団体設立23周年をお祝いする感謝祭に出席しました。二か月前から「感謝祭の日はお越しください」と案内をもらっていました。これまでは任意団体でしたが、6月にNPO法人設立の申請を行い地域に貢献することを目指しています。 約2時間の感謝祭は地域の皆さんが参加したお祝いムード溢れる祝賀会となりました。
僕からの挨拶は次の通りです。
皆さん、こんにちは。貴団体が設立23周年を迎えられたことをお祝い申し上げます。今日の感謝祭にお招きをいただいたことに深く感謝申し上げます。この会を主催した先生とご縁があり、以降、親しくお付き合いをさせてもらっています。今日の感謝祭で先生はみんなのためにお祈りしてくれていますが、お祈りをするだけではなくて行動力を持ち合わせています。私も祈りの力は信用していますが、そこに行動する力が加わっているのですから、皆さんの幸せと地域の発展に大きな力になっていると思います。
先生の凄いところは、恵まれない人を救うための行動を起こしていることです。しかも昼夜を問わず迅速に、親身になって支援している姿を知っていますから、僕ができることは少ないのですが困った時にお役に立てるように共に行動させてもらっています。
もうひとつお知らせしたいことは、家庭的に恵まれない子ども達を支援しているところです。僕も子ども達の支援のためにできることを実行していますが、先生も同じように子ども達に優しい視点を投げかけて守ってくれています。子どもは地域の宝であり、社会で育てるという覚悟を持っています。
そんな先生は祈りと行動で和歌山市を支えてくれているので、和歌山市に欠かせない人だと思っています。今日の23周年の感謝の気持に接すると、先生と皆さんの力が更に高まっていくものと思っています。
これからも共に行動できることを期待して、挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。
そして主催者が作ってくれた昼食を式典に参加した皆さんといただきました。「今朝、早く起きて作ったのですよ」と笑顔を添えてくれました。
そして帰り際「施設の子ども達にあげて下さい」と感謝祭のお土産を預かりました。主催者の方々は今日の式典に参加できない子ども達のことも考えてくれています。この場にいない子ども達に、子ども達のことを大切に想う心は届いていると思います。
先週から容態が変化しているSさんが緊急入院しました。昨夕から熱が出てきたことから苦しそうになり、今日、救急車に来てもらって入院することになりました。知らせを聞いて病院に駆けつけ、ベッドで寝ているSさんに会うことができました。表情は苦しそうでしたが、ベッドに近づくと気配を感じて目を覚ましてくれ、少し表情が緩んだように感じました。この表情から、きっと会いに来たことを嬉しく思ってくれたと思います。
ただ、呼吸が苦しそうで、かつ言葉を発することがしんどそうになっているため、会話を交わすことができませんでした。Sさんに尋ねると、そのことに対して頷くばりで、会話ができないしんどさも感じているように思いました。
ベッドの上のSさんに手を伸ばし握手をすると握り返してくれるなど、生きようとする力を感じました。何かを言いたいように思いましたが、言葉にならないことが近くにいるのに遠くにいるように感じました。また友人がSさんの手を握ると、照れたような微笑みの表情となり、生きようとする力は人の優しさに接することや交流のあった人と会うことから力強さを増すものだと思いました。
何も思わないでもいつも会えていた人と会うことが難しくなる状態になるとは、誰も思っていません。健康を損なうと「いつものことがいつものこと」でなくなくなるのです。いつものことがどれだけ尊いことか、改めて分かります。
いつもと同じ朝が来る。いつもと同じように挨拶を交わせる。当たり前のことに感謝したくなりました。
帰り際、「明日、登壇するからテレビを見て下さいね。明日の夜ですよ」と話したところ、「分かっています。明日の県議会の放送を楽しみにしていますから」という表情で、頷いてくれました。命を賭けた戦いをしているSさんのためにも、特別な思いで一般質問に壇上に立ちます。明日はSさんと一緒に壇上に立ちます。思い切り、応援して下さいね。