今朝、昨日の懇親会に参加してくれた方から電話をいただきました。「新しい仲間が加わり活気があり、とても楽しい懇親会でした。楽しい時間を過ごすことができて嬉しく思います。もっと仲間を増やしていきましょう」と昨日の感想を伝えてくれました。
他にも「ありがとう」の声をいただきました。皆さんに感謝しています。
若いミュージシャンを応援するために毎月一度「月一会」を開催していますが、今年最後の月一会を開催しました。本日はライブハウス「ビンテージ」で4組に出演してもらって和歌山市の夜を盛り上げました。松本陽太さん、THE ZIP、イオリンクス、そしてガルウイングスの4組です。今日のライブは「月一会」主催の中で、今年最高の盛り上がりを見せてくれました。
ミュージシャンとお客さんの一体感が感じられ、この会場の空気こそライブだと思います。心地よいリズムと大きめの音響が響きました。
ライブは午後7時から10時30分までで、終了後、出演者の皆さんと打ち上げを行いました。ガルウイングスのボーカル「ンダ」さんと隣の席で今日のライブの話を交わしました。演奏は言うまでもないのですが、トークが素晴らしいので尋ねてみました。
彼は「トークは上手な人の演説などを聞いて勉強しています。政治家の演説も参考にしています。話の流れや盛り上げ方など参考になります」と話してくれました。
ライブのトークで特に感心したことが二つありました。
一つは、「今日、同じエレベータに乗って、同じ会場に来て、同じライブを楽しむことになっています。これはご縁があるということです。こんなご縁があるのは世界でここだけですから、今夜は同じライブで世界一の時間を創り上げましょう」という主旨のトークです。キーワードは「ご縁と世界一」ですから、これはライブだけではなくて演説や講演でも同じものだと思います。ミュージシャンがこんな台詞を使ってくれるのですから、会場との一体感が醸成されます。
もうひとつが「ライブは俺の心を見せているんです。心の中の世界を見てもらっているのだから、みんなは俺の心が分かっていると思います。俺の心の中を楽しんで下さい」という台詞です。とても素敵な台詞だと思います。これもライブだけで通用するものではなくて、演説や講演でも使える台詞です。
最後にもうひとつ。「俺はこの時間をみんなと楽しむために本気で演奏し歌っています。本気で歌っているのでみんなも乗って下さい」という台詞です。本気で歌うことが会場との一体感を創り出します。本気で歌うからお客さんも本気になるのです。今日のライブ会場の熱気が凄かったのは、本気とそれに応える本気が重なり合ったからです。
このようにボーカルの「ンダ」さんの台詞には力がありました。僕が前述の3つのポイントと共に「トークが音楽の力を高めていましたね。音楽も軽快でテンポが良いのですが、トークも軽快で心に届きました」と伝えました。「ンダ」さんは「政治家の片桐さんからトークを褒めてもらえることは嬉しいことです。自信になります」と話してくれました。
ガルウイングスの音楽を初めて聴いた時から親しみを感じていたのですが、何度もライブに参加して、音楽を聴いて話をするともっと親しみが湧いてきます。今日、話して、政治家などの演説を研究していること、トークのストーリーを書いて流れを作って自分のものとしてライブで伝えていることなど、事前準備を大事にしていることを知りました。どの世界でも勉強熱心で事前準備を怠らない人が支持されると思いました。
打ち上げの最後に一人の支援者が「みんなを応援しているのは、僕達がやりたくてもできないような挑戦をしているからです。もう僕達ができない、メジャーや武道館でのライブに挑戦するみんなを応援しているのです」と話していました。このことは共感できる思いです。人は夢を見ている人を応援したくなるものです。