活動報告・レポート
2016年12月9日(金)
県議会開会
観光業の課題

観光事業についての課題を教えてもらいました。観光事業は華やかですが観光地の人でホテルなどに就労を希望する人は「少ない」と話してくれました。理由は賃金が低いことです。賃金が低く賞与がないホテルがあるようで、地元の若い人たちには観光業界は人気がないということです。できれば製造業などに就職したい希望があるようですが、観光地には製造業が少ないことから人口の流出が止まらないという構図になっているようです。

そのため観光地にも製造業が必要であり、分け隔てなく進出を検討している企業があれば業種に関係なくそれらの産業を受け入れることも大切だと話してくれました。「あれはイヤこれはダメ」と言っているようでは、地域の衰退に歯止めがからないということです。

現状で伸びている市や町であれば現状維持で良いとしても、そんな市や町は少ないので地方自治体としては進出の可能性のある企業があれば受け入れを考えたいところです。

県議会開会

平成28年12月県議会が開会しました。今年最後の県議会定例会は、今日から12月20日までの会期で開催されます。毎年のことですが、12月議会を迎えると一年がとても早いと感じます。

さて本年度作成中の和歌山県長期総合計画原案が示されました。この計画は平成29年度から平成38年度までの10年間の間に和歌山県のあるべき姿を目指す計画ですから和歌山県の10年後の目標となるものです。

この議会で示された原案の議論を行い、議論に基づいての修正などを経て、平成29年3月議会で結論を出すことになります。

長期総合計画に関しては会派からも提言を行っていて、それらの意見が反映されているか、市町村からの意見が反映されているかなどの観点で見直したいと考えています。この議会の12月16日に予定している行政改革・基本計画等に関する特別委員会で議論される予定です。

僕も特別委員会委員として長期計画の審議に参画しています。その関係もあり、これまでの議会報告会で長期計画の素案を参加者に示して質疑応答や意見交換をしてきましたが、いよいよ最終局面となりました。私達が目指すべき目標となるものですからも将来に希望が持て、「やってやろう」、「やってみよう」と思えるような長期計画に仕上げたいものです。

和歌山県長期総合計画の目指すべき姿の骨格は次のとおりです。

テーマは、『「世界とつながる 愛着ある元気な和歌山」〜 県民みんなが楽しく暮らすために 〜』としています。

  • 県民みんなが、故郷に愛着と誇りを持ち、楽しく快適に暮らし、元気に活躍している姿
  • 和歌山と交流・関係する多くの人々が、和歌山に愛着を持っている姿
  • 和歌山の魅力ある産業や文化が、世界と直接つながり注目されている姿
をめざすものであり、次の5つの分野の将来像で構成されています。
  • 将来像1 未来を拓くひとを育む和歌山
  • 将来像2 たくましい産業を創造する和歌山
  • 将来像3 安全・安心で、尊い命を守る和歌山
  • 将来像4 暮らしやすさを高める和歌山
  • 将来像5 魅力のある地域を創造する和歌山

この長期総合計画が策定された後は、それぞれの項目を実現するための取り組みを進めていくことになります。

懇親会

後援会の懇親会を行いました。友人のお店で借り切って開催し、役員の皆さんと楽しい時間を過ごしました。それぞれ「良いメンバーが集まりましたね」、「新しいメンバーも加わって賑やかになりました」など感想を聞かせてくれました。時間は平成28年から平成29年へと向かっています。