友人に仕事をするに際して大切にしていることを聞かせてもらいました。大きな仕事になるほど、信頼とコミュニケーションが必要だと話してくれました。大きな仕事になれば、個人、または一つの会社で全てを行うことはできません。仕事量、技術力、資金調達など数か月にも及ぶ仕事になれば必要になってきます。その時、共同で仕事を実行するパートナーと組むことになりますが、この選定が大切になります。その選定の条件が信頼できる人物であること、コミュニケーションが図れることになるのです。
チームが崩れるのは信頼とコミュニケーションが失われていくことに始まります。社会で仕事をしていくに際してチーム力を保つことは不可欠ですが、チーム力を保つことは以外に難しいことなのです。一つの会社、組織で全てを実行できる場合、それほど問題はありません。それは会社や組織への帰属意識、給与が支払われていること、先決権限が付与されているから責任を共有できているからです。
しかし違う会社が組んで仕事を場合は、違う価値観の人同士が集まることになりますから、仕事を実施していく時間の経過と共にお互いの関係が難しくなることがあります。特にパートナー関係を結んで仕事をした経験が少ない会社の場合、必要以上に内部で固まることやパートナー企業とのコミュニケーションが不足することがあります。仕事を一緒に進めていく中でコミュニケーション不足で信頼関係が崩れる場合、その仕事は止まってしまいます。
そうならないためにも一緒に仕事をすると決めた場合、相手を信頼すること、そしてコミュニケーションを保つことが大切になります。コミュニケーションを保つ方法は、頻繁に顔を合わせること、一緒に食事をすることなどです。アナログ的ですが、信頼とコミュニケーション確保のためにこの方法が一番だと思います。
そしてこんな話も聞かせてもらいました。「自分の会社の規模、スタッフ、経験、力量、資金調達力などを考えて、大きな仕事の依頼があった場合、断りたいと思うことがあります。それは自信がないことや相手に迷惑をかける恐れがあると考えるからです。しかし大きな仕事の依頼から逃げていれば、いつまで経っても経験の乏しい仕事や会社規模に対して大きい仕事を受けることは出来ません。大きな依頼から逃げている限り会社も人としても成長はありませんから、依頼があると言うことは受けられる仕事だと思って対応するようにしています。仕事を受けたら何とかなるものです」。
最初は未経験ですし、経験していないことに自信を持つことは出来ません。しかし依頼があると言うことは、有力な人の紹介か会社や社長に信頼があるということなので、やってみる方向で話を聞くことが大事です。経験値を高くしてできる領域を増やしていくこと。それが会社も個人も成長していく過程で必要なことです。
やってみなければ始まらない。逃げていては成長できない。経験しなければ分からない。そんなことを思いながら背丈を伸ばし、今日よりも大きな存在になっていきたいものです。
坂本つとむさんとケンイチ大倉さんの和歌山市での公演が近づいてきました。「つと☆けん」を始めとするアーティストがライブハウス「シェルター」に集まり、4月16日にライブが行われます。ライブに来てくれる方と会い「つと☆ケン」についての紹介を行いました。「つと☆ケン和歌山後援会」のことも知っていて、「後援会の方から声をかけてもらっていました。ご縁を感じるのでライブを楽しみにしています」と話してくれました。
人も仕事もイベントでも、ご縁を大切にしてくれる人のところに情報が集まります。小さなご縁を大切にしてもらったことに感謝しています。和歌山市にも後援会があることから、これまでも東京から「つと☆けん」が来てくれています。今回のライブで新しいご縁が生まれることを期待しています。