活動報告・レポート
2016年6月23日(木)
わかやま何でも帳
わかやま何でも帳

ふるさとは教育副読本「わかやま何でも帳」の平成28年度改定版をいただきました。故郷の偉人も掲載されている副読本で中学生に配布しており、中学校の教育機会に活かしています。

「わかやま何でも帳」では、今週の月曜日の一般質問で取り上げた太田城のことや陸奥宗光外務大臣が取り上げられていますし、平成28年2月議会での予算特別委員会で質疑を交わした「エルトゥールル号の事件」のことも紹介されています。和歌山県で暮らす私達の年代は、和歌山県のことを余り学習しないで義務教育を終えたように思います。

太田城の水攻めのことや陸奥宗光外務大臣の功績、エルトゥールル号のことなどは、中学校の時に習った記憶がなく人物の功績や地元の歴史を知りませんでした。かろうじて、陸奥宗光に関しては父親から、「和歌山県の偉人と言えば陸奥宗光外務大臣。不平等条約の撤廃をした人だ」と教えてもらった記憶があるだけです。子どもの頃は「陸奥宗光って変わった名前だな。でも偉い人だったんだ」と思い、その名前は郷土の偉人として常に心の中にありました。ですから、大人が子どもに伝えるたことは大人になっても記憶と心に残っているものだと思います。

もし議員になっていなければ、和歌山県の歴史や偉人のことを学ぶことはなく、あまり郷土のことを知らないで社会人として活動し、生活していたと思います。

自分が知らないことや関心が乏しいことを子どもや周囲の人に伝えることはしませんから、和歌山県の歴史を深く知らないでいたと思います。知らないことを凄いとは思いませんし、知らない歴史に誇りを持ちことはありませんし、偉人であっても知らない人物であれば尊敬することもありません。郷土への誇りや偉人を尊敬することなどの全ては知ることから始まりますから、中学校で故郷のことを学ぶことは意味があることです。

「わかやま何でも帳」により和歌山県の偉人や歴史を学ぶことは、郷土への愛着と誇りを醸成することにつながるものなので、授業で活用されることを期待しています。

陸奥宗光

一般質問で取り上げた陸奥宗光外務大臣についての感想が多数寄せられています。「産経新聞を読みました」、「テレビを見たよ」などの嬉しい反応や感想もいただいています。

その中で嬉しい感想を紹介します。

「こんばんは。片桐先生、今回の質問のトピックはなんといっても、陸奥宗光外務大臣につきますね!彼の功績は質問の内容にあったとおり、日英通商航海条約の締結です。中学や高校の歴史で学ぶことは当然のことなのですが、クイズ番組でも度々取り上げられていますから、知っている人は多いと思います。

実は、僕が小学校時代、社会授業の副読本として、和歌山市から『すばらしい先輩たち』という本がありました。そのトップに陸奥宗光外務大臣が取り上げられていたんです。

岡公園の児童婦人会館の前にある陸奥宗光像を見て子ども心に『この人、そんなに偉い人だったの』と、驚いたものです。

ただ、あの時は小学生だったので、遠い昔話に思えて、正直ピンとこなかった。しかし、こういうことを議会で取り上げ、過去の歴史が現在の自分達に本当に繋がっているんだと感じさせてくれることは非常に意義があるとおもいました。このシンポジウムの話などは、県内のマスコミ各社は大いに取り上げてもらいたいです。

最後に、片桐議員の今回の質問は、普段、他の一般質問の時は退屈そうにしているのに、片桐議員のときは周りをざわつかせるほどだったので、ひじょうにインパクトがあって百点満点でした!お疲れさまでした」。

「今、陸奥宗光について調べていました。その生い立ちには大変驚かされました。彼は伊達家の子孫であること、また、坂本龍馬と深い親交があり、海援隊に参加していること、桂小五郎や、伊藤博文に若い頃から親交があり、明治維新の新進気鋭の人物であったことに本当に驚きました。

時期は前後しますが、勝海舟の神戸海軍操練所に入所していたことなども驚きました。明治維新後は政界で活躍し、日英通商航海条約締結、また、アメリカ、ドイツ、イタリア、フランスなどとも、同様の条約締結に成功させています。また、日清戦争などの開戦に関わる外交手腕でもしられているようです。

このほか、神奈川県知事、神戸県知事、農商大臣、第1回衆議院議員選挙当選、下関条約締結等、その伝説には輝かしいものがあります。

片桐先生は政治を志すものとして、偉大な先輩の軌跡には興奮を隠せないでしょう!現在社会はかなり煮詰まってしまってなかなか、大きな功績をあげるのは難しいでしょうけど、頑張ってください。応援します!」。

皆さんから素晴らしい感想を聞かせてもらいました。とても励みになりますし、一般質問で取り上げて良かったと思っています。反響のあることは刺激になりますし、今後の活動の励みになります。