活動報告・レポート
2016年11月30日(水)
議会報告会

午後から和歌山市から田辺市、そこから新宮市に移動しました。田辺市では地元活性化に関する打ち合わせを行いました。地元の観光振興や雇用についての意見交換を行い、そこから新宮市に向かいました。新宮市には議会報告会を行うために向かったものです。

新宮市に到着後、午後6時30分から8時まで議会報告会を行いました。説明内容は三期目の議会活動と紀南地域の県政の動向などを中心に行いました。参加してくれた皆さんが熱心に聞いてくれたので、「新宮市に来て良かった」と充実感がありました。新宮市での議会報告会は一年に一度程度なので、それほど機会は多くありません。参加してくれる皆さんは一年に一度の機会があるか、ないかなので、一期一会の精神で伝えたいことを話しました。

説明した主な項目は、海流発電やメタンハイドレードの開発状況について、高速道路延伸の状況について、南紀白浜空港の国際線化と民間委託について、地震対策としての感震ブレーカーの取り組みについてなどです。

この地域は産業振興と雇用の確保、他の地域への移動時間の短縮などが最大の課題です。参加してくれた一人の方から、「東京までの移動時間を基にした日本地図がありますが、その地図によると新宮市が最も移動時間を要する地域であり、時間距離に置き換えた面積がとても広くなっています。それほど移動に関しては不便だと思っています」と話してくれました。

また別の参加者から南紀白浜空港の民間委託をした場合の利便性の向上についての質問がありました。それは先日、新宮市から九州まで不幸事があり行く用事があったので、電車などを利用して移動したことからの質問です。移動時間は片道約9時間も要したので「とても疲れました」ということでした。南紀白浜空港から東京便だけではなくて、九州便や東北便の発着陸便があると、新宮市からも利用者が増えるから、「是非とも、地方空港の往復便を設定して欲しい」という依頼をいただきました。

全国的に高速道路網の整備や鉄道のスピード化などによって移動時間が短縮される傾向にあります。移動時間の短縮は生活にも影響しますし、物流や観光振興にも直結することになります。また企業進出や子どもの進学にも影響があるので、移動時間の短縮は大きな課題です。特に新宮市の場合、高校進学を考える時から親元を離れるかどうかの選択に迫られることもあり、立地条件で不利益を被っている場合もあるようです。快適で豊かな生活のために移動時間の短縮を考える取り組みが必要だと感じました。

また海洋再生可能エネルギーの開発は地域の産業振興と雇用確保、そして所得の増加につながるもので期待して取り組んでいます。海洋発電の実証プラントは鹿児島県沖の無人島になりますが、実施の候補地は和歌山県沖が有望地であると確信しています。またメタンハイドレードは新宮港の沖にあることが県の調査で確認されていることから、この二つのエネルギー政策を実現させることは新宮市の発展につながるモノだと確信しています。何としてこの地で実現させたいと考えていますから、地元の協力を依頼しました。

約1時間、県政の課題と取り組みについて説明を行い、その後、参加した皆さんと懇親の機会をいただきました。今日、新宮市に宿泊しましたが、参加してくれた皆さんから嬉しい感想を聞かせてもらいました。

中でも「議会報告会に参加して感動しました。片桐さんの活動を聞いて、みんなが凄いと思いますし、これからも応援したいと思いました。議会報告会で感動を味わうとは思っていなかったので感謝しています」という言葉に、僕の方が感動しました。

皆さんに伝えたいことが伝わっているように思い、新宮市での嬉しい議会報告会となりました。準備してくれた皆さん、参加してくれた皆さんに感謝しています。ありがとうございます。