和歌山市内に三つの大学を誘致する計画があります。和歌山市の中心地にある雄港小学校と大新小学校、そして伏虎中学校跡地に大学を誘致しようとしています。時代が求める看護学部や薬学部の設置と大学を誘致することによる中心市街地の活性化を図ることを目的とした取り組みです。
このことに関して意見をいただきました。「県外の大学や新しい学部の設置を大切にすることは分かりますが、既存の大学や学校をもっと大切にして欲しいと思います」という意見です。つまり公立学校用地は和歌山市の財産ですが、この市民の財産でもある市所有地を十分な議論をしないで、また中期計画などにはなかった大学を誘致して、大学だから優先的に土地を貸与するという姿勢について「少しおかしいと思います」という意見です。
和歌山市や県内にある学校がこれらの用地の貸与を申し出ても、「こんなに簡単に貸与するという回答はもらえない」ということです。「以前から和歌山市にあり、学生の募集やまちなかの賑わい創出、市内就労などで貢献している学校の希望は聞いてくれないけれど、進出しようとする大学の希望は聞くのですね」という意見です。
「もっと私達の学校も大切にして欲しいと思います」という意見を伝えてくれました。
そして和歌山市内に大学ができることで高校生の進学先の選択肢が増えることは歓迎すべきことですが、生徒に受験してもらうための競争が激しくなります。家庭の事情により和歌山県内、和歌山市内の大学に進学を希望する生徒がいますが、既存の学校にとって競争が激しくなりますから、これまで以上に学校経営環境を考える必要があります。
勿論、競争を避けたいと思っているのではなくて、公平に競争できる環境であって欲しいということです。新設校への肩入れが大きすぎると、既存の学校にしわ寄せが来ることを懸念しているのです。
「突然の三大学構想であり、全く情報がなかったのです。せめて直前にでも情報提供して欲しかったと思います。このことが不信感を招くことになっています」という意見もいただきました。
既存の学校は今回の大学の誘致に関しての関係機関ではないかもしれませんが、直前にでも情報提供しておくことも必要だったように感じます。私立学校経営者であれば、和歌山市中心市街地の公立学校用地に移転したいと思うのは当然だからです。学生募集、賃貸料、交通の利便性など、生徒募集に有利な条件があるので優位に立てるからです。
既存の学校を大切にすること。教育にとって大切なことだと思います。
シルバーユニオン笑の会主催の講演会に参加しました。今回の出席は約25名で、講演テーマは「南海トラフ地震について」でした。和歌山県危機管理局から講師をお招きして地震への備えを学びました。
地震に対する心構えは「地震は必ず起きる。正しく恐れること」です。この前提に立ち講演を聞かせてもらいました。今回は南海トラフ地震が発生するまでに、個人として準備すべきことの説明がありました。
耐震診断、耐震改修、家具の固定、ガス漏れや電気火災を防ぐこと、家庭での防災会議、家庭での備蓄などは事前に行えるので、できることから始めることが防災対策であることを改めて意識することができました。
今回、新規の説明と新しい資料として「地震による電気火災を防ぐために」、「地震によるガス漏れを防ぐために」という資料です。津波到来までに時間の余裕がある時や家屋倒壊の恐れがない時は、ガスの元栓を閉めてから避難することや、ブレーカーを落としてから避難することの啓発をしてくれました。
また早速、感震ブレーカーの啓発と注意事項の説明をしてくれました。通電火災を防ぐための感震ブレーカーの採用は防災対策として重要だと思いますから、引き続いての啓発と支援制度の充実を図って欲しいと考えています。
また家庭での防災会議は必要だと思います。突然の地震や津波発生に備えて、「どこに避難するか」をあらかじめ決めて確認しておくことが、家族全員が助かるために必要なことです。避難カードの活用も含めて考えたい対策です。
そして家庭での備蓄は一週間分以上です。ところてん方式と言って消費と補充を繰り返す仕組みを確立しておくと、常時一週間分の備蓄ができます。これも家庭で対応しておきたい備えです。
- 一般質問通告内容に関しての打ち合わせを行いました。まだ全ての質目項目を決めていないので、取り上げる項目を検討している段階です。週末に質問項目を固めたいと考えています。
- 新規事業者への融資に関しての打ち合わせを行いました。地域の活力は新規事業者がたくさんいることも要素になると思います。新規事業を考えている人の事業計画に対しての融資の有無が地域の活性化と連動しているように思いますから、新規事業者への支援を求めたいと考えています。