活動報告・レポート
2016年12月6日(火)
薬学部
薬学部
和歌山県立医科大学に薬学部が開設されることが決定しています。予定地は現在の伏虎中学校のある場所で、平成33年4月に開学する計画となっています。薬学部の現状などについて薬学博士から教えてもらいました。以下、話の内容から一部を抜粋します。
和歌山県に薬学部を開設することに期待しています。紀伊半島に薬学部がないことから若い人材の県外流出が続いていますが、和歌山県立医大に薬学部が設置されると間違いなく多くの人材が集まります。予想では入試倍率が5倍程度となっていますが、倍率は10倍を超えると思います。
また公立大学の薬学部ですからレベルは高くなると思います。国立大学では偏差値が70を超える学生が集まる薬学部がありますから、和歌山県立医科大学の薬学部は初年度から偏差値70ぐらいの生徒が集まると思います。新しい薬学部だからと言って人材が集まらないことはないので、しっかりと育てる教授陣とカリキュラムを作ることが大切です。
また公立大学の薬学部ですからレベルは高くなると思います。国立大学では偏差値が70を超える学生が集まる薬学部がありますから、和歌山県立医科大学の薬学部は初年度から偏差値70ぐらいの生徒が集まると思います。新しい薬学部だからと言って人材が集まらないことはないので、しっかりと育てる教授陣とカリキュラムを作ることが大切です。
薬学部には4年制と6年制のコースがありますが、薬剤師を養成するためには6年制コースを中心にする必要があります。新設学部なので6年制コースを中心に設置することを考えてみたいところです。岐阜薬科大学では平成29年度から6年制コースだけになるようなのでこの大学の薬学部は時代の先端を走っています。国立大学だと4年制のコースをなくすには国の認可が難しいのですが、公立であれば国の認可と比較すれば変更は容易です。新しく薬学部設置するのであれば、最初から理想の学部を目指したいところです。
計画が決まったのが平成28年度で開学が平成33年度、6年制の場合は平成39年度に卒業生が出ますが、大学院に進学する生徒がいるので更に2年を加えて平成41年度に人材が社会に出ることになります。これから13年後を見据えた人材育成のカリキュラムなどの教育計画の策定が重要になります。最低でも13年間を一貫して指導、監視できる人の存在が不可欠です。教授陣には最初から人材を揃えることが大切なことで、他大学の薬学部と連携を図ることが重要となります。
和歌山県にも無医村地域や医師が不足している地域があります。そんな地域に薬局があれば頼りになります。地域医療が必要とされる時代において薬剤師の役割は重要になってきます。医師と薬剤師が連携できるしくみを和歌山県立医科大学が作るべきだということです。
先端医療と地域医療、創薬に貢献できるのが新しい時代の薬学部であり人材です。研究者としての視点を持った薬剤師が地域で活躍する時代になっています。
先端医療と地域医療、創薬に貢献できるのが新しい時代の薬学部であり人材です。研究者としての視点を持った薬剤師が地域で活躍する時代になっています。
薬学部の卒業生の就職先は、薬品メーカーだけではなく化粧品会社、美容関係の会社や化学会社など基礎研究をする会社が欲しています。和歌山県であれば花王、新日鐵住金なども薬学部卒業生を求めることになりそうです。
薬学博士から貴重な意見を聞かせてもらいました。薬学部に関する調査を継続したいと考えています。
岩出市長との懇談会
岩出市の中芝市長を始めとする幹部職員の皆さんと市政懇談会を行いました。岩出市長から市政で重点的に取り組んでいることや財政状況などを説明してもらいました。続いて各部長から福祉や道路、防災や教育などに関して説明を聞かせてもらいました。その後、質疑や懇談の時間を取っていただいたので、市長や幹部職員の皆さんと意見交換を図ることが出来ました。