活動報告・レポート
2016年7月16日(土)
陸奥宗光シンポジウム
陸奥宗光シンポジウム

和歌山ビッグ愛大ホールで「陸奥宗光シンポジウム」が開催されたので参加しました。県議会一般質問でも取り上げたこのシンポジウムが開催され、大勢の参加者の皆さんと共に講演を聞くことができたことを嬉しく思います。

郷土の偉人の活躍した話を聞いて、そのことを想像すると楽しくなります。郷土発展はもちろん、わが国の近代化の道を切り開いてくれた陸奥宗光外務大臣の活躍を勉強することができた一日になりました。

陸奥宗光シンポジウム

講師の一人は陸奥宗光外務大臣のことを、後押しをしてくれる人、勇気を与えてくれる人と表現してくれました。わが国を近代化に導いたくれた歴史から、そのことを感じるそうです。現在も外務大臣室には陸奥宗光氏の胸像が設置されているので、外務大臣室に入ると、いつも陸奥宗光氏に見られているように感じるそうです。現在に生き続ける郷土の偉人の凄さを感じることができます。

また相模原にある外務省の研修所にも陸奥宗光外務大臣の胸像が飾られています。外務省に入省した職員はこの研修所で研修を受けることがありますが、若い外務省職員を見守ってくれる存在が、やはり陸奥宗光氏なのです。このように外務大臣室、外務省、外務省の研修所、そして和歌山市の岡公園にある像を含めて4人の陸奥宗光が現在に生き続けているのです。和歌山市と外務省を今も結ぶ役割を果たしてくれている偉大な存在です。

陸奥宗光シンポジウム

ところで外務省の役割は重要なことは言うまでもありませんが、それは二者択一の重要な決断を迫られた時に決断できる組織だからです。外交の失敗は直接わが国の利益を失わせることになり、将来的に負の遺産を負わせることになります。絶対に失敗は許されない決断をしているのが外務省です。

そのため「判断の重みや影響力を感じ」ながら、日々の外交を行っていると聞かせてくれました。そのためにはまず国益を考えること。多くの情報を集めること。集めた情報を分析すること。そして判断することが求められます。

陸奥宗光シンポジウム

相手国の考え方で外交問題を考え、相手の出方をシミュレーションすることや、戦略を考えるなど想像力を発揮することが求められる仕事です。情報収集力、情報分析力、想像力、判断力を求められるのが外交で、陸奥宗光氏は、列強の圧力の中で不平等条約撤廃のための行動を取り、見事撤廃に導いたカミソリ大臣だったのです。外務省の行動や考え方は当時も現在も基本は国益を守ることと変わっていませんから、陸奥宗光氏の功績は外務省に立つ像となり現代日本を見守ってくれています。

外交に失敗は許されませんから、外交に際しては大臣や上司から「詰まっていないじゃないか」と言われないように国益、情報把握、分析、そして判断という流れで戦略を講じているようです。

外務省の役割の重要性、頼もしさを感じながら講演を聞かせてもらい、陸奥宗光の時代を想像しました。

陸奥宗光シンポジウム

陸奥宗光は9歳の時に紀州藩を追われ紀州の地を去ります。その時、強いものに勝つためには力が必要で、力を身に着けるためには勉強が必要だと思います。勉強と共に人との出会いが陸奥宗光を成長させていったようです。紀州藩を出てから出会った人物は、西郷隆盛、勝海舟、坂本竜馬だったそうですから、実力者と出会って成長速度を加速させていったと言えそうです。常に、優れた人物との出会いは人を成長させてくれます。このことは現代社会にも当てはまる法則です。

陸奥宗光シンポジウム

昨日会った人が「優れた人と仕事をしなければ良い仕事ができません。自分の落ち度から底辺で仕事をしていました。環境が悪かったので抜け出すのに時間がかかりました。下のクラスにいるとすぐたれグルーブには出会えませんし、入れないのです」と話してくれたことを思い出しました。

一級の人物との出会いと共に行動したことが、元々素質のあった陸奥宗光を更に磨いて一級の人物へと駆け上らせたように思いました。

陸奥宗光シンポジウム

最後に「動かなければ可能性は狭められる。だから動くことで可能性を狭めないようにしておくことが大事です」と話を聞かせてもらいました。年齢と共に人が持つ可能性は狭まっていきます。持ち時間が限られていくからです。可能性があることは将来の希望ですから、可能性を狭めないようにすることが人生です。そのためには動くことなのです。理屈をつけている時間があれば、文句を言っている時間があるなら、そんなことよりも動くことが大事だと伝えたいと思います。

現代に生きる陸奥宗光外務大臣から学ぶことがありました。