活動報告・レポート
2016年5月6日(金)
GTEC2016
GTEC2016

「GTEC2016」。国際高校生テクノロジービジネスプランコンテストが和歌山市内で開催されることになりました。優れたテクノロジーであっても、ビジネスプランにしなければ世に出ることはありません。優れた技術が世に出なければお金を得ることはできませんから、ビジネスにはならないのです。新しいテクノロジーをどうすればビジネスにつなげることができるのか。日本で学ぶことが難しい分野のコンテストを和歌山市内で開催することになったことは嬉しい限りです。

今回のイベントの講師としてアメリカハーカー私立高校のジャストン・グラス先生が来日してくれることになりました。ジャストン・グラス先生は、ビジネス&アントレプレナープログラムディレクターであり公認会計士です。同校はシリコンバレーにありアメリカでも有名で、卒業生はハーバード大学やプリンストン大学など有名大学に進学するなど、とてもレベルの高い高校です。高校生に起業することを教えるハーカー高校のような高校は日本には少ないように思います。アメリカでは大学生の時に起業する学生が多いので、高校生の時に基礎を学んでおくことはとても大事なことなのです。

アメリカの優秀な学生は大学時代に起業し、20歳代で経営者になることは珍しくありません。年齢を重ねて社会で認められる日本とは違い、若くして起業しビジネスの成果で認められることがアメリカなのです。

今回、ジャストン・グラス先生は、アイデアがどのようにしてビジネスに発展していくかを教えてくれる予定です。三日間のワークショップでアイデアをビジネスに展開していく方法を学び、最終日に発表することになります。

参加資格は高校生であること。参加したいと思う高校生はビジネスアイデアを考えてエントリーシートに記載し提出します。審査の結果、8名から12名の高校生がこの「GTEC2016」参加することができます。

アイデアの審査は次の観点で審査されることになります。

  • 今までにそのアイデアの何がなかったのか。新規性。
  • そのアイデアは実現できると思えるか。実現可能性。
  • あなたのアイデアは他と比べてどのように優れているか。技術優位性。
  • そのアイデアは今後もっと多くの人に利用されるか。事業の広がり。
  • そのアイデアによって、みんなの生活がガラッと変わるか。社会的インパクト。

以上の審査基準で評価され、参加する高校生が決定します。起業することや世界のビジネスに関心のある全国の高校生の参加を待っています。

和歌山市内で開催される「GTEC2016」はシリコンバレーのハーカー高校のジャストン・グラス先生の指導を直接受けることができる、またとない貴重な機会です。しかも審査を通過した高校生の三日間のプログラムの参加費は無料です。交通費は負担してもらいますが、授業料、テキスト代、宿泊費、食事代、和歌山市内で移動するための交通費などの費用は無料となります。

宿泊型ワークショップは平成28年8月2日から8月4日までの三日間。コンテストは8月4日を予定しています。

和歌山市でシリコンバレーの空気に触れられること。世界レベルの高校の授業を受けられること。そんな体験は受講した高校生の未来に強い影響を与えると思います。和歌山県から発信するテクノロジービジネスプランコンテストに期待して欲しいと思います。

今回、高校生のアイデアに基づいた最新のシリコンバレーのビジネスブラン作成の方法を和歌山市で学びます。「GTEC2016」は平成28年の夏が第一回目となりますが、継続して実施していく予定です。やがてシリコンバレーで「日本にビジネスの勉強に行くならWAKAYAMA」と言われるようになりたいと思います。

その他
  • 道路保全に関しての協議を行いました。道路が凸凹になっていることから大雨の時に水が溜まることや、道路が少し陥没していることから、自転車や歩行者の安全面の確保の観点から対応が必要だと思えるので対応しています。
  • 和歌山市の観光に資するため観光案内板などの制作物の必要性に関して打ち合わせを行いました。和歌山城の案内表示や休憩場所の案内表示、または雨天対策につながるモノを制作したいと考えています。