活動報告・レポート
2016年6月24日(金)
津秦新駅を作ろう
津秦新駅を作ろう

貴志川線に新しい駅を作ることを目指す会合に参加しました。貴志川線沿いに津秦新駅を作ろうと思う皆さんが集まり、新駅を作るための行動について話し合いました。

ずっと昔、貴志川線に津秦駅があったそうです。小さな駅だったのですが、地元の方々が利用していたようです。しかし何かの事情で津秦駅は廃止され、その後、津秦に駅は存在していません。貴志川線の津秦と前後の駅との距離は少し長いため、駅があっても良いと思います。

ただ貴志川線に新しい駅を作ることは困難が伴います。地元陳情駅は新駅を必要とする人による資金調達や、地元の熱意と行動が求められます。しかも残念なことに貴志川線は赤字路線ですから、運営する鉄道会社が資金を提供することは難しいことです。既に平成28年度から10年間の和歌山県と和歌山市、紀の川市の支援枠も決定していますから、増額や追加支援は難しいことは分かっています。

津秦新駅を作ることに対して厳しい条件が揃っていますが、それでも地元から要望をあげようとしています。かつて貴志川線が廃線されようとした時、地元の皆さんの熱意で存続に導いてくれたことを思い出しました。貴志川線廃線の回避は不可能と思っていたのですが、地元の方々の熱意と行動によって存続が決定したのです。この存続運動はNHKでも紹介されましたし、存続後が決定した後も気を緩めることなく継続して存続のための取り組みを行っています。

そんな熱意のある貴志川線沿いの皆さんが、津秦新駅に向けた取り組みをしようとしています。実現するかしないかは分かりませんが、貴志川線を存続させたという不可能を可能にした実績がありますから、熱意と行動があれば決して不可能ではないと思います。

津秦新駅に向けて動き出そうとしている地元の熱意と行動に期待しています。貴志川線にまたひとつ新しい物語が始まろうとしています。新しい物語に関われることは幸せであり、行動する皆さんと共に成長できる機会となります。ワクワクすることがまたひとつ増えました。

今日の会合では、和歌山県が発表した貴志川線支援についての内容に説明を加えました。

平成18年度から10年間、和歌山市、紀の川市及び和歌山県で、貴志川線の事業運営に対し基本合意書に基づき財政的な支援を行ってきましたが、平成28年3月末に支援の期限を迎えます。貴志川線は、南海電鉄が経営する最終年度の平成17年度には、年間利用者数が約192万人にまで減少していましたが、和歌山電鐵による運行が開始した平成18年度から徐々に増加し、平成26年度では約230万人となりました。

しかしながら、鉄道施設の老朽化により修繕や設備更新の経費が大きな負担となるなど、鉄道事業は依然として年間約6,400万円の赤字が続く厳しい状況です。

したがって、貴志川線が安定的かつ継続的に運行するためには、これからも行政による財政的な支援が必要であると判断しました。

つきましては、この度、貴志川線が安全に運行を継続するため、平成28年度から新たな10年間、和歌山市、紀の川市及び和歌山県で財政的な支援をし、和歌山電鐵が貴志川線の運行を継続していくことで、基本的な合意に達しました。

支援は、貴志川線が安全に継続運行するため、老朽化した設備を整備する費用に対して和歌山市、紀の川市及び県で支援することにしています。

支援対象は国の補助制度が対象としている設備の更新及び修繕で、レールやマクラギ、踏切保安設備などが対象となります。

支援の上限額は12億4,790万円で、和歌山県が4億5,466万円、和歌山市 5億1,561万円、紀の川市 2億7,763万円となっています。

送別会

大変お世話になったM先輩の送別会に参加しました。この場に呼んでもらえることは嬉しいことであり、本体を離れ出向することになりますが、これまでと変わらぬおつきあいをしたいと思っています。仕事や職場を超えておつきあいできる先輩ですから、関係した誰からも好かれています。話がしやすくて頼みごともしやすい頼りになる先輩です。話しやすいことが人として最も大切なことの一つだと思いますから、どの会社に行っても今と同じように頼られる存在になると思います。

「今日はどれだけ飲んでも酔わないのです」と話してくれたように、仲間と過ごす素敵な時間に酔っているようでした。そして「カウントダウンが始まると寂しさがこみ上げてきました。何とも言えない寂しさがあります」と話してくれました。その気持ちはとても良く分かります。出会いと別れ、住み慣れた場所を離れる寂しさ。言葉にならない感情が沸き起こると思います。

そんな人生にとって大事なひと時を一緒に過ごすことができたことを心から感謝しています。ありがとうございました。