活動報告・レポート
2016年12月12日(月)
一般質問二日目
一般質問二日目

県議会定例会は一般質問の二日目に入りました。本日も熱い議論が繰り広げられました。

今日の議論で知ったのですが、日本ユネスコ協会が実施している活動の中に未来遺産というものがあるようです。日本ユネスコ協会は、未来遺産に関して次のように紹介しています。

100年後の子どもたちに長い歴史と伝統のもとで豊かに培われてきた地域の文化・自然遺産を伝えるための運動です。

民間ユネスコ運動は、ユネスコ憲章の精神に則り、戦争に反対し、豊かで魅力的な地域づくりに貢献することによって社会の安定と発展を願い、それがひいては世界平和につながることを目指して活動しています。

しかし、グローバル化が世界規模で加速する中、より緊密な地球社会が実現する一方で、テロや世界的経済不況などの亀裂も入り、明るい未来への展望が失われつつあります。日本の地域社会も過疎化や少子高齢化の波に見舞われ、元気をなくしかけています。何よりも、長い歴史を超えて引き継がれてきた豊かな文化・自然遺産が急速に損なわれ、継承の危機に瀕しているものも数多くあります。

「未来遺産運動」は、長い歴史を超えて人々が紡ぎ続けてきた文化遺産や、自然とともに生きる知恵や工夫の中でつくりあげてきた自然遺産という豊かな贈り物に光を当て、それらを未来に伝えていこうという人々の意欲を活性化させることによって時代を切り拓いていくことを目的としています。

この未来遺産が本日の県議会一般質問で取り上げられました。これは世界農業遺産や世界遺産に続いて、和歌山県の誇りになる取り組みを未来遺産として登録申請したらどうかという提言でした。和歌山県にはアカウミガメの産卵地があり、それを守っている地元の方の長年にわたる活動があります。この産卵地と取り組みを未来遺産として残そうというものです。

自然環境を守ること、アカウミガメを守ることは、とても大事な視点だと思いますし、この議論を聞いてアカウミガメの産卵地が未来遺産に登録されること応援したいと思いました。

英語教育

また英語教育についての質疑も交わされました。和歌山県として英語教育に力を入れていくという答弁でした。英語教育を重点的に取り組むことに関しては全く同感です。

そこで英語教育に関して県外の方と話をしたところ、「ほとんどの子ども達は小学校から英語を習っています。小学校から英語教育を実施してくれることになっていますが、それだけでは身につかないと思っているからです。子どもには最低限、英語力が必要なので、この辺りではみんな習っていますよ」と話してくれました。

現在の子ども達にとって、将来活躍するには英語は必須条件です。もう国内だけで勝負する時代ではなくなっていますが、将来はもっと世界が相手になり、世界が舞台になっていると思います。

ビジネスでもスポーツでも文化でも、世界が舞台になっていると思います。かつてスポーツの指導者と話をしたことがあります。その時、その指導者は「日本人選手が世界の舞台で実力を発揮できなかったのは語学ができなかったからです」と答えてくれました。

国際大会ではコーチや審判も英語が使用されることになります。英語ができなければその雰囲気に呑まれてしまうようです。またルールや判定に関しての確認する場合も英語になりますから、英語力がなければ確認できないことや「聞くことを躊躇う」など外国人選手と比較して不利な状況で戦っていたそうです。

しかし最近の若い選手が国際大会で好成績を収めているのは英語力の強化と英語圏で生活をする環境が整ってきているからだと言います。国際大会の雰囲気に飲み込まれない資質を持っていることも好成績を収めている要因だと思います。

このように世界の舞台で戦うためには技術力や精神力と共に語学力が必要な時代に突入しています。和歌山県の子ども達が将来、どの道に進むにしてもその分野で不利益を被らないためにも英語力を身につけられる英語教育の実施をお願いしたいところです。

その他
  • マスコミ関係の皆さんを訪問しました。全ての社が快く迎えてくれて、お忙しい中、十分な時間を確保して懇談してくれました。マスコミの方から「日頃からのお付き合いをしてもらっていますから」と嬉しいメッセージをいただきました。
  • 夕方からは懇親会を開催しました。応援してくれている皆さんとの懇親会は楽しい時間となりました。今と将来に期待してもらえることは嬉しいことです。