活動報告・レポート
2016年8月1日(月)
新年度総会
新年度総会

和歌山市内の企業の新年度総会にお招きをいただきました。この企業の決算は7月末なので、8月1日から新年度に入ります。始業時間前の午前8時から総会が始まったので、出席させていただきました。そして挨拶の時間を与えてもらったので、次の主旨の話をいたしました。

皆さん、おはようございます。日頃から皆さんからお世話になっています。10年近く前に御社とのご縁をいただき、それ以降のお付き合いをさせてもらっているところです。本日は35回目となる総会のご盛会を心からお祝い申し上げます。35回目の総会、即ち、設立35年目を迎えることになり、若い社員の方も増えているので、今後ますますのご発展を期待しています。

さて皆さんに関係する和歌山市での動きを紹介させていただき、挨拶にさせていただきたいと思います。一つが和歌山県立医科大学薬学部の設置についてです。和歌山市中心部に薬学部を開学しようと計画をしているところです。薬学部設置に関しては議論の最中ですが、学生や教員がまちなかで学び、生活をする環境を整えることができれば定住人口や交流人口の増加につながることになります。

そして雄湊小学校用地には看護系の大学進出が決定しているので、ここでも学生たちの学びの場、定住人口の増加が期待できることになります。加えて他にも大学誘致の候補地があることから、和歌山市内中心部の人口増加対策、そして人が行き交う場所になっていきますから、皆さんの力を発揮して和歌山市の活性化の支援をして欲しいと願っています。

和歌山県は人口減少、少子化、現役世代の減少などの課題を抱えていますが、和歌山の活性化を図るためには、若い人に定住してもらうことが不可欠です。そのため大学の誘致や働く場所の確保などの課題に和歌山県政と和歌山市政が取り組んでいます。私達の生活や仕事に直結する課題に挑戦をしていますので、今後とも連携を図りながら、私達の声を政治に反映させていきたいと思っています。

本年度は設立35周年記念の節目の年となります。伝統が生まれようとしていますから、自分たちが伝統をつくっているというやりがいを持って業務に精励して下さい。本日のご盛会を心からお祝い申し上げ、挨拶といたします。ありがとうございます。

その後、来賓の皆さんの挨拶や主催者からの決意表明などがあり、緊張感のある新年度のスタートとなったように思います。代表取締役からは子どもの勉強を例え話として紹介してくれました。以下のような話でした。

子どもは勉強しなければならないことも、勉強しなければ学校で恥をかくことも知っています。ですから親が「勉強をしなさい」と言っても子どもから反発をされるだけです。分かっていることを押し付けるように言う必要はないのです。

子どもに対してもそうですから、社員の皆さんに対しても押し付けることはしません。会社の業績を上げることが会社の発展につながり、給料や処遇が好条件になることを皆さんは知っています。経営者として分かっていることを言うことはしません。ですから皆さんが自分の仕事、与えられた役割を果たして欲しいと思います。

分かっていることを必要以上に言うことは逆効果だということです。全くその通りだと思います。分かっていることを自主的にやってもらう。そんな環境を整えることがリーダーの役割だと感じました。

感震ブレーカー

感震ブレーカーの導入に関して皆さんから意見を頂戴しています。団体、個人からも問題提起をいただいています。「和歌山県内での取り組みが遅れているので、県民の安全と安心のための広報活動と普及を促す取り組みをして欲しい」という要望をいただきました。

自らが所属している自主防災組織の中で、平成23年から感震ブレーカーの導入の必要性を訴えている個人に会いました。当時、今ほど地震と火災の関係が明確ではなかったことから行政に直訴しても取り扱ってもらえなかったようです。

「震災から命と地域を守るためには、地域として防火活動に取り組む必要があります。それを訴えているのですが地域の声は一向に行政に届きません。諦めていたところ、この問題を取り上げてくれたことを知りました。地域の声を大切にして下さい」と話してくれました。

この問題は地域を超えた課題だと認識しています。防災和歌山県を目指すなら、震災による火災予防は避けられない課題ですから、対策として取り組むよう引き続き働き掛けることにしています。