活動報告・レポート
2016年12月14日(水)
一般質問四日目
一般質問四日目

一般質問も最終日を迎え、本日は教育に関する質疑が熱心に交わされました。応其小学校の取り組みの紹介があり、他に展開できる内容だと思いました。

ここでの教育は「わかる、できる、のびる」を目指しています。学習は復習をしっかりとするしくみを作っているのが特徴です。「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。これは学習したことがどれぐらいで忘れてしまうかを示した曲線です。学校で習ったことは1日経過すると74パーセントの内容を忘れてしまうということです。ですから復習がとても大事で、復習をすることにより習ったことを記憶として定着させていくのです。

復習をしなければ習ったことは瞬く間に忘れていきますが、復習をすることで学習内容が定着していくことに着目しています。

そこで家庭で復習をするために「生活リズムチェック」のしくみを作り、復習の習慣づける取り組みを行っています。低学年の生徒に対しては、その日、学習したことの内容を記したプリントを配布し、繰り返して学習できるようにしています。高学年の生徒に対しては、その日に学習したことを思い出しながらノートに書くこと、まとめる自主学習を課題にしています。このように、習ったことは復習を繰り返すことで学習効果を定着させているのです。

この復習と生活のリズム作りはどこでも実践できるものであり、この小学校では成績の平均値が向上していることから、他の学校にも展開することの提言がありました。小学校の成績が上がると地域の方々が「応其小学校の生徒は頑張っている」と思ってくれて、地域全体が応援する雰囲気になってきたようです。生徒、先生、学校が頑張っている姿を見て地域のみんなが応援したくなっていると話してくれました。

その通りで、人は頑張っている人を応援したくなります。逆に頑張っていない人のことは応援してくれないのです。応援団が少ないと思ったら、「自分はまだ頑張りが足りない」と思うことも必要だと思いました。小学校教育の議論でしたが、教育だけではなくて、社会人としての行動にも適合することだと思います。

応其小学校の取り組みを事例として、とても良い内容の議論が繰り広げられました。

その他、今日の一般質問では教育長が登壇する機会が多く、そして教育長の答弁は真摯で、議場で教育議論が熱く交わされました。明日から委員会、特別委員会での議案の審議に入ります。

ロードサイド店

和歌山市内では次々に新しい道路が供用開始されています。道路が完成するとロードサイドには新しい店舗が建ち並び始めます。和歌山市神前には今日からスターバックスが開店し、多くのお客さんで賑わっています。道路が完成すると新しいお店が出店し人が交流するスペースになることが分かります。

ロードサイド店は広い道路沿いで間口が広い場所や交差点などが出店候補地になるようです。地域の賑わいと交流を支えているのがロードサイド店で、市街が郊外に拡大するなどの賛否はありますが、今ではもう日本の文化にマッチしていると思います。

ロードサイド店を出店している関係者と話をして、そんなことを思いました。

懇親会

夕方からは懇親会に参加しました。葵会の役員会の懇親会で、人生の先輩方と楽しい時間を過ごさせてもらいました。この場でたくさんの励ましをいただきました。

「議会などの発言を聞いていると言葉の使い方、語彙などのレベルが高く、知事さんと質の高い議論をしていると感じています。片桐さんの質疑を観ていると県議会も楽しいと感じます」。

「議会のある時はテレビ和歌山の県議会便りを観て応援しています。またホームページも見ていますが、県政のことや日常の活動の様子がよく分かります。質の高い活動をしてくれていることを嬉しく、頼もしく思っています」。

「市議会の時も知っていますが、県議会の方が似合っていますね。県政のレベルをもっと高めてくれることを期待しています」。

「いつも登壇する時を楽しみに待っています。今回は登壇しないことが寂しいのですが、たまにはゆっくりして下さい。私達ももっと応援をして押し上げたいと思っています」。

「一般質問の議事録を見ていますが、知事と質の高い議論を交わしていると思います。議論の内容を読むとレベルが分かりますから、質の高い論戦をしているなぁと感じています。期待通りの人材だと誇りに思っています」。

皆さんからたくさんのお褒めの言葉をいただき、恐縮しながらも感謝しています。