活動報告・レポート
2016年3月28日(月)
昼食の会話
昼食の会話

尊敬する経営者Sさんと昼食の機会をいただきました。Sさんは短期的な視点ではなくて、常に将来を見据えた話をしてくれます。いつも具体的な事例を用いて、今、すべきことは将来への布石を打つことを教えてくれます。その中で普遍的な話を紹介します。

決して人の悪口や批判をしてはいけないということ。人の悪口や批判を言うと、必ず自分に跳ね返ってきます。誰かを批判すると自分への批判として戻ってきますし、誰かの悪口を言うと自分も悪口を言われることになります。

何よりも悪口や批判を言う人は信頼されないということに尽きます。悪口を言う暇があれば人を褒めることです。褒められて気分を悪くする人はいないからです。人は自分だけは間違いがなく、できた人間だと思っています。でも他人から見ると、どこかに直すべき点があるのです。欠点のある人間が人の欠点を見つけて悪口を言えないと思います。不完全だからこそ褒めてあげることです。

人は活かしてこそ価値があります。人を活かすことのできる人がリーダーなのです。自分は完ぺきではない。だから人の能力を引き出して活かすことが大切なのです。人を貶すと人は離れていきますが、人を褒めると人を連れて来てくれます。どちらが正しい選択かは明らかです。

自分の思い通りにならない人を説得しようとしても無駄だということを知ることです。価値観や意見が対立している人を説得して味方にしようと思ったら、かなりの時間と労力を必要とします。しかし余程の人でなければ無理に説得することに時間を費やすことは無駄だと思います。それよりも視野を広げると、その人でなくても他の人で良い場合が大半です。無駄な時間を使うよりも、説得できる可能性の高い人に向かう方が得策です。

どんなことでも紙に書くことが大事なことです。もし困っている人がいたとします。困っていることを紙に書いてもらうと、既に回答が示されていることがあります。

例えば「気が付けば無駄なモノを買ってばかりいます。どうすれば良いのですか」と質問があったとします。それに対して「あなたはどうすれば無駄なものを買わなくて済むと思いますか。紙に書いて下さい」と逆に質問をします。その人は紙に「買わないように我慢です」と書きました。それが答えなのです。答えは自分の中にあり、自分で回答を見つけているのです。それを知らせるには紙に書いてもらうことが一番です。

他にも教えはたくさんありますが、徐々に披露したいと考えています。

懇親会

夕方から懇親会に参加しました。数カ月に一度の割合で開催している懇親会ですが、春の異動の季節に合わせて送別会やお祝いの会としました。その中でも県政や和歌山市政の話に及びました。

  • 農地転用の厳格化が緩和されましたが、法律を適用するなら従来のように決して緩和した状態が続くものではないかも知れません。緩和する地域の条件を設定し、真の地域振興につながるものを認めていくことが大事なことだと認識しています。
  • 農業振興に関して。大規模農家の少ない和歌山市における農業振興策について話し合いました。農家の所得をあげることは簡単なことではありません。これから農業振興策について議論が進められることになりますが、他都市でも苦戦していますから計画案を策定することは容易ではありません。
  • 和歌山市内のホテル需要は減少しているようです。また中国人による爆買いは少し下火になっているようだと言うことです。外国人観光客が地方都市に賑わいをもたらし、経済効果があった一面がありますから、それが減少すると経済的な影響があると思います。あったものがなくなることは影響があります。
健康

健康について考えさせられました。病気になり手術をした人の話を聞くと、健康であることに感謝したくなります。病院のベッドで横になっている時の辛さや苦しさを聞くと、手術と入院は思っているよりも大変なことだと思いました。健康でいられる毎日が訪れてくれることは有り難いことです。