活動報告・レポート
2016年7月22日(金)
特別委員会申し合わせ会議

行政改革・基本計画等に関する特別委員会申し合わせ会議が開催されました。同委員会委員の一人として会議に出席し、現在策定作業中の和歌山県長期総合計画について会派の意見を述べさせてもらいました。

この長期総合計画は平成29年度から10年間に実施すべき政策と、10年後の和歌山県の理想の姿を描くものです。ここに県民の代表である県議会議員として提言を行い、この計画に反映させようとするのが今回の申し合わせ会議です。

現在の和歌山県の状況を見て、また現在の長期総合計画を総括し、これから10年先の和歌山県のあるべき姿を考えて議論する絶好の機会です。議員として長期総合計画策定に関われることを大切にしたいと思いますし、ここに意見を反映させることが議員活動のやりがいだと考えています。

本日の申し合わせ会議における改新クラブとしての提言の項目は次の通りです。

1.攻めの農林水産業振興施策について
(1)フルーツバレー構築について
(2)ケアファーム(農場)について
(3)生産効率の高い施設園芸について
(4)水産物養殖の拡大について
(5)世界農業遺産を契機とした梅振興
(6)体験観光農業の推進
(7)アスリート用梅商品のプロモーション強化
(8)山林価値向上のための山林地籍の推進
(9)林道整備の推進
(10)沿岸漁業の担い手育成
(11)市場付近の整備による水産観光の推進
2.和歌山県の特長を生かした観光振興について
(1)インバウンドの拡大について
(2)白浜空港の国際線化とLCC誘致による観光都市化
(3)医療観光について
(4)ペット健診施設の充実による健康都市を目指し、外国人や他府県からの受診者の増加による観光医療産業を創出
(5)人と動物が共生するペットとの共生社会を目指す
(6)関西広域連合を活用した、世界への観光商品の発信について
(7)和歌山県の「食」戦略について
(8)本県の様々な遺産の魅力の発信について
(9)バリアフリーの推進
(10)携帯通話エリア、Wi-Fiエリアの拡大推進
3.和歌山県の公共インフラの集大成について
(1)本県一周の高速道路網の完成について
(2)公共交通機関による交通網の充実について
(3)大型クルーズ船の寄港推進について
(4)既設の橋・トンネルの改修について
(5)紀伊半島大水害の教訓から迂回路としての県道平瀬近露線の2車線化
(6)国道371号線の早期整備
(7)国道311号線沿いの通学歩道の整備
4.和歌山県の特色ある産業振興と地域振興について
(1)輸出入業者や工場プラント企業の海岸沿いへの誘致について
(2)女性の雇用促進について
(3)地域の『特区』づくりについて
(4)危険家屋の撤去と空き家活用について
(5)JR和歌山駅の高架を進め東西に分断された和歌山市を一体化
(6)バイオマス発電、地熱発電などで再生可能エネルギーの先進地へ
(7)メタンハイドレートと海流発電の実用化を図り、わが国のエネルギー産業の拠点へ
(8)シリコンバレーとの関係を構築し、わが国のビジネステクノロジーの拠点へ
(9)人と動物が共生するペットとの共生社会を目指す(再掲)
(10)歴史や文化財を保護し活用する
(11)地域密着型プロスポーツを利用した地域振興、大会、宿泊の誘致強化
(12)ワールドマスターズゲームスへの参加者育成や観客観光誘客強化プラン策定
5.安全で安心できる防災・防犯対策について
(1)豪雨時の下排水処理能力の拡大について
(2)避難体制と全ての家屋の耐震補強の徹底について
(3)住宅街や子どもの遊び場への防犯カメラの設置について
(4)サイバー犯罪の取り締まりの強化について
6.健康寿命を伸ばすとともに、人口減少をくい止め、人口増加を促す人口減少に歯止めをかけることが、もっとも重要な命題であると位置づけ施策を展開する。
(1)重粒子や陽子線治療のできるがんセンターの整備
(2)地域包括ケアシステムのきめの細かい推進について
(3)認知症対策としてのケアファーム(農場)の取組について
(4)活力ある地域づくりを進めるための「健康長寿日本一わかやま」の推進
  • 「健康長寿日本一わかやま・わかやま健康フェスタ」の開催
  • 「健康寿命をのばそう!アワード」最優秀賞の獲得
(5)大胆な発想による抜本的な人口減少対策の推進
  • 通勤時間帯におけるJR阪和線(和歌山〜天王寺間)の大幅な時間短縮
  • JR和歌山駅を中心としたコンパクトなまちづくり
  • 少子化をくい止めるため、安心して出産・子育てができる環境を整備
(6)インターナショナルスクールの誘致により国際教育都市を目指す
(7)国内外の有名大学の誘致
(8)人と動物が共生するペットとの共生社会を目指す(再掲)
(9)少子化対策 〜子育て世代を支える施策〜
(10)住みたい、住み続けたいと思わせる街づくりをすすめる
(11)持続可能な社会を実現する
(12)女性が活躍する和歌山を実現する
7.無駄を排し、クリーンな環境を作っていくための循環型社会の構築
(1)CO2削減のために自転車活用
(2)CO2の施設園芸への活用
(3)広域的廃棄物処理対策の推進と、発生熱を活用した発電
(4)生活雑排水の汚泥から生じるバイオガスの活用
(5)磯根再生事業の積極的取組を行う
8.子どもたちが心身ともに成長できる教育について
(1)「親学」を親が子どもとともに学べる体制づくり
(2)郷土の先人・偉人や郷土の歴史に学ぶ教育
(3)外国人とともに学び国際交流を育める環境づくり
(4)地域とつながる学校づくりと教育
(5)スポーツ競技強化拠点施設整備
(6)紀の国わかやま国体、和歌山大会を契機とした少年スポーツのさらなる充実
(7)教育は100年の計、将来の和歌山を担う人材を育成する
(8)和歌山市内県立高校への寮設置
(9)南部高校龍神分校へのR311からの交通確保
(10)過疎地域における路線バスの廃止による高校生の交通確保
9.現長計の徹底的な検証と新長計を着実に推進するための体制整備
(1)現長期総合計画で、数値予想・目標を設定したものについての徹底的な検証
(2)長期総合計画を着実に推進するための体制整備
  • 部局長マニフェストの策定と公開
  • 部局長マニフェストの進捗を的確に把握する仕組みづくり

以上の項目について説明を行いました。今日の私達の提言は、本年度中に策定する和歌山県長期総合計画の中に反映できるように取り組みます。