活動報告・レポート
2016年9月30日(金)
東部の会
和田勇さん

フレッド和田勇さんのことが話題になりました。和歌山県出身の和田勇さんは前回の東京オリンピックの時に活躍した人物で、「東京にオリンピックを呼んだ男」として有名です。

和歌山県の人から、「この伝説の人物が和歌山県出身であることを誇りに思います。もし今回、お金にまみれた印象のある東京オリンピックの今の状況を知ったとしたら、故和田勇さんが嘆いていると思います。今こそ和歌山県人が和田勇さんの心を東京都に伝えたいと思います」と話してくれました。

2020年の東京オリンピック前のこの時期に際し、その昔フレッド和田勇さんが「日本が先進国の仲間入りを果たすために東京でオリンピック開催が必要だ」と自らの財産を投入し、祖国のために尽くした歴史を振り返りたいと思います。日本人であることを誇りに思える行動をした和田勇さんの精神が、今の日本に必要なことだと思います。

2020年のオリンピックは、日本人として誇りに思える東京オリンピックにして欲しいと期待しています。祖国の誇りを背負って戦うオリンピックは、気高く崇高なものだと思っています。

東部の会

三カ月に一度開催している東部の会に参加しました。今回は約20名の参加で賑やかな会合となりました。東部の会は和歌山市東部地域に住む仲間が、自分達の地域のことを考える会として発足させたものですが、今では東部だけではなく和歌山市全域に広がっています。そこで「名称を東部の会から変更しなければ」という話も出ましたが、「やっぱり、このままにしておこう」ということになり、次回も東部の会として開催することにしました。

さて会合の冒頭、議会報告の時間をいただきました。毎回、この議会報告を楽しみにしてくれているメンバーが多く、後の会合の中で「県政の取り組みが良く分かります」、「最近の社会情勢も含めて説明してくれるので、私にとって有り難いことです」、「他では聞けない話もしてくれるので楽しみにしています」などの感想を聞かせてもらいました。

議会報告は、過日閉会した平成28年9月議会での一般質問を取り上げたので、和歌山県議会報告書秋号を配布して説明を加えました。

ここで感震ブレーカーの支援制度について説明しました。阪神淡路大震災や東日本大震災では通電火災が発生したことによる被害が大きかったのですが、熊本地震では通電火災発生件数がゼロだったことから、電気火災を防止することが大惨事を防ぐことになると考えています。経済産業省では、震災発生時と電気設備の復旧時に通電火災を防止するため感震ブレーカーの普及活動を行っていますが、まだ全国的には普及に至っていません。

和歌山県の普及も進んでいないため防災講演会や秋の防災訓練などの機会を捉えて感震ブレーカーの説明を実施しています。必要性の認識と共に、実際に家屋に取り付けてもらうことが大切なことです。特に災害発生時には要援護者を守る必要がありますが、多くの人は自らの避難行動を行うため、共助までの行動に余裕はないと思います。

そこで要援護者の最低限の安全確保のため、その方々の自宅のブレーカーを感震ブレーカーに取り換えるための支援制度を作ることを提案しました。この課題は平成28年6月県議会で取り上げたのですが、当局からは支援制度設置までの回答がなかったため、継続してこの問題を取り上げました。

そして市町村からの予算要求に基づいて県として支援することを前向きに検討することになりました。平成29年度の政策になっていくと考え期待しています。

その他にも、これからのエネルギー問題や電力自由化などについて説明を行い、理解を深めてもらいました。そこで皆さんから前記のような感想をいただいたのです。皆さんの期待に応えられるように議会活動を実践していきます。

要望
  • 貴志川線に津秦駅を新設して下さい。「津秦に駅ができると沿線の活性化につながりますし、鉄道の利用者が増えることから貴志川線を支援することになります」という意見です。
    津秦駅の新設については地元で署名活動を実施することに着手してくれています。地元と連携しながら対応していきます。
  • 「避難訓練が形式化しているように思います。県や市と自治会の情報連携を図り、実のある避難訓練にして欲しいと思います」という意見です。高台に位置している住宅の方が、避難場所が自分の住んでいる家よりも低い地域にありますが、そこに避難する避難訓練になっていると聞かせてくれました。やったという実績を残すだけの避難訓練になっていないか対応したいと考えています。