活動報告・レポート
2016年5月1日(日)
子どもへの祈日

子ども達を応援する集会に出席しました。子どもの日を間近に控え、日曜日の本日、子ども達を応援している方々の集会に行き、子ども達へのプレゼントや歌のメッセージなどを届けました。僕からは子ども達と保護者の皆さんに向けたてメッージを贈りました。メッセージの主旨は次の通りです。

おはようございます。夏の一日のように感じる日曜日の朝、共に時間を過ごせていることに感謝しています。子どもの日を前にしてメッセージを贈りたいと思います。

子ども達の未来のために大人ができることを今朝は学んでいますが、参加している大人が子ども達との関わりの中から学ぶことが多いように感じています。

大人が子どもの成長を助けているように思いますが、子どもと接することで子ども達が成長しているなら、それは子どもの成長を通じて大人が学びを得ているのです。

子どもが何かに気付くことは大人も気付くことです。子どもが興味を持つことに対して、大人も興味を持ちます。子どもが欲しいものがあれば、大人はそれを与えるべきかどうかの判断に迫られます。子どもと接することは、大人も学び共に成長していることが分かります。

大人が平和を願うなら子どもも平和を目指す人になります。大人が隣の人を愛するなら、子どもも同じように隣人を愛する人になります。大人が子どもや人に優しさを与えるなら、子どもは優しい人になり優しさを分け与える人になります。大人が成長しようとすれば子どもも同じように成長曲線を描きます。大人が生き方の見本を示すことが子どもと接することだと思います。

会場を眺めると、今日参加している皆さんの中にも日頃から恵まれない子ども達を支援している人もいますし、見えないところで応援している人もいます。皆さんの心と行動を心から素晴らしいと思っていますし、優しい心と行動を共有できていることを嬉しく思っています。

さて和歌山県では南海トラフの巨大地震に備える必要が言われています。巨大地震やそれに伴う津波が発生すると、危険にさらされるのは子どもや高齢者の方々です。和歌山県内の子ども達が、もしも津波が発生した時に命を守れることを目指してライフジャケットを配布する活動を行っています。南海トラフの巨大地震が発生した場合、津波被害が予想されている地域にある小学校と中学校、幼稚園と保育園の全ての子ども達がライフジャケットを着衣できるような環境作りを行っていることころです。子ども達の未来のために和歌山県とライオンズクラブは津波被害に備えています。

大人が子ども達のためにできることは、未来に笑顔が響く社会を今この時に創ることです。未来を創ることは現在を創ることに他なりません。ですから明るい未来を求めるなら、現在が明るい社会であることが必要です。現代社会が暗いのに、未来は明るいということはありません。

現代の延長にあるのが未来ですし、未来から過去に伸びている一地点が現在だと言えます。現在と未来は一つの線でつながっていますから、大人が今と未来を創っているのです。子ども達の未来を私達が創っていることを思うなら、子どもの明るい笑顔や大きくて元気な声が続く社会を目指したいと思います。

今日の子ども達へのプレゼントは見えるものですが、本当は私達が創っている見えない未来をプレゼントしているのです。

最後になります。今日参加している皆さんの中にも、日頃から恵まれない子ども達を支援している人もいますし、見えないところで応援している人もいます。皆さんの心と行動を心から素晴らしいと思っていますし、心と行動を共有できていることを嬉しく思っています。皆さんと共にこの時間を過ごせていることの幸運に感謝し、お祝いのメッセージといたします。ありがとうございます。