活動報告・レポート
2016年3月14日(月)
建設委員会
建設委員会
県議会の舞台は委員会審議に移りました。僕の所属している建設委員会も開催されました。新年度の主な取り組みに関しては以下の通りです。
- 近畿自動車道に関して。すさみ串本道路と新宮紀宝道路、有田南紀田辺間の四車線化を進めているところです。
- 京奈和自動車道と直轄国道に関して。岩出根来インターチェンジと和歌山ジャンクション間、第二阪和国道全線、鍋谷峠道路などの府県間道路の工事を進めており、平成28年度開通に向けた取り組みを行っています。
- 紀伊半島一周高速道路の早期実現と事業中区間の早期完成に向けた取り組みも行っているところです。また次世代プロジェクトとして、京奈和自動車道関空連絡道路の調査への着手と京奈和自動車道の第二阪和国道までの延伸について、直轄道路調査の着手を国に働きかけていく予定です。
- 都市内道路の整備について。都市部の渋滞解消と交通の円滑化を図るため都市計画道の整備促進を行っています。基本的生活に不可欠な道路の整備については、生活圏30分圏域の拡大に資する道路など、整備効果の高い個所の整備を推進し早期事業効果が図れるような取組を推進しています。
- 空き家対策について。利活用可能な空き家の流通を促進するために信頼できる流通制度の活用が必要となります。定住支援住宅管理機構の転貸する空き家や移住住み替え支援機構のマイホーム借り上げ制度を使用する空き家については、新たに耐震化費用の補助対象にいたします。
中古住宅の利活用を検討する消費者が安心できるよう住宅診断精度の普及と啓発に取り組むことにしています。また再利用の見込めない空き家については、和歌山県が主体となって空き家対策に取り組む協議会を設立し除去促進に努めることにしています。 - 南紀白浜空港に新たな国際路線が就航した場合、最初の一年間の着陸料を全額免除し、2年目以降の着陸料を3分の2減免すると共に、1日に同一路線が三便以上就航した場合、三便目以降の着陸料の免除とする条例改正を行います。この改正案は、議案第69号「南紀白浜空港条例の一部を改正する条例」として議論を交わしました。
なお南紀白浜空港は平成28年度から国際ターミナルビルの基本設計と実施設計に着手することにしています。また平成28年度から、国際便誘致と運営効率化のためコンセッションや民間委託など運営のあり方について検討することにしています。
以上のような議論を交わし建設委員会質疑を終えました。その後、付託議案の採決を行い、全ての議案を可決しました。続いて県内の社会資本の整備促進のため国に対して必要な予算確保を求めるため「和歌山県の社会資本整備に必要な予算の確保等を求める意見書」を採択し、建設委員会の意見書として本会議に図ることにしました。
以上で建設委員会の審議を終えました。
また平成28年3月末で退職する幹部職員さんの挨拶を受けました。野尻県土整備部長と内田港湾空港局長の二人の方です。部長が昭和54年に入庁、局長は昭和55年に入庁したという挨拶がありました。県庁でそれぞれ37年、36年の長きに亘って実績を上げられてきたことに感謝しています。お二人の退職の時に建設委員会に所属して一緒に仕事ができたことを嬉しく思っています。
そして昭和54年、昭和55年入庁の方々が退職の時期を迎えていることを知り、時の過ぎ行く速さを実感しています。昭和50年代に社会に出た人が退職の時を迎える時代になっていることに驚きます。私達は社会に、そして時代に何を残すことができているのか。考えさせられます。
インバウンド
中国からのインバウンド観光について協議を行いました。関西に来た中国人観光客には、もっと和歌山県に来てもらいたいと考えていますから、その施策について話し合いました。
まず和歌山県の存在を知ってもらうこと、見所を紹介するツールを作成し効果的な場所に配置すること。観光地と温泉、そしてホテルを組み合わせた提案をすることが必要だと考えています。