活動報告・レポート
2016年4月30日(土)
ライオンズクラブ地区大会
ライオンズクラブ地区大会

ライオンズクラブ国際協会335B地区年次大会が開催されたので参加しました。今回で62回目を数える地区大会ですから、これまで先輩の皆さんが素晴らしい歴史を重ねていることが分かります。

特にこの大会で、第二副地区ガバナーに和歌山ライオンズクラブの吉村弘吉さんが選ばれたので参加すべき大会でした。和歌山県から第二副地区ガバナーが選ばれるのは40年振りだと聞いていますから、記念すべき地区大会になりました。この場にいて誕生の瞬間を見ることができたことは嬉しいことです。

選挙を行った代議員会として年次大会、懇親会に参加して、その規模の大きさから社会貢献をしている団体の一員であることの喜びを感じました。

その理由の一つには、ライフジャケット推進事業を行ったことがあります。和歌山県の子ども達に向けたライフジャケットを寄贈する事業は全国のライオンズクラブから高く評価されていますし、南海トラフの巨大地震の可能性が言われている和歌山県でも高い評価を得ているからです。

来賓の山谷えり子参議院議員から、防災担当大臣の時に私達のライフジャケット推進事業を評価してもらって大臣表彰を受けています。

山谷議員からは「南海トラフの巨大地震による津波被害の犠牲者を一人でも減らそうとして津波浸水想定地域の子ども達のためにライフジャケットを届ける取り組みによって多くの命が救われることになるでしょう。ライオンズメンバーが子ども達にライフジャケットを着せている映像を見て、何と優しい目をしているのだろうと思いました」と話してくれました。

やると決めたことを実行する行動力と優しさをメンバーは持ち合わせています。「徳は弧ならず、必ず隣あり」という言葉が私達の活動を上手くとらえて表現してくれました。

また和歌山県知事代理の和歌危機管理監からもライフジャケット推進事業によって和歌山県の子ども達の命が守られていることの評価をいただき、本年度にライフジャケット推進事業実行して良かったと感じています。

中村ガバナーが提唱した「南海トラフの危険性が言われている地域の子ども達の命を守るためにライフジャケットを贈ろう」の言葉は、形にするための企画会議や賛同を得る取り組み、広報活動などを通じて、ライフジャケット推進事業として実現することができました。城阪元ガバナーが中村ガバナーを称え「多大な実績を残してくれましたが、ライフジャケット推進事業は最大の成果だと思います」と話してくれました。

社会に貢献する活動を一つすることは大変なことです。子ども達の命を守るこの取り組みは、やがて社会から大きな評価を得られる取り組みだと確信しています。

多くの成果を残して本年度の活動を終えようとしています。このメンバーと同じ年にゾーンチェアパーソンの任に付けたことを誇りに思っています。皆さんに感謝しています。

ライオンズクラブ地区大会

そして式典でも感動がありました。中村ガバナーの出身校である大阪府立大手前高校の吹奏楽部の生徒がアトラクションで演奏をしてくれたことです。普通の高校生の吹奏楽だと思って聴いていたのですが、担当の先生の話を聞いて、その後の演奏を心から聴くことになりました。

それは地区大会の会場である国際会議場の舞台は、大阪府下の吹奏楽部が目指している場所だからということです。大阪府をブロックに分けて予選を行います。予選を勝ち抜いた吹奏楽部が国際会議場の舞台で演奏することができるのです。大手前高校は昨年の吹奏楽の大会で国際会議場を目指しましたが、高校のある北地区予選で敗退しています。

そのため夢の舞台である国際会議場で演奏できなかったのです。高校三年生の部員は、今日の演奏を最後に引退することになっています。生徒が目指した夢の舞台に今日、立って演奏することができたのです。この国際会議場の舞台に立つことは誰でもできることではありません。高校三年生にとっては、吹奏楽部の思い出としていつまでも心に残る舞台になりました。

そんな夢舞台を提供したライオンズクラブは素晴らしいと思いますし、中村ガバナーが「下手でも良いのです。大手前高校の吹奏楽部に国際会議場で演奏して欲しいんだ」というセリフも格好良いものです。

ライオンズクラブ地区大会

高校生は今日の吹奏楽の演奏を楽しんでいることが分かりました。楽しんでいる理由は、夢舞台での演奏だったからです。聴く立場の私達も、この物語を聞いたこともあり感動と共に楽しみました。このようにストーリーがあると、ここに至る過程が分かり応援したくなるのです。応援したいと思うと、私達はそのことで感動することになります。大手前高校吹奏楽部の皆さんに感謝しています。

多くの成果と感動を残して、ライオンズクラブ国際協会335B地区年次大会を終えました。

ありがとうございました。