活動報告・レポート
2016年11月20日(日)
収穫感謝祭
収穫感謝祭
収穫感謝祭

秋のひと時を収穫感謝祭に行ってお祝いをしました。先週、「収穫感謝祭を開催するので来て下さい」と案内をいただいていたので出席しました。午前11時から12時30分までの時間を感謝の気持に浸りました。 

食料があり食べられることを当たり前のように思っていますが、誰かが種を蒔いて収穫してくれているので、私達は食事をいただいているのです。毎日の食事に感謝しながら食べていることは余りにも当たり前過ぎて感じていませんが、今日の収穫感謝祭で食べ物に感謝する気持ちが芽生えました。

収穫感謝祭に際して話をしてくれました。それは歴史上の話ですが、メイフラワー号の約120人の乗組員がアメリカ大陸に上陸した時、そこには何もありませんでした。雨風を凌ぐところも食料もなく先住民がいるだけの大陸でした。上陸した人々は何もないところに到着したのですが、そこに辿り着けたことに感謝の気持を抱いていたそうです。食料もない場所ですから、食料を収穫した時の喜びと感謝の気持は想像できませんが、その時に彼らが抱いていた気持ちを感じるなら、秋の収穫の恵みに感謝したくなります。

食べるものがあるのは誰かが農作業をしてくれているからであり、私達はその恵みをいただいているのです。その恵みは農家の方々、大地、そして雨を降らせてくれる天の恵みであり、四季を与えてくれる地球のお蔭なのです。

春に種を蒔いて秋に収穫し、その恵みをいただいて生きていることに感謝する時間をいただきました。この恵みに感謝できる人は、「天から100倍の祝福を受けられる」と呼び掛けてくれました。何となくその教えは理解できます。単に食事を食べる人と、大地や天候などの自然と、収穫に携わってくれた人によって得られた恵みに感謝しながら食事をいただく人とでは感謝の気持ちが違いますから、自然界からの祝福は100倍も違ってくると思います。

収穫感謝際を集まった皆さんと共にお祝いできたことを嬉しく思っています。食べ物とそれを与えてくれた人と自然に感謝できたからです。

そして収穫感謝祭での挨拶の時間をいただきました。

こんにちは。収穫感謝祭に皆さんと一緒に参加できて、とても嬉しく思っています。自然界と人からの恵みに感謝、収穫した食べ物を人に与えられることにも感謝しています。

嬉しいことに、明日、和歌山市内の児童養護施設に収穫した食べ物を届けられることになりました。このご縁は、以前、児童養護施設を紹介させてもらったのですが、その後、皆さんが交流をしていただいていることから、今回の行動につながっています。

その子ども達は5月、共同農園でサツマイモの苗を植え、夏の間、見守りながら実りの秋を待ちました。11月、サツマイモを収穫しその恵みをいただいています。明日、お伺いする施設の子ども達は、毎年共同農園でサツマイモを育て収穫していますから、天からの恵みに感謝する気持ちを持っています。きっと私達の訪問を喜んでくれると思います。

つないだご縁を大切に思って行動に移してくれることを嬉しく思いますし、小さな喜びをつなげていくことが大きな幸せに発展していくと思います。皆さんの温かい行為と同じように、和歌山県も暮らしやすい県土づくりに向けて発展させていきますので、皆さんと共に将来の県政発展の種を蒔き、収穫したいと思います。本日の収穫感謝祭、本当に素晴らしい式典になりました。一緒にお祝いできることに感謝しています。ありがとうございます。

事務所と水彩画

事務所に玉岡泰治さんの水彩画三点を飾りました。昨日、玉岡さんからお借りしたものですが、水彩画を飾ると事務所の雰囲気が一変しました。優しく和やかな雰囲気の事務所になったのです。玉岡さんの水彩画の力を感じると共に、毎日、この作品たちに会えることを嬉しく思っています。

玉岡さんからは「片桐さんの事務所に飾ってもらえると嬉しいのですが。縁起の良い風景を描いた作品を三点選んでいます」と話してくれたように、そんな空気が充満しています。三つの作品は、伊勢神宮、貴志川線の伊太祁曽駅、近江八幡神社の近くの風景を描いたものです。更に事務所の繁栄につながっていくものと思っています。

水彩画 水彩画
水彩画
勉強会

定期的に開催している勉強会を行いました。参加者は大学教授、教育関係者、金融関係者と僕の四人です。三カ月に一度の割合で勉強会を行っているのですが、今回も学びの機会となりました。

トランプ大統領への公共事業の期待。公共事業を増やして国内景気を刺激することへの期待感から金利が上昇すると予想されドルが高くなっています。通常、通貨が高くなると株価が下がるのですが逆に株価が上昇しています。それは公共事業銘柄への期待感があるからです。不思議なのは、大統領に就任して経済対策を打ち出した時や、就任前でもある程度具体的な経済対策の発言をした時に通貨や株価に影響するのですが、まだ何の発表もされていない時点でドル高と株高が進行していることです。

ドルへの期待感の高まりから日本は円安に振れています。本来であれば世界経済の不安感から円高に振れると思うのですが円安になっています。そしてこの円安はアメリカの事情によるもので、日本銀行の施策と関係のない動きをしています。

これまでの経験から社会に出てから伸びている学生には共通した特性があります。その特性は勉強の成績ではなく意外なものでした。それは祖父や祖母、両親のことをよく知っていて、どんな人なのか人に話して伝えることができる学生だそうです。特に祖父や祖母の話ができる学生は成長度が高く、社会で通用しているそうです。祖父や祖母のことを話せるのは、祖父や祖母を大切にしていること、肉親を大切に思う気持ちを持っていることから、周囲の人を大切にできる要素があること。近くの人に関心があること、そして人に親切にできる性格であること。これらの理由が要因で、「かなり高い確率で相関がある」と話してくれました。

とても大事な話だと思いました。祖父や祖母、両親を大切にしている子どもは、人を大切に思い、親切にできる人だと思います。社会は人で構成されていますから、人を大事にできる人が人からも大事にされる人になります。

和歌山県の金融事情です。比較的規模の大きな中小企業が元気で、域内経済をリードしています。これらの業績の良い中小企業が元気なので新規投資や事業資金の借り換えを活発に行っています。金融機関はこれらの中小企業に対しての融資を積極的に行っているので利益が出る構造になっています。そのため規模の小さな中小企業の新規需要に対して要請に応じているのです。比較的安定した中小企業への融資は確実な回収が見込めますから、それ以外の中小企業に多少のリスクがあったとしても、融資の相談に応えている状況のようです。

和歌山県信用保証協会の保証残高は、全国平均と比べて減少率が低くなっています。それは県内企業からの借り換え需要に応えているからです。金融機関と信用保証制度が機能していることが域内経済を支えていると分かります。

中小企業の問題点は人材を確保することです。経済規模は現状維持ですが人口が減少していることから売り手市場なので、企業は比較的内定を出しています。複数の企業から内定を受けた学生は企業を比較して就職先を決定します。どうしても大企業や中小であっても業界トップの会社に就職するので地場の中小企業に来てくれないのです。

そして中小企業の人員構成は60歳前後の技術者が多く、40歳代、30歳代の人材が不足しています。そのため将来を支える若手の人材確保と、技術者から技能を伝承してもらうなどの早期育成が経営課題となっています。