平成28年6月県議会定例会も今日と明日を残すだけとなりました。議案の審議を終えて明日の採決向けた会派会合を行いました。提案された議案と提出されている意見書について議論を交わしています。尚、本日は知事から人事案件の追加提案があったため、明日の最終日に採決することにしています。

また行政改革・基本計画等に関する特別委員会の次回開催日程が決定しました。平成29年度から10年間の和歌山県の将来のあるべき姿を描く和歌山県長期総合計画の策定を準備中ですが、この計画に対して議会から意見を提案することにしています。長期総合計画は県の政策推進のための基本方針となります。この計画で人口や財政などの目指すべき指標を明確にし、その目標を目指した取り組みを毎年、実践していくことになります。

そのため前回の課題を確認しました。主な項目として人口減少問題、少子高齢化問題、地域医療圏確立の問題、企業立地の問題、学校教育における学力の問題などがありました。

前回の長期総合計画の策定年度は平成19年度でしたが、その時の課題は現在の課題とまったく一緒だと思います。

これは課題の解決が図れていないのではなく、まさに長期的課題として考えていくものだと言うことに他ならないと思います。長期的課題は完全に解決できるものではなくて、その時々の最善の政策を検討し、着実に実践していくことにあると思います。そして効果を検証しその次につなげていくことが大事なことなので、長期的な県政の課題は現役世代で全て解決できるものではなく、次の世代に引き継いでいくものだと思います。

そのため県政の長期的課題を明確にし、少しでも改善するように目標を定めて、毎年着実に取り組むこと。地味なことですが県政発展の活動の基本になると思います。

将来の和歌山県が今よりも素晴らしく誇れる県になるよう、10年後の和歌山県のあるべき姿、目指すべきことについて意見をまとめたいと考えています。次回の特別委員会開催までに意見をまとめたいと考えています。

和歌山県産の果物などを加工して首都圏を始めとする全国に届けているのが「ふみこ農園」です。ふみこ農園社長は全国を飛び回っていることから中々会えないのですが、幸運なことに今日、会うことができました。先々週、社長に会い「新しい商品を開発したので見に来て下さい」という案内をもらっていたことから本社を訪ねました。

これまで開発しているアイテムは300種類以上ありますが、現在も毎年数件の新製品を開発しているようです。嬉しいのは和歌山県産の果物を加工していること、しかも斬新なアイデアと工夫を凝らしていること。そして手間暇をかけていることが「ふみこ農園」の商品の特長です。

味覚は勿論一流、パッケージや商品を入れる箱にも拘りを見せています。「ふみこ農園」の商品が首都圏などで販売されていること、百貨店やコンビニのプレミアム贈答品としてカタログに掲載され人気を博していることから、「和歌山県産の果物は美味しい」という評価があります。

「ふみこ農園」は、和歌山県が全国一のフルーツ王国であることを全国にアピールしてくれる存在です。和歌山県発で全国に商品を届けてくれている「ふみこ農園」を訪ねると、いつも元気をいただけます。商品力と社長の人間力、働いている人の活力などが要因だと思います。

ニュージーランドからアランさんが和歌山市を訪問してくれました。和歌山城の案内とわかやま歴史館前での茶道体験をしてもらいました。和歌山の歴史と日本文化を体験としてもらうことができました。和歌山市の印象が少しですが良いものになってくれたと感じています。

外国からお客さんが和歌山市に来てくれ、案内し和歌山の歴史を楽しんでくれることを嬉しく思います。

夕方からはレオ育成起協議会に出席しました。本年度の最終の協議会となりますが、本年度の活動と決算報告をしてもらいました。和歌山レオクラブの活動年度は7月から翌年6月までとなっていますから、今月が年度末の月となります。

本年3月には、和歌山レオクラブ結成35周年記念式典を実施していますし、福井県の研修会にも一緒に行きました。メンバーは日常から、熱心で真面目な取り組みをしていることを僕は知っているので、一年間の活動を通じて成長の跡が感じられることを嬉しく思っています。それにしても、目標を持って活動している場合、一年経つと人は成長しているものです。

この一年の成長が、明日の活動とさらなる成長につながっています。新しい年度もメンバーの活躍と成長を期待しています。

午後7時からは懇親会に参加しました。金融関係者と会社経営者との懇親会で学ぶことがたくさんありました。人は経験によって成長していくこと。先を見通す力が将来の安定につながること。儒教と法律の両立が大事であることなど教えてもらいました。良い時間を過ごすことができました。