活動報告・レポート
2016年7月25日(月)
津秦天満宮夏祭り
生き抜くために

午前9時からとても素晴らしいと思っている経営者との懇談の時間を取っていただきました。世界レベルの話や政治の話、地域事情、エネルギー事情など多岐に及ぶ話をすることができました。その中の一部を紹介します。

人は礼節を重んじることが何よりも大事です。礼儀正しい人は信用されますが、挨拶も出来ない人と仕事のパートナーを組むことはありません。社会には、挨拶も出来ない変わった人がいます。大抵は信用されていないか、大事な仕事を任されていません。そして姿勢を変えない限り、将来とも大切な仕事を任せてくれないと思います。挨拶ができること、コミュニケーションが取れることが社会生活をおくる上での基本です。

勝負に勝った経験はとても大事です。世界とビジネスや政治で戦うためには勝利した経験を持っていることが必要です。何故なら、世界のリーダーは戦いに勝ち抜いてきた人ばかりだからです。世界には勝ち抜いていないリーダーはいません。日本のような世襲や机上の学問の能力だけでリーダーの地位が与えられている国は珍しいことを知っておいて下さい。

動物園で飼育されたライオンは野生に放たれると生きていくことはできません。小さいころから野生で育って生きた動物に勝てないからです。時には勝つことを意識した仕事をすべきです。

枝葉のことを知っていても何の役にも立ちません。大局を掴むことが大事なことであって、細部を知っていても役に立たないことが多いのです。知識よりも実績力を磨くことが大事なことで、社会での経験が机上の学問よりも優先されます。経験をしている人は知識だけの人を凌駕するのは当然のことです。経験を積んでいないリーダーは世界で生き抜くことはできません。リーダーが生き抜けなければ、多くの人が迷うことになります。リーダーは失敗しても、敗れてもよいので数多くの経験をしておくことです。その経験が力となります。

仕事の政治もセンスが大事です。センスがある人は伸びますし、センスのない人は台頭することができません。センスとは勝負勘のようなもので、ここが大事なポイントであることを感じる力とも言えます。常に全力を尽くすことは出来ませんから、大事なポイントを感じ取り、勝負をかけるセンスが生き抜くために必要な力です。

打ち合わせ

再生可能エネルギーを活用した地域活性化について協議を行いました。地方都市では企業誘致、製造業などの大規模工場の誘致などに取り組んでいますが、進出してくれることは簡単なことではありません。地方都市でも都心部でも立地条件が変わらないものが再生可能エネルギーの立地です。むしろ土地価格の安くて産業誘致に熱心な地域に再生可能エネルギーが適しています。

メガソーラーや風力発電、バイオマス発電などの立地を目指している地域がありますから、企業に進出してもらえる環境を整えておくことが必要です。企業の視点や課題、考慮しておくべきリスクなども聞かせてもらいながら、地方都市での再生可能エネルギーの立地について意見交換を行いました。

今後に期待できる話し合いとなりました。関係する皆さんに感謝しています。

津秦天満宮夏祭り
津秦天満宮夏祭り

今年も津秦天満宮の夏祭りの日が訪れました。いつもご一緒させてもらっている鼓笛隊の激励会と懇親会にも参加した夏祭りとなりました。鼓笛隊は津秦天満宮夏祭りの花であり、子ども達も参加した一所懸命の演奏を楽しみました。

今年は新曲の「365日の紙飛行機」の演奏もありました。この日のためにメンバーが集まれる日曜日に練習を重ねて本番の今日を迎えました。入場直前の時間まで音合わせなどの練習を行い、津秦天満宮では見事な演奏を披露してくれました。

さて鼓笛隊出発式での激励会で挨拶をさせていただきました。激励会での挨拶の主旨は次の通りです。

皆さん、こんばんは。今年も暑い夏、津秦天満宮の夏祭りが巡ってきました。今日の日のために練習を重ねてきたことは素晴らしいと思っています。そして今回が35回目の鼓笛隊による奉納演奏となりますが、長い歴史を積み重ねてきたことに敬意を表します。僕も一緒に津秦天満宮に入場しますので、よろしくお願いいたします。

さて鼓笛隊の子ども達に立派な大人になる秘密を教えますから、よく聞いてくださいね。決して難しいことではありませんから。それは礼節を重んじることです。これは挨拶ができる、礼儀正しく接することで、立派な大人は全員礼節を重んじる人です。どれだけ才能があっても、どんな学歴があっても、礼儀知らずの人は社会で活躍すること出来ません。ですから皆さんも礼儀正しい人を目指して下さいね。もっとも、皆さんは鼓笛隊に向けた練習や先輩から楽器の指導してもらっているので、礼儀正しさが身についていると思います。これから大人になっていきますが、鼓笛隊での経験を忘れないで、礼儀正しい大人になって欲しいと思います。そして皆さんがこの和歌山市を、和歌山県を支えてくれることを期待しています。

もうひとつ。今日は午前7時から午後3時過ぎまで東京に仕事に行ってきました。優れた人に共通していることに気付きました。数字や経営力は会社にとって大事なことですが、その前提になっているものがあります。それは信心深いことです。先祖、両親、友人、取引先などに対して感謝の気持ちを持っていること。周囲の人に対して礼儀正しいこと。国に対しても感謝の気持ちを持ち、自分で貢献しようと思っていること。見えないものを大切にしていることなどが、信心深いことだと思います。

見えないもの、心や気持ち、信用などを大事に思う気持ちを持つことが経営者としても、政治家としても、人としても大事なことだと思いますので、皆さんも忘れないようにして下さいね。

今日の演奏会、暑いけれど、しっかり皆さんの前で演奏しましょう。ありがとうございます。

以上のような挨拶をさせていただき、また演奏会終了後の懇親会も一緒に楽しむことができました。皆さんに感謝しています。