活動報告・レポート
2016年9月6日(火)
信用力
信用力

今日、訪問の依頼に対して時間を確保してくれたことのお礼に対して、「そんなこと言わないで下さい。私ができるのはこれぐらいですから」と謙虚な姿勢で迎えてくれました。決して簡単ではない依頼に対して、快く対応してくれたうえ、一気に結論まで持って行ってくれました。

「仕事は人でするものです。信用できる人かどうかが、私達が依頼を引き受ける際の判断基準になります。片桐さんが紹介する人なので大丈夫だと判断して対応します」と話してくれました。この言葉と行動はとても有り難いことです。

そして引き合わせてくれた人も「片桐さんがお連れした人なので、信用できる人だと思います。私ができることは対応します」と話してくれたのです。話し合いの結果、一気に出口まで話を通してくれました。信用できる人が関わる信用に基づいた話し合いは、スムーズに展開してきます。

更に私達が帰った後にNさんから電話をいただきました。その内容は「本日、初対面だった方が『あの方が以前から話をしてくれていた片桐さんだったのですね。とても感じの良い方ですから、片桐さんの信用に基づいて話を進めさせてもらいました』と話していたよ」という話でした。こうした出会いがあることを嬉しく思いますし、信用できる関係者だけの話し合いは内容が充実したものになり、しかも結果を出すのが早くなります。

そう言えば話し合いの最初に「仕事は全て信頼関係です。お互いに信頼関係があることが仕事を進めるために必要なことです。信頼関係があれば必要と思っている100の仕事ができますが、信頼関係がなければ100の仕事の内、できるのは1ぐらいです」と話していたことを思い出しました。信頼関係があれば100できるけれど、信頼関係がなければ精々できて1に過ぎないのです。信頼関係のあるなしで結果は大きく違ってきます。

そして忘れてはいけないことがあります。信用されている人から紹介された人は、その人が持っている信用力を使わせてもらっていることです。一から築くには長い時間を要する信用を直接使わせてもらっていることを忘れてはいけません。例えば10年もかかって得ている信用力を、瞬時のうちに使わせてもらっているのです。多くの人は信用の力を忘れています。初対面で信用がない状態で同じ仕事の話をしたとしても、期待する結果に到達することはありません。この時、忘れてはならない大切なことは、紹介者の信用力を使わせてもらっているということです。

不信感や疑いがあると、提案された結果に対して疑いの気持ちが入りますが、信用を前提にした話し合いに基づく結果に対しては晴れやかな気持ちで受け入れることになります。

今日の話し合いによって、とても良い結果を持ち帰ることができました。

ところで移動に際して一緒にタクシーに乗車した時、Nさんはタクシーの運転手さんからお釣りをもらった後で「今日も暑いからこれでジュースでも飲んで下さいね」と言って200円を渡していました。盛夏の時に一緒にタクシーに乗車して感動した光景が、今日も目前で繰り返されました。

タクシーを降りた位置からこの光景を見ていて、思わず微笑んでしまいました。この相手を思いやる心が、仕事をスムーズに進められる秘訣だと思いました。一緒にいて気持ちの良い人、仕事をしていて気持ちが良くなる人がいます。相手を思いやる気持ちを持っている人、相手の希望を聞いてあげようとする姿勢を持っている人が、一緒にいて気持ちの良い人だと思います。

行動は切り離すことはできません。一つひとつの行動が次の行動につながりますから、仕事以外のところで現れる気持ちや行動がその人の人格を表しています。

その他

バイオマス発電について協議しました。全国的にバイオマス発電の計画があます。現在、事業を計画している事業者の燃料調達に関しては計画通りに進展しているようです。燃料調達が計画の成否を決めますから、この傾向であればこれからもまだまだ計画は増えていきそうです。