活動報告・レポート
2016年7月1日(金)
大政奉還から150年目
大政奉還から150年目

平成29年は大政奉還から150年目を迎える年になります。一昨日、このことに気付かされました。そこで明治維新の歴史に関して話を聞かせてもらいました。

大政奉還は1867年11月9日の日本史に大きな足跡を残した出来事です。元号で言うと慶応3年になりますが、ともかく2017年、平成29年は大政奉還から150年目を迎えることになります。徳川家が天皇家に政権を返上して、わが国は近代国家への道を歩むことになるのです。

大政奉還では紀州徳川家、徳川茂承(もちつぐ)も大きな役割を担っていますから、紀州にとっても大政奉還は大きな出来事でした。

そして翌1868年4月6日に明治政府が五箇条の御誓文を示し、元号が慶応から明治へと改められたのです。大政奉還を経て明治へと時代は変わることになります。

そのため大政奉還から150年後は平成29年であり、明治維新から150年後が平成30年となります。徳川家が天皇家に政権を返上したのが1867年(慶応3年)であり、明治に改元されたのが1868年(慶応4年)ということになります。

大政奉還により政権が変わった時が歴史の転換点と思いますから、平成29年が150年目の節目の年となると考えています。

この明治維新から150年目を迎える平成30年に、「平成の薩長土肥連合」が広域連携観光プロジェクトを企画しています。「平成の薩長土肥連合」とは、言うまでもなく鹿児島県、山口県、高知県、佐賀県の4県で、広域観光ルートの形成や相互誘客体制を確立するなど観光対策を行うものです。

そのため鹿児島市では平成24年度から、明治維新から150年後の平成30年を目指した準備を進めています。流石、明治維新の立ち役者だと思わざるを得ません。

この鹿児島市の「明治維新150年カウントダウン事業」は、平成24年から平成30年まで開催されます。明治維新までの薩摩藩の足跡を振り返る取り組みを実施しているようです。

鹿児島市はこの「明治維新150年カウントダウン事業」によって、鹿児島市に対する誇りと愛着を醸成し、青少年に故郷の歴史を伝えることを目指しています。素晴らしい取り組みだと思います。

和歌山県、当時の紀州藩も明治維新前夜に大きな歴史的役割を果たしていますから、明治維新後の平成30年ではなくて、大政奉還から150年後の平成29年に和歌山県が近代国家を切り拓いたことを訴える取り組みをしたいと思いました。

現在は、徳川家が天皇家に政権を返上した転換期と同じような歴史的転換期を迎えているように思います。和歌山県こそ転換期で役割を果たすべき県だと思いますから、平成29年は和歌山県が大政奉還から150年を迎えている今日的意義を訴える役割を与えられていると思います。

1867年(慶応3年)が大政奉還で明治維新前夜で、1868年(慶応4年)が、元号が明治に改元された明治維新後となります。和歌山県、紀州藩の果たした役割は大政奉還の時ですから、平成29年を節目として、和歌山県が明治維新150周年の取り組みを考えるべきだと思います。

ところで和歌山県として明治維新から150周年の年に何かを企画しているのか。何も企画していないのか分かりません。明治維新と現代をつながっているものを次世代に伝えるための企画を考えたいと思います。明治維新は日本史の大きな転換期で、和歌山県も歴史的役割があったことを考えると、この節目の年に何もしないことはあり得ないと思います。

大川小学校のひまわり
大川小学校のひまわり

大川小学校からいただいた「命のひまわり」が今年も和歌山市内で育てられ、成長しています。和歌山市内の宮連絡所と太田東自治会内で、成長しているこのひまわりを眺めました。太陽の光を浴びて茎は伸び、葉は大きく成長していました。昨年と比較して「昨年よりも大きいなぁ」と感じました。

厳しさが増す太陽の日差しですが、ひまわりはその分、成長の速度を速めているように感じます。宮連絡所のひまわりは職員さんが世話をしてくれていて、太田東自治会のひまわりは自治会役員の皆さんが世話をしています。このひまわりはプランターに植えられ道路沿いで成長し、自治会員さんや道行く人を楽しませています。

大川小学校のひまわり

役員さんに「ひまわりが咲いて種ができたら下さいね。来年は私のところでも育てたいと思っています」などの声が寄せられていることを教えてもらいました。

大川小学校のひまわりは自治会内の道路景観をきれいに保ってくれていて、命を大切にすることは皆さんの心に行き届いています。

太田東自治会の役員の方は、「この場所に花を植えると、プランターから花を抜いて持って帰る人がいました。心ない人がいるので大切な命のひまわりを植えることに対して心配していたのですが、このひまわりの由来を書いた札を立てて命のひまわりを育てているので、花を踏みにじることや、抜いて持って帰るなどの悪戯をする人はいません。皆さんの良心に届いていると思います」と話してくれました。

命のひまわりはここを通る人の心に届いていますし、優しい気持ちにさせているようです。今年も和歌山市内と和歌山県内には、大川小学校からいただいた命のひまわりが成長していますし、人を楽しませ、優しい気持ちにさせて、そして大川小学校のこの物語は命の大切を伝えてくれています。東北で誕生した命のひまわりは、遠く離れた和歌山県でも毎年、命を芽生えさせ成長を続けています。私達の心も微笑みながら優しくなっていくようです。

大川小学校のひまわり 大川小学校のひまわり
自治会役員会

地元有家自治会の、本年度第一回役員会に出席しました。これからの自治会の行事予定を説明し、みんなが行事に参加して地元を盛り上げることを確認しました。

今後の主な行事は、7月に開催予定の知事行政報告会への参加。9月の地域避難訓練の実施。そして10月の宮地区連合自治会主催の文化祭への参加などです。自治会としての避難訓練は、自治会館での防災説明会と屋内でできる防災訓練を実施する予定です。ここでは水消火器を利用して消火訓練も行いたいと考えています。

また地元の道路状況の確認や通学路の安全対策などを話し合いました。生活道路に関しては、高齢者や通学の児童が歩行する際、道路に凸凹や穴があり危険を感じる箇所が多数あります。自治会として応急補修を行っているのですが、抜本的な道路補修の必要性を感じています。ただ和歌山市では道路補修予算が限られていることから、なかなか補修が進みません。高齢者や児童の転倒や災害が発生してしまうと遅いので、地元して早期対応を求めていきます。

また避難場所まで逃げるための道路への避難路表示についての提案もありました。自治会では防災マップを各個に配布し、各自で避難場所の確認や下見、日頃から備えておくことを伝えています。しかし防災マップを失っている人や見ていない人もいるようです。災害発生時は行政や自治会が何とかしてくれるもので、他己責任だと思っているような感覚があります。配布された防災情報は確認すること、できれば避難場所の下見や防災訓練への参加もして欲しいところです。自治会組織は日常生活を過ごす上での最小単位の組織であり、この組織に所属することで助け合いや自助、共助の関係を築くことができます。

その上に立って公助がありますから、まずは自治会活動に参加することが助け合いの基本になります。自治会会費は月額200円必要ですが、200円以上の情報提供や自治会内の助け合いの輪に入りますから、その金額以上の価値があります。皆さんの活動が自治会活動基本となりますから、「避難場所を知らない」、「避難路の明示がないから避難方法が分からない」と言わないで、自ら行動を起こすことを希望しています。自ら行動を起こすことが災害発生時に大切なことになります。

このように自治会役員会で話し合うことで問題点が抽出できますし、解決に向かうきっかけとなります。次回は9月に第二回役員会を予定しています。