活動報告・レポート
2016年9月20日(火)
一般質問三日目
一般質問三日目

三連休明けの今日、一般質問三日目となりました。主な質問項目は、「健康長寿日本一わかやまの実現について」、「観光振興について」、「世界遺産追加登録について」、「河川の整備について」などでした。

この中で河川の整備について考えさせられる質疑がありました。河川に雑草が生い茂り、そのまま放置されている個所の写真を見せてもらいました。河川一面に雑草が生えているということは、川底に土砂が堆積しているということです。土砂が堆積して川底が浅くなっていることから雑草が一面に生えているのです。

つまり見栄えが良くないこと、環境に良くないこと以前に、大雨や台風到来時には河川氾濫の危険性があるということです。奇しくも、今日、紀伊半島に台風が上陸し、地域によって異なりますが大雨洪水警報が発令されました。警報とは「いつでも避難できる用意をして下さい」ということですから、危険な状況が近いということになります。川底が上がった河川に面している住民の方々は、大雨洪水警報が発令される度に、「今回の大雨は大丈夫だろうか」と不安感が増しているのです。この状態が何年も続く不安感を行政は放置していることが問題だという指摘です。

尤もなことだと思います。河川の管理者に対して、地域住民が安心と安全を感じられる状態に保って欲しいと願うのは当然のことです。住民からの河川管理の依頼に対して「雑草の除去」で対応している。しかも数年に一度、雑草を刈るだけでは行政の仕事に対して安心と安全を感じることはなく、不安感と不信感が増すだけです。

この状態で放置していたことに対して質問者は「住民が不安に感じていることを解消し、安心感を与えることが行政の役割だと思います。警報が発令されている今日も、河川が増水しないか不安を感じているのです。この問題は当局と議員の駆け引きの問題ではなく、言われなくても対応すべき問題です」という指摘がありました。

安全確保のための対策に関しては、この言葉の通りだと思います。住民が大雨や台風の時に危険を感じていることからの要望に対して、もし「予算がない」、「大丈夫」などの答えを返しているようであれば問題だと思います。

担当部署には、危険を予知する感性と、その問題に対処しようとする意思と行動力が求められると思います。

県庁には日々多くの問題が持ち込まれています。全てに対応するのは人的にも、予算面でも難しいことがあると思いますが、それでも日常生活の安全確保と安心を感じてもらう取り組みは最優先に実行すべきです。

「この程度なら大丈夫だろう」と思って放置しておくことが、後の大きな災害につながることがあります。制約条件があることは承知していますが、その中でも誠実な対応によって、住民の方々に安心感を与えて欲しいと思います。

質問原稿作成

明日の一般質問を控えて一般質問内容の最終確認を行いました。微修正を行い、原稿を完成させました。今日の質疑でも感じたことですが「やるべきことはやる」という姿勢を持って欲しいと思います。

事前に対応しておけば大きな問題に発展しなかったと思われる出来事は世の中には多々あります。人は出来事に対して、結果からの反省と歯止めをかけるための対応策を講じることを繰り返しています。大きな問題にならないように、分かっていることは事前に対応しておきたいと思います。

世の中にはやらなくて済んでしまうことがあります。やらなかったことから結果は分からないままなのです。結果が分からないから、やらなくても良かったとは思いません。

やらずにいて良かった状態であったとしても、やっていたら違う結果が出ていたかも知れないのです。何もやらなかった場合、結果の検証はできませんから、それでは次につながらないのです。次につなげるためにも「やってみること」をしたいものです。

明日は一般質問の最終日に登壇させてもらいます。皆さんの応援をお願いいたします。