最近は特に地域社会で安全確保の問題が言われています。自治会や小学校のPTAなどで話題になるのが地域の安全と防犯体制の確立です。通学路に不審者が出没していることや住宅地内で不審者が子どもに声を掛けている事例はたくさんあり、地域社会が頭を悩ましいる問題です。
しかし地域の安全確保のための対策として考えられることは限られています。地域の大人が通学路の安全確保に協力することや防犯カメラを設置することなどです。通学路の安全確保のために大人が見守っている事例はありますが、防犯カメラは高額のため行政が設置するための予算が限られています。和歌山市内では一年間で数台を設置するだけの予算があるだけです。しかも治安の確保が必要な個所から順次設置していますから、和歌山市内全ての通学路まで設置することは困難です。
そこで本日は、地域社会全体として防犯カメラの設置をするなど地域の安全確保のための話し合いを行いました。この地域は最近住宅が増加している地域なので子どもが多く、しかし通学路の中に見通しの悪い個所があるなど、地域の監視が必要だと考えられる地域です。地域の人を見守りのために動員するには限りがありますから、防犯カメラを設置して常時監視できる体制を取ることを協議しました。
ここで行政の予算に頼ることなく地域に防犯カメラを設置して子どもの安全確保につなげる対策を検討し始めました。地域の安全確保のために協力できる考えがあるので、出来る場所から着手したいと考えています。
地域の大人が子どもの安全を守ることが地域力となります。監視がしっかりとできている地域は安全性が向上すると思いますし、地域をきれいに保つことで犯罪を防ぐことができると思います。
防犯カメラを設置することで抑止効果が発生します。また、もし犯罪が発生した場合、防犯カメラの記録媒体を確認することで犯行のあった時間や人物像を確認することができますから、犯罪捜査に大きな影響を及ぼします。このように防犯カメラの設置は抑止効果と発生後の早期解決に向けた取り組みに効果があります。
またゴミの収集場所に不法投棄がされることがあります。警告の看板などを設置しても不法投棄はなくなりませんが、ゴミ収集場所に監視カメラを設置すると不法投棄がなくなった事例はたくさんあります。これは防犯カメラがあることによる抑止効果の一つです。人は監視されていると反社会的な行動を取れなくなります。
地域の安全確保のために、できる人から、できる場所から防犯カメラの設置に取り掛かりたいと考えています。
防犯カメラ設置に関しての最初の協力者が、次々に友人や知人に声を掛けてくれて、地域での取り組みの輪が広がろうとしています。良いことは直ぐに実施すること。それが安全対策を行き届かせるために必要なことだと思います。
商売の根幹は「お客さんから信用してもらうことにあります」という話を聞かせてもらいました。信用は日頃の付き合いから成るもので、日頃の付き合いをしていない人が信用されることはないということです。商売をしている人から見ると、お客さんはその分野の知識を持っていないことが多いのです。そこでお客さんが知らないことや気付いていないことを先取りしてお知らせすることも、信用形成のために大切な行為となります。
そう考えると信用を作るためには、新しい知識を得ることや先進地の視察などを行うなど、常に勉強しておくことが必要となります。過去の知識がお客さんのお役に立つとは限らないので、新しい商品の知識を持つことやアドバイスができる先進事例を知っておくなど勉強はとても大事なことです。
信用は勉強から成り立っている。そんな構図が見えてきました。半世紀近く、お客さんと地域社会で共生しているお店の極意の一端を教えてもらいました。人と会うことは勉強になります。