県議会一般質問は三日目を迎えました。和歌山県の土地が外国人に買われていないかの質問に対しては、「和歌山県で外国人に土地が購入されている事例はない」という答弁がありました。
また現在の子ども達が大人になる10年後から20年後の仕事は、現在、存在していない仕事が70パーセントもある。そんな議論がありました。多くの子ども達が現在、存在していない仕事に就労することになる未来があるようです。信じられないことですが、現在でも今から20年前に存在していなかった仕事が存在していますから、未来は現在の私達が創り続けている過程であり、まだ存在していない仕事が生まれることは自然です。
子ども達が「この仕事に就きたい」と思うような、やりがいと誇りを持てる仕事の基礎の創っていきたいと思います。
また和歌山県議会観光振興議員連盟が開催されました。平成29年2月8日と9日の二日間、同議員連盟主催の「大使観光フォーラムin白浜」を開催することになりました。これはアジアの駐日大使を対象とした観光イベントで、和歌山県を代表する白浜町と高野山への観光案内を予定しています。
アジア各国の大使に和歌山県に来ていただき、観光地としての和歌山県の魅力を感じてもらいたいと考えています。和歌山県では白浜空港の国際線化を目指していますから、今後はアジア各国との観光交流機会が増加することになります。この機会を好機と捉えて、アジア向けの観光行政に力を注いでいきます。
有識者の方と懇談した時の話です、「以前は和歌山県のことを自虐的に批判する人が多かったけれど、最近は少なくなりました。中でも若い人たちに和歌山県を活性化させようと考えて、行動している人が増え始めています。和歌山県のことを批判するのではなくて、自分たちの県を活性化させようと思っていることは、未来に期待が持てると思います。後はリーダーが登場してくれること願っています」と最近の和歌山県は元気になる素地が出てきていることを伝えてくれました。
確かに以前は「和歌山県は遅れている」だとか「和歌山県には何もない」など批判的な感想を言う人が多かったように思いますが、最近は「自分たちの街を元気にしよう」と行動している人が増えています。後は全国に届くような発信力があれば、もっと活気が生まれると思います。
この方は「街づくりは行政だけが担うものではなく、民間や地域の人が主体的に行うことが必要です。和歌山県が遅れているとすれば、それは行政だけの責任ではないと思いますよ。どの地域でも地域のことを主体的に考えて行動している人たちがいますから」と付け加えてくれました。
街は地域全体で築くもの。当たり前のことのように思いますが、行うことは難しくこの感想が新鮮に響きました。
また「以前は首都圏に行くと『和歌山県ってどこにあるのですか』という質問が時々あり、和歌山県がどこに位置しているか分かってもらえていませんでした。最近は『高野山のある県です』と言うことにしています。高野山と言うと和歌山県の場所を認識してもらえるので、和歌山県にとって世界遺産の熊野古道や高野山の存在も大きいと思います」と話してくれました。
少しずつですが和歌山県の認識度合いが高まっているように感じました。