った言葉でないと表現できないのです。今、「美の種の感想を書いて下さい」と言われても、書けないのです。つまりセンスとは、その瞬間に表現される表情であり、美であり、言葉であり、空気なのです。
このクリエイティブな空気を「これだ」という言葉で伝えることはできませんが、今日だから何となく表現ができると思います。明日になれば、このクリエイティブな空気と会話の内容を的確に表現することは難しいと思います。それほど繊細で、人によって感じ方が違うものがセンスだと思います。そして、その繊細な瞬間の時間をできるだけ長引かせて人に注目してもらえることがセンスだと思うのです。
僕が事務所で感じた空気を同じように感じる人はいないと思いますし、この事務所の空気は人によって違った感じ方があると思います。つかみきれない瞬間を秒や分に引き伸ばし、自分と同じ空気を人に感じてもらえることがセンスであり、それぞれの人が持っているセンスを引き出すのがデザイナーなのです。
感性の鋭いデザイナーと心地良い空気と時間を共有できたことを嬉しく思っています。
年末恒例のライオンズクラブ家族例会に出席しました。今年最後の例会は簡単な報告事項を行った後、懇親会へと場面を移しました。会の途中、会長がサンタクロースに扮して子ども達にクリスマスプレゼントを渡す場面があり、和やかに会は進行していきました。
今年の締めくくりとなる例会を皆さんと一緒に楽しみました。