活動報告・レポート
2016年3月26日(土)
研修会

スポーツ関係のお世話をしている役員の皆さんとの研修会に参加しました。紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会を終えて一息ついていると思っていたのですが、もう岩手県開催の国体やその次に向けた活動を開始しています。次回開催地の施設見学に出掛けるなど環境を確認することや競技人口の拡大を目指した活動を行っています。アマチュアスポーツを支援している人はボランティアですから、見返り求めない活動の姿に触れ、スポーツと和歌山県を愛する人によってスポーツは成り立っていることを感じました。

「和歌山県のスポーツ施設は紀の国わかやま国体を開催したことで随分良くなりましたが、他の府県のスポーツ施設はまだまだ素晴らしいですよ」と話してくれたように、スポーツをする環境を整備することはとても重要なことです。施設の充実を図り整備することで競技者は励みになりますし、子ども達は試合会場が凄いと思えば、それを目指して練習に力か入ります。古い施設が試合会場になるのと、最新の設備のある会場で試合をするのとでは氣の入り方が違うと思います。

以前、文教委員会で県内公立高校のクラブ活動の環境を視察したことがありますが、老朽化していたことがありました。先生からは「環境を整えてあげることが部員の励みになるのですが」や「私達は古いトレーニング機器で練習をしているのですが、県外の強豪校は最新のマシンを導入していますから練習する環境が違っています。せめて同じ練習環境を整えて欲しいと思います」などの意見を聞いたことを思い出しました。

また当時、陸上部で全国レベルの強い選手が在籍していた公立高校のグラウンドを見せてもらったことがあります。陸上競技のトラックの中の1レーンだけ公式の陸上競技用の材質のレーンがありました。そのレーンを走ってみると反発力が強く、土のレーンを走るのと明らかに大きな違いがありました。試合と同じ環境の施設で練習するのと、試合会場で初めて「走り」を体験するのとでは絶対に勝敗に影響すると思います。

「全国制覇を目指せる○○選手がいるので、このレーンを作る予算をつけてくれました。たとえ1レーンだけでも練習できる環境があることは、全国で戦うための大きな武器となります。他の選手の励みにもりなりますし有り難く思っています」と話してくれたこともあります。

その時「もし○○選手がいなければどうだったでしょう」と尋ねると、「それは分かりませんが、○○選手がいることが設備改修の大きな要素になったと思います」と話してくれたように思います。

全国大会はコンマ1秒や少しの差が一位と二位を分けることになります。その小さな差は、毎日の練習環境の差も影響すると思います。和歌山県のスポーツレベルを強化していくためには、練習環境のための設備を整えること。試合会場を全国レベルのものにすることなど、形から入ることも必要だと感じています。

今日、研修で訪問した福井県は2年後に国体が開催される予定です。福井県では地元開催の国体に備えて、福井県庁の国体関連部門を強化していることを教えてもらいました。施設の充実も当然行われています。

和歌山県として地元開催の国体で優勝した後の結果が大切です。優勝した後、国体での順位を下げてしまうのか。それとも一けた台で踏みとどまるのか。スポーツに向ける力加減が分かることになります。

今回、ご一緒させてもらったSさんを始めとする皆さんのスポーツを愛する気持ちと行動力に触れ、また地域のスポーツを支えてくれている皆さんと知り合えて、「和歌山県のスポーツ競技力向上に向けた取り組みを維持しなければならない」と思いました。

今日ご一緒させてもらった皆さんに感謝しています。

ところで宿泊したホテルには、アメリカのオバマ大統領の等身大の写真がありました。小浜市はオバマ大統領を応援する勝手連を結成して「小浜市とオバマ」で地域の盛り上げを行っています。参考までに、オバマ大統領の身長は183cmなので僕の同じ背の高さになります。