活動報告・レポート
2016年6月26日(日)
ライオンズクラブ国際大会二日目
ライオンズクラブ国際大会二日目

福岡県で開催しているライオンズクラブ国際大会の開会式に参加しました。開会式はヤフオクドームで、ここは福岡ソフトバンクホークスの本拠地です。プロ野球球団の本拠地ドームで開会式を行うスケールは、「流石ライオンズクラブ」と思うのに十分すぎるほどでした。

開会式は三笠宮様、福岡県知事、福岡市長などが来賓として出席してくれた豪華なもので、高いレベルの方々を開会式にお迎えできる力を備えた団体であることが分かります。日頃から実践している世界各地での社会奉仕活動と活動の歴史が、ライオンズクラブが世界で最も信頼性の高い団体の一つであることを証明してくれています。

福岡県知事も福岡市長も国際大会ですから英語でスピーチを行い、外国からの参加者に歓迎の心が伝わったと思います。福岡市は国際都市であり、観光都市であり、世界大会を実施できる、日本では限られた都市であることを訴えることができていました。

さて日本人として国際会長を務めてきた山田国際会長は自身の挨拶の中で「70年間の人生の中で最も濃い時間を過ごすことができました。それだけ充実した一年を過ごしました。テーマとして掲げた『命の尊厳』の価値を世界のライオンの活動の中に浸透させたと思いますし、自らこの価値を伝える活動ができたと思っています。しかし、もっとやっておけば良かったと思うことも残りました」と話してくれました。

時間は同じ速さで過ぎていきますが、時間には濃淡はあると思います。濃い時間を過ごしている人にとって時間の経過は早いと思います。薄い時間を過ごしている人は、時間の過ぎる速度は遅いと思います。濃い時間を過ごしている人が感じる時間の速度を国際会長が体験し、その体験を伝えてくれました。濃い時間を過ごして生きた人の話を聞くことは楽しい時間となります。一緒に濃い時間旅行をしているよう気持ちになれるからです。

例えば「一緒に折り紙で鶴を折る作業」は単純ですが、そこに「命の尊厳」の価値を込めるなら、その折鶴は世界の人々に「命の尊厳」を伝えてくれる存在になります。今から一年前、国際会長と一緒に世界のガバナーが折り紙で折鶴を作りましたが、その鶴は今年6月、広島県の平和記念公園に届けられ、世界平和を次の世代に伝えていく役割を与えられました。これは凄いことだと思います。1人ひとりの願いの込められた折鶴が広島県の平和記念公園で命を与えられ、人々に平和と命の尊厳を語っていくことになったからです。

個人が折り紙で鶴を折ってもこの場所に届けられることはありませんし、後々まで伝え続けるメッセージの媒介者としての地位を与えられることはありません。ライオンズクラブ国際協会、そして山田国際会長を始め私達会員の活動と願いが、それを実現させる力になったのです。

そして挨拶の最後に山田国際会長が家族に花束を手渡す場面がありました。一緒に行ったメンバーが「この場面は涙が出ました」と語ってくれたように、一年間という長い時間を社会奉仕と世界平和に尽くした国際会長の気持と行動した結果が会場内に感動を運んでくれたのです。

言葉と行動が感動につながることは理想です。そんな理想である感動を呼ぶ挨拶をしてくれました。

開会式の後、ヤフオクドームの外でブルーインパルスが六機飛行してくれました。午後1時30分から37分までのわずか7分間でしたが、開会式に参加した私達に感動を与えてくれました。

ライオンズクラブ国際大会二日目 ライオンズクラブ国際大会二日目

開会式を終えてヤフオクドームから福岡国際会議場に移動しました。ここで中村猛335B地区ガバナーの講演を聞きました。国際大会の場で私達335B地区が最大の社会貢献活動として一年間取り組んだ「ライフジャケット寄贈推進事業の取り組み」を紹介してくれたのです。ここに山田国際会長も参加してくれて、私達の地域での活動が世界に紹介され、認められた感動の瞬間となりました。

ライオンズクラブ国際大会二日目

一年間、目的を持ってしっかりと実践し成果をあげられた取り組みが花開いた瞬間となりました。自分でやってきたことだけが自分で話して感動を与えられることになります。

平成27年7月から平成28年6月までの一年間の活動を思い出しました。一年前にハワイからスタートしたこの航海は、もう直ぐ福岡の港に入ろうとしています。後々まででも、誰にでも誇ることのできる見事な航海だった思っています。この航海の乗組員として活動できたことを生涯忘れることはありませんし、ゾーンチェアパーソンとしての誇りとなります。

そして夜は中村335B地区ガバナーの最後の公式行事となる晩餐会に出席しました。晩餐会が始まると、一年前のハワイでの晩餐会を思い出しました。あの時、これから始まる活動に期待を抱き、「やらなければ」と思いました。一年を通じて中村ガバナーと接し、このガバナーと一緒に一年間活動できたことを嬉しく思いました。もう本年度の活動は戻ることはありませんが、誇りに感じる時を過ごせたことに感謝しています。

ライオンズクラブ国際大会二日目

中村ガバナーから「片桐さんは良くやってくれました。県政とライオンズの両立は大変だと思いますが、見事にやり遂げてくれました。一緒にいて片桐さんが素晴らしい人だと思いました。この一年で終わりではありません。将来に期待していますから県政とライオンズを支えて下さい」と言葉をいただきました。

中村ガバナーに感謝申し上げ、全ての公式行事を終えました。一年間、ありがとうございました。