活動報告・レポート
2016年11月15日(火)
議会報告会
議会報告会

Tさんのお声かけで20人の方々に集まっていただき、Tさんの自宅で議会報告会を開催しました。自宅を議会報告会の会場として提供してもらい、また早い段階から皆さんに参加を呼び掛けていただいたTさんに深く感謝しています。

議会報告会は、三期目以降現在までの議会活動の状況について説明、その後、和歌山市の動きについて説明を行いました。

議会活動の中で取り上げたのは、貴志川線が存続していますが「各地と貴志川線の駅を結ぶコミュニティバスなどの運行の必要性について」、「東日本大震災を和歌山県としての支援について」、「巨大地震に備えた防災対策」、「和歌山県を舞台にした映画『海難1890』を学校で上映したことについて」、「大政奉還、明治維新から150周年に向けての取り組みの必要性について」などを中心に説明しました。

また建設委員として、県内高速道路の延伸を始めとする主要道路の進捗状況や、和歌山南インターチェンジの進捗状況についても触れました。

続けて和歌山市駅や和歌山市民会館の建て替えなど和歌山市中心市街地の再開発計画や三つの大学が和歌山市に進出することによる効果、空き家対策の取り組みについても説明を加えました。

さて地震対策は、通電火災を防ぐための感震ブレーカー導入の効果について、過去の巨大地震での火災発生状況から説明を行いました。熊本地震では通電火災がゼロであったことは、地方自治体や電力会社が過去の二つの巨大災害からの教訓を生かしていることの証明だと思います。和歌山県としても過去から学び感震ブレーカーの導入について広報活動や防災講演会での説明、そして支援制度の検討など行っている現状を伝えました。

和歌山県を舞台にした映画「海難1890」については県内の小中学校、高校生に鑑賞してもらい、和歌山県の歴史を学んでもらった実績を説明しました。

また大政奉還や明治維新から150周年を迎えるに当たり、政府は近代国家のスタートとなる明治維新が現代においても重要であり、過日、節目の年にイベントを行うことを発表しています。和歌山県としても近代国家の夜明けに尽力した県であり、中でも最初に藩政改革に着手したのが、紀伊藩が和歌山藩へと改革をした歴史があることを説明しました。歴史を学び、藩政改革は和歌山県から始まったことを誇りに思いますから、和歌山県民の誇りになるような歴史を子ども達に伝える教育が大切であることを伝えました。エルトゥールル号の事件や明治維新での和歌山県の存在など、和歌山県として子どもたちに伝えるべき歴史があります。

これらの事例を基に、大人、教育者が子どもたちに、郷土の歴史をしっかりと伝えるべきことを話しました。よって、大政奉還や明治維新の150周年の年に和歌山県が主催者から阻害されないようにしたいと考えています。

報告を終えた後に質疑応答を行いました。何点か地域の課題についての要望をいただきました。

この地域も高齢社会になっているので、買い物に行けない人が増えて来ています。移動スーパーが地域内に来てくれていますが、できればスーパーに進出してもらいたいと思っています。買い物は生活に必要な日常であり楽しみでもあるので、高齢地域で販売量は少ないと思いますが、この地域に進出してくれることを希望します。

→人口が減少し高齢化している地域でスーパーがないことは、高齢社会の課題として認識しています。道路開通や企業進出、道路拡幅などの節目となる時期に進出できないかどうか、検討課題として引き続き対応を考えます。

この辺りは生活道路であり通学路ですが通勤道路にもなっています。通勤の時間帯は地域外の車が通り当該道路が渋滞します。道路が狭いことから、子どもの通学時の安全や高齢者の歩行に際して危険を感じています。この道路は県道なので拡幅して欲しいのですが、物理的に無理であれば道路脇の溝を塞いでくれたら道路幅を広げることができます。

以前、この地域の支所で道路の改修計画についての説明会を開催してくれたことがあります。道路幅が狭いことから危険性があることを県も認識してくれていました。道路の改修に当たっては住民の意見を聞いてくれると話していましたが、その後、検討状況など何の説明もありません。2年前の説明会では、道路幅を6メートルに広げることも考えていると説明してくれましたが、是非、実現して欲しいと思います。その方法は溝を塞いで道路にすることだと思いますので検討をお願いします。

→県道が狭いことはこの地域の課題であることは認識しています。子どもや高齢者の安全確保のためにも道路幅の拡幅、そして溝対策を検討したいと思います。近くにバイパス道路の計画があり、当時も説明しましたがバイパス道路の開通と共に既存の道路の拡幅や改修について要望として預かります。

以上のような説明と質疑を行い、議会報告会を終えました。皆さんの参加と熱心の質疑に感謝しています。地域からの意見や声が議会活動の原点になっています。

現場調査
現場調査

和歌山市大門川沿いの道路の調査を行いました。この道路は通学路に指定されていますが朝夕の交通量が多く、小学生の通学の安全確保が課題になっています。道路に歩道はなく車と歩く小学生の距離が近くなることもあり危険な道路だと思います。地元でも道路の安全対策や一部改善を望んでいるのですが、要望に応えられない状況が続いています。

そこで現場に入り状況を確認してきました。そこで分かったことは、和歌山市道と河川管理道路が交差する地点が危険地域だということです。河川管理道路が市道に進入する部分にゼブラゾーンを設けていますが、そこに入って走行する車や指示器を出さないで市道に進入する車が後を絶ちません。スピードが出やすい道路なので子どもと出会うと危険だと言えます。

現場調査

そこで一時停止の標識や道路上に「スピードを落とせ」や「徐行」などの表示や、前方に交差点があることを示す表示をすることで危険度は減少することを話し合いました。市道と河川管理道路では箇所が違うことから意思統一の難しさがあるのですが、最近は通学路を歩いている生徒に車が突入して事故が全国的に発生していることから、この道路は安全対策が必要な個所だと感じました。

標識や道路への表示をすることで安全性は高まりますから、実現できるよう関係個所に働き掛けます。事故が起きてからでは何を言っても始まらないので、まず危険個所であることを明確にして関係個所に示し、改善しない場合は万が一事故が発生した場合の責任の所在を明確にしたいと考えています。

この道路を始め通学路の安全確保の視点からの見直しを行うため、それぞれの現場に入っています。