片桐章浩を支援する会による議会報告会を開催しました。2名の方が初めて参加してくれたので、県政についての基礎知識からおさらいをして、平成28年2月議会の予算特別委員会での僕の質疑について説明しました。
質疑の中から題材に選んだのは、「海難1890」を活かした故郷教育についてと木質バイオマスの利活用についての2項目としました。質疑の内容に重点を置くではなくて、今回は質問に至った背景と質問をした主旨を詳しく説明したものです。
「海難1890」に関しては、和歌山県の子ども達は副読本でエルトゥールル号の歴史を学んでいるので知っていると思いますが、教科書に掲載されていないので県外の子ども達は知らないと思います。将来に及ぶ日本とトルコの友好のために教科書に掲載して学んで欲しいと思っています。今回の質疑によって、教科書に掲載するための一歩を踏み出せたと思っています。
また木質バイオマスの利活用に関しては、和歌山県の森林資源を活かせていないことから、導入するための制度設計を行い、林業従事者と発電事業者の双方が「和歌山県は本気になった」と思ってもらうことが大切です。補助制度は短期的なものですから、補助制度を頼って事業を行おうとする人はいないと思います。この補助制度で木質燃料の供給量を確保することで継続的な発電事業を可能にすることが目的です。平成28年度中に事業者決定し、平成29年度に事業開始を目指したいものです。和歌山県で第一号の取り組みを期待しています。
以上、予算特別委員会の質疑に関して簡単に記しましたが、質問の深い意味と今後の展開についても説明いたしました。参加してくれた皆さんには奥深いところまで理解してもらえたと考えています。
報告会終了後、参加してくれた皆さんに感想を聞かせてもらいました。
- 初めての参加で緊張していたのですが、親しみやすい雰囲気だったので楽しみながら学ぶことができました。こんなに楽しい議会報告会だったら次回も参加したいと思います。
- 議会報告会は44回目ですが、毎回楽しみに参加しています。県政に関して新しい情報を得られることで有意義だと思っています。ここまで続いているのは片桐さんが報告者だからと思っています。これだけ明るくて楽しい雰囲気にしてくれるのは他にいないと思います。
- 県政に関心を持てたのは、片桐さんのこの報告会に参加しているからです。「県政を身近に感じて欲しい」と言う人がいますが、身近なものにしてくれる議員さんの存在が必要だと思います。親しみのある議員さんだから親しみのある県政になるのであって、誰でも良いと言うことではないと思います。この報告会がずっと続くことを願っています。
夕方からは東部の会に参加しました。三カ月に一度開催している会で会員同士の親睦を図るために懇親会を行っています。毎回、20名ぐらいの参加で、僕からは議会報告の機会をいただいています。
今回は平成28年2月県議会予算特別委員会での質疑を中心に報告を行いました。皆さんからは「和歌山県議会は前向きな質疑を行っていると感じています。将来の和歌山県のために期待しています」や「知事との議論は興味深いものがありました。和歌山県として主張すべきことは関西全体にも発信して下さい」などの意見を寄せてもらいました。
東部の会は最初5人程度から発足したものですが、徐々に会員が増え20名を超える規模になっています。会員を増やすことが目的ではなく、皆さんの活動から得た情報の交換を行ったり、県政について報告させてもらっています。
会の最後の締め括りの挨拶の中で「片桐さんの議会での活躍を心強く思っています。和歌山県にとって大切な人ですから私達は応援しています」と話して、万歳で見送ってもらいました。温かい心に触れられたことに感謝しています。