和歌山レオクラブ結成35周年の記念例会がアバローム紀の国で開催されました。来賓として招待をいただき参加しました。レオクラブのメンバーが手作りで仕上げた式典で、参加して嬉しいと思えました。
式典に際して来賓の挨拶をさせてもらいました。
皆さん、おはようございます。和歌山レオクラブが結成されて35年目を迎えることを心からお祝いいたします。当初、今日、別の行事予定が入っていたため欠席の返事をしていたのですが、事務局が「あの子たちが寂しがると思います」と言っていたことから調整して参加することが叶いました。皆さん「喜んでくれますでしょうか」。(頷いてくれたので)ありがとうございます。
今年で35年目を迎えていることは歴史の重みを感じます。35年の歴史の一端を、しかも現役として担っていることの責任と楽しさを感じていることと思います。私は27年目か28年目の時にレオの地区委員を経験しています。その時の皆さんの先輩メンバーは卒業して、県外で活躍していますが、今も「どうしているのかな」と懐かしく、そして社会で活躍していることを嬉しく思っています。当時、彼らとは国際時代に際して英語教室を行いましたし、国際文化に触れるためにフラメンコ体験をしたりしました。地区委員としてレオクラブのみんなと一緒に活動したことをとても懐かしく覚えています。
現在の現役レオメンバーにはライオンズメンバーが近くにいます。活動においても、もし卒業した後においても皆さんの先輩のライオンズのメンバーは社会で活躍している人ですから、きっと困った時には相談に乗り、役に立ってくれると思います。皆さんはレオの活動を通じて将来に及ぶ財産を得ているのです。この絆を大切にして欲しいと思いますし、後に続くメンバーのためにもレオクラブの活動を大切に継続させて欲しいと願っています。
参加した皆さんに和歌山レオクラブの活動について紹介します。今年1月、社会見学のためレオクラブのメンバーと一緒に企業訪問を行いました。見学後アンケートを書いてもらったのですが、企業の担当者は驚いていました。アンケート用紙の自由記述欄に、しっかりと見学した感想や意見を記入してくれていたのです。「やはり日頃から勉強しているのですね」と企業の人が話してくれたように、レオクラブでの体験を通じて、社会の先輩であるライオンズメンバーとの活動を通じてレオクラブの皆さんは成長していると思います。
私達にとってもメンバーの成長を嬉しく思いますし、レオクラブの活動を誇りに思います。
さて35年の節目を現役として迎えている皆さんは、レオの歴史を切り開いている最中です。これからも長く続くレオクラブの歴史の中に存在したことになります。将来、社会人になって経験を積んでいった後でも、レオクラブとしての体験は生き続け、人生の財産になっていると思います。
皆さんの活動を心から応援していますし、今日の35周年記念例会を心からお祝い申し上げ、挨拶とさせていただきます。おめでとうございます。
以上のような主旨の挨拶を行いました。
その後、記念例会は楽しく進行していきました。岸田会長が31年目から35年目までのレオクラブの活動を振り返って説明してくれました。現在、大学4年生の岸田会長はレオクラブ結成32年目の時に大学1年生で和歌山レオクラブに入会しています。そのため31年目の会長のことや活動を知らないことになります。
わずか4年前のことが、もう現役メンバーの知らない歴史になっていることに気づき、「一緒に活動した過去の若いメンバーの活動がもう歴史の1ページなっているんだなぁ」と感慨深く感じました。
現在の私達の活動は進行形ですが、やがて歴史のページの中に記されることになります。将来の現役メンバーは私達の活動を直接知ることはありません。そう思うと少し寂しい感じがありますが、「こうして歴史は作られていくのだ」と思いました。現在のことは歴史ではなく現代の出来事です。それがやがて歴史の中で起きた出来事になってしまいます。寂しいけれど、確かに歴史を創っていることを感じました。歴史に刻めることに関われていることは幸せなことだと思います。
このような幸せを感じながら和歌山レオクラブ結成35周年記念例会を終えました。皆さんの活動を応援していますし、嬉しく思っています。