活動報告・レポート
2016年6月5日(日)
茶道部懇親会
地引網
地引網

今朝から生憎の雨天でしたが、片男波でファミリーフェスタとして地引網に参加しました。雨天でしたがこのイベントを楽しみにしている皆さんが集まり、地引網やゲームを楽しみました。和歌山市の海のイベントはきれいな景観の中でしっかりと楽しめます。

茶道部懇親会
茶道部懇親会

和歌山文化協会茶道部の懇親会に参加しました。6月開催の懇親会は、一年が半分経過したことによるご苦労さん会的な要素と、後半の部活動に向けて団結するための要素を持ち合わせています。部会員同士の交流を楽しみました。

懇親会の冒頭、挨拶の機会をいただきました。

こんにちは。今朝から雨が降っていますが、大勢の皆さんが集まり懇親会を開催できることを嬉しく思います。今日の懇親会のメニューは盛り沢山で、抽選会、映画会、舞踊などを予定していると聞いています。

外は少し肌寒かったのですが、この会場は熱気が溢れているので最後まで一緒に懇親会を楽しみたいと思います。

この懇親会は、お正月から春までに実施したお茶会の労いと、茶道部として最も盛り上げるべき文化の秋のお茶会に向けて一致団結することを目的にしていると思っています。

会員同士の交流と一緒に楽しむことで秋に向けて発信したいと思います。文化活動が輝く和歌山県を目指したいと思っていますが、文化活動の中で茶道は欠かせない存在です。今日の懇親会を楽しみ、文化の秋に備えたいと思います。本日は最後まで、よろしくお願いいたします。

以上の主旨の挨拶をさせてもらいました。会員の皆さんに感謝しています。ありがとうございます。

懇親会は和やかな雰囲気で進行し、途中映画上映をしてくれました。部会長が「是非、この映画を観て欲しいと思って選んできました」と推薦してくれた映画が山田洋二監督の「東京家族」です。和やかで賑やかな懇親会でしたが、映画上映が始まるとその世界に入り込み、二度ばかり涙が溢れる場面がありました。会員の方々がハンカチで目頭を拭っていたのは概ね同じ場面でした。

子どもの成長と共に老いていく両親。子どもが自立していくと同時に両親は子どもが築いている家庭の中で、いる場所を失くしていきます。子どもや孫に会うことを楽しみに故郷、福島県から上京した両親ですが、東京で暮らしている子ども家庭の中でいる場所が限られたものになっていることを感じます。

楽しみにしていた東京での時間は、寂しさが増えていく時間となっていきます。子どもの成長は嬉しいものですが離れていく寂しさを感じ、家族とは何かを考えることになります。やがて一緒に東京に来た母親が倒れ、突然、亡くなります。このことを契機に家族の関係は動き出します。

親と子どもは近すぎることで反発することがありますが、死を契機としてお互いの心が少しわかるようになっていきます。東京に行ったことを後悔する父親に対して、亡くなった母親は死の直前、「東京に来て良かったと思います。あの子のことを心配していたけれど、大丈夫だと分かったからです。私は幸せです」という言葉を残しています。

子どもの成長は親から巣立ちするようで寂しいことですが、成長する姿に接することは幸せなことでもあります。成長と老い。寂しさと幸せ。親と子どもの心情を描きながら、同時進行のように感じることができました。

懇親会での映画上映は結束力を増すことにつながるものでした。見事な懇親会の企画と映画の選定でした。人を温かく思う気持ちが、おもとなしであり一期一会の精神だと思います。茶道部らしい素敵な懇親会となりました。

その他
  • 新しくお店を開店したオーナーを訪ねたこと。若い力が形になって現れたことを嬉しく思います。
  • 時間を融通して髪の毛をカットしてきました。今日行かないと暫く行ける時間がなさそうなので、時間を確保してもらいました。すっきり夏仕様になりました。