ホテル経営者と観光について協議しました。この経営者はアイデアが豊富で、和歌山市に観光で宿泊してくれるお客さんに和歌山市にある文化体験をしてもらいたいと考えています。ホテル宿泊者に茶道や着物を着用する体験などをしてもらおうと考えているところでした。そこで友人の茶人に連絡をしたところ、ちょうど時間を確保できたので、早速、文化体験について話し合いを行いました。ホテルでお茶の体験をすることや着付け体験をすることも実現可能となりました。思い描いたアイデアは人に相談することや行動を起こすことで実現可能な企画に仕上がっていきます。
「こんなアイデアがあるけれど」と思っているだけでは現実の企画になりません。今日、経営者のアイデアを基に協議したところ、実現できることが分かり実施方法や価格設定などを行っていくことで合意しました。特に外国人観光客には喜んでもらえる企画だと思いますから、インバウンド事業者とも協議を行い、和歌山市に来た外国人観光客が「和歌山市に来て良かった」と思ってもらえる企画にする予定です。
このように、和歌山市には宿泊に来ただけで、観光や楽しみは大阪や京都にならないような企画を考えています。
企画の話し合いをした後、ホテル経営者と茶人と一緒にホテルの現場に行きました。ここでは宿泊者に楽しんでもらえるよう、ホテルのロビーにいるうさぎを抱く体験ができます。この体験が宿泊者にとても好評で、現在二代目のうさぎに変わっています。
もうひとつ面白いものがロビーにありました。和歌山市の観光をPRするために作成されたお馬さんがありました。お馬さんの名前は「月影」で、観光イベントなどの場においてPRで活躍していると話してくれました。「月影」はホテル従業員さん達の手作りで、足で地面を蹴ると前に向いて動き出しますから、乗っていても、PR現場で見かけても楽しいお馬さんです。僕も「月影」に乗馬させてもらいましたが、一緒にいる皆さんもとても喜んで乗馬体験をしました。
「月影」と遊ぶこと約20分強で、「ホテルのロビーでこれだけ楽しめる体験ができるんだ」と感想を話し合いました。アイデア次第でホテルは泊まるだけの施設ではなく、楽しむことができる施設に変えることができます。普段はホテルのロビーにいる「月影」は、外国人などの宿泊者に人気になっています。
うさぎと「月影」体験に加え、お茶や着付け体験ができるよう楽しさを付け加え、お客さんに楽しさを提供しようとしています。楽しさはちょっとしたアイデアを実現させることで生まれるものです。
受刑者が刑期満了した後に就労することに関しての話し合いを行いました。現実問題として、受刑者が刑期満了した直後に就労することは困難のようです。刑期中は就労支援の訓練を行っていて、介護資格や販売士の資格取得やパソコンの操作、社会人としてのマナーなどを学んでいます。技能を身に着けても全ての人が就労することは難しく、刑期満了後、仕事に就ける人は恵まれているそうです。
できることなら、出所後直ぐに仕事に就けるよう、極力タイムラグを無くしたいと思いますが簡単ではありません。幸い和歌山市内では企業で理解のある経営者がいて、刑期を終えて出所した人を雇用してくれるところがあります。出所する事前に面接を行い、内定を受けられた人もいますが、もっと就労機会を増やすことが必要だと思います。
この問題を解決するため、法務省では矯正就労支援情報センター室を設立しました。この施設は「コレワーク」と呼ばれるもので、刑務所出所者の雇用を検討している事業主に採用手続きのお手伝いをしてくれるセンターです。
平成23年から平成27年までのデータをもらったところ、再犯率は仕事があることで大きく減少するようです。無職者の再犯率は26.1パーセントに対し有職者の再犯率は7.8パーセントで、約三倍の開きがあります。再犯の防止のために就労機会を増やすことは有効であり、出所者の雇用は社会のしくみとして定着させるべきことです。
和歌山市内にある刑務所を訪問し、出所後の就労に関しての意見交換を行いました。この問題に関しては、少しでも支援したいと考えています。
- 平成29年のアースデイの植樹に関して協議を行いました。来年も和歌山市の水軒の浜に松の木を植樹します。関係者の皆さんの協力を得て実施することに至りました。皆さんに感謝しながら、地球環境問題への取り組み、地域の環境保全の取り組み、そして昭和30年代まで東洋一と言われた水軒の浜の景観を少しでも取り戻す取り組みに協力したいと考えています。
- 和歌山市中心市街地の再開発に関して打ち合わせを行いました。再開発による定住人口と交流人口の増加を目指しているところです。和歌山市の中心市街地では人の動きがでるような街づくりをしたいと思います。