第62回目のライオンズクラブ国際協会335複合地区年次大会に代議員として参加しました。会場は姫路市文化センターで数年前に参加した同大会の会場と同じ場所で、懐かしく思いました。
大会では提案された議案に対する活発な質疑が飛び交い、現状と問題点の解消に向けた取り組みをしていることを伺い知ることができました。大会に参加していなければこの議論を聞くことはできなかったと思いますから、参加して勉強になりました。どんな組織にも、どんなしくみにも問題が発生するものだと思います。問題が発生することは仕方ないことですから、それに対応し解決に向かわせることが大切なことだと感じました。
大会議長は閉会にあたって「活発な議論を交わせた有意義な大会となりました。今回、日本ライオンズを一般社団法人化するという新たなしくみをつくろうとしているので、今後、ここに魂を込めていくのが次の役員の役割になります」という挨拶がありました。
組織の場合、問題点があれば執行部で改善案を議論、しくみを作り、その後会員に提示し議論を行った結果、同意を得て仕組みを変更していくことになります。見える形で議論を交わし問題点を浮き彫りにしたことは成果だと思っています。
組織が新しいステージに上っていく過程における議論を行ったことは成果があったものと考えています。
閉会後に記念講演会があり、講師として村田兆治氏が来てくれました。村田氏は言うまでもなく、元プロ野球選手でけがを克服し215勝した名投手です。「人生先発完投」をテーマに体を動かしながら会場を元気にしてくれました。村田氏の講演は私達に元気を与えてくれました。
一流の投手は同じことを飽きないで継続できる投手のことを言います。過去の名投手はみんな同じことを繰り返してコントロールを身に付け、同じ腕の振りで直球と変化球を投げられるようになりました。
野球選手にとって聴くこととは、スコアラーの話、トレーナーの話や栄養士の話など、自分の専門外のことを教えてくれる人の話を聴くことです。専門外の人の話を聴いても仕方ないと思う人は一流になれません。聴く姿勢を持っている人が一流になれます。話をしてくれる人は自分を助けようとしている人達です。自分を支えてくれる人のことを大切にする気持ちが聴くことだと思います。
ですから聴くことのできる人は周囲が助けてくれる人だということになります。
村田氏の講演の内容を自分で感じた言葉で記しました。一流の投手の人生訓を聞かせてもらい「やらなければ」という気持ちになりました。
帰路、移情閣に立ち寄りました、ここからの風景は、明石海峡大橋を眺めることができるビューポイントです。移情閣は孫文を顕彰する建物で、巨大な明石海峡大橋と共に、外国にいるような雰囲気にさせてくれます。この景色の中にいると、今日という一日を大切にしたいと思いますし、与えられているかけがえのない一日一日に感謝し、できるなら幸せを感じながら過ごしたいと思います。たった一度だけ訪れてくれる今日という日に感謝しています。