「GTEC2016」。国際高校生テクノロジービジネスプランコンテストについて説明を行いました。このコンテストは今夏、和歌山市内で開催される全国レベルのコンテストです。専門家に言わせると「このコンテストが東京ではなくて、何故和歌山市で開催されるのですか」と質問されるほどです。高校生がビジネスプランを策定しプレゼンテーションまで行う授業は日本では非常に珍しい取り組みです。アメリカでは高校生がビジネスプランを考えてプレゼンすることは珍しいことではありませんが、わが国では先進的な取り組みでありコンテストだと思います。
「和歌山市にもテクノロジーをビジネスにする素養があるのですよ」と答えていますが、「GTEC2016」の取り組みから、テクノロジーを実社会に送り出すしくみを和歌山市で構築させてみたいと思います。そのためにはビジネスプラン策定し、プレゼンテーション能力を身に付ける必要があります。
今回、アメリカシリコンバレーのハーカー高校からジャストン・グラス先生が来日してくれることは奇跡であり、和歌山市で高校生が直接授業を受ける機会があることは幸運なことだと思います。
このジャストン先生から、起業について英語で学習する機会を得られることだけでも凄いことなのですが、更に、新エネルギー・産業技術総合開発機構から最新技術について学ぶ機会と、慶応大学理工学部准教授から「研究を始めるまでの心構え」について学ぶことができるのです。
和歌山市にいながら最先端の技術を知り、一流講師陣から学ぶ機会があることは嬉しいことですし、会場となる和歌山市にとって全国に誇れる企画でありコンテストだと思っています。
コンテストの内容に関して少し説明を行いましたが、和歌山市の夏を盛り上げるために、もっと皆さんに周知したいと考えています。理系の高校生の夏を、和歌山市が熱くさせてみせます。
現在、シリコンバレーには年間、約3,000人の日本人が視察に訪れています。残念なことに、シリコンバレーでは日本のテクノロジーが優れているとは評価されていないと聞いています。そのためシリコンバレーから見ると、テクノロジーに関して日本はどの地域でも同じだと言うことです。今回、和歌山市でスタートさせるコンテストを継続することで、シリコンバレーから「テクノロジーは和歌山市だ」と言われるようになりたいと考えています。
高校生にとってのビジネスコンテストへの挑戦ですが、和歌山市にとってもシリコンバレーへの挑戦となります。世界を相手にする企画ですので、皆さんの応援をお願いします。
- 和歌山市に新しく事務所を展開してくれる会社の方と協議を行いました。進出場所はJR和歌山駅付近を希望されていて、条件に見合った場所を提案しています。和歌山市に事務所が進出してくれることを歓迎していますし、今月中に決定してくれることを期待しています。
- 和歌山県内の地域開発などの支援について協議しました。地域開発や新エネルギー導入など、全国の地域が必要としているものの現状を聞かせてもらいました。和歌山県で地域開発や新エネルギー導入の場があれば、県の活性化につながっていきます。
- 通学路の安全対策について協議を行いました。横断報道のあり方や歩行者信号のあり方について確認していきました。安全確保の観点から現場を見ています。