活動報告・レポート
2016年3月11日(金)
予算特別委員会二日目
予算特別委員会二日目

予算特別委員会は二日目を迎えています。ただ二日間の開催なので、今日の二人の質問を終えて平成28年度予算案の審議を終えたことになります。この後、会派で議論を交わして予算案への賛否の態度を決定することになります。予算特別委員会の二日間を通じて印象に残ったことを記します。

組織については二つの形があることを示してくれました。一つは窓口を一元化してお客さんに対応する組織。もうひとつは専門的対応をする組織、どちらが優れているとは言えません。お客さんの訪問件数や問い合わせの件数など、仕事量によってどちらが適しているのか決まってきます。ただ言えることは、お客さんからの依頼があって自分の仕事ではない場合、「自分の仕事ではありません」と言うことは誤りだと言うことです。仕事から逃げることのない組織を目指すべきなのは言うまでもないことです。

平成28年度の和歌山県の政策の一丁目一番地は人口減少への対応と少子化対策で、子どもの誕生と安心して子どもを育てる環境を作ることにあります。未来への投資が和歌山県として取り組むべき課題であり、有効な政策を策定することが必要なことです。

予算特別委員会で質問できる議員は限られています。そのため委員でも発言機会がない方もいます。しかし委員会に出席してくれていることが議員の力となり全体として後押ししてくれているように感じました。質疑を聞いて確認してくれている議員が会場にいることは力強さを醸し出してくれるものであり、当局に緊張感を与えるものです。

サッカーでは悪質なルール無視をしたチームの試合形式に、無観客試合というものがあります。もし議会が質問者と答弁者だけが参加する方式を取るとすれば、無観客試合のような味気ないものになると思います。

もし質問者が一人、答弁者が二人で質疑が成り立つとしても、その人数で議論を交わしても議論の質量や力強さは感じられないと思います。「参加することに意義がある」。そんな古い言葉がありますが、やはり参加することに意義はあると思います。

予算特別委員会の質疑から感じたことです。

つと☆ケンライブ
つとケンライブ

和歌山市に坂本つとむさんとケンイチ大倉さんがやってきます。二人のライブは「つと☆ケン」で登場していますが、第二の故郷と思ってくれている和歌山市内でのライブに期待が高まります。

ライブのチラシも完成し主催者から頂戴しました。ライブのタイトルは「抱いて、抱いて、抱いて2016」で、今回は地元のミュージシャンも出演する豪華な企画となっています。

またチケットにはライブに来てくれる皆さんを歓迎する僕からの挨拶を掲載してくれました。チケットの裏面に挨拶文を掲載しています。

『和歌山市を音楽で盛り上げようと素敵なミュージシャンが集まってくれることになりました。そして東京からは、和歌山県を故郷のように思ってくれている坂本つとむさんとケンイチ大倉さんも参加してくれます。

春の音楽シーンを飾る「抱いて抱いて抱いて! Darlin, Hold me tight!」のライブを皆さんと共に応援できることを楽しみにしています』。

このライブを皆さんと一緒に楽しめることを期待しています。和歌山の音楽シーンを盛り上げたいと思います。

議会報告会

午後5時頃から約30名の皆さんを対象に議会報告会を行いました。現在開会中の県議会予算特別員会の質疑を中心に報告を行いました。僕の質疑の中から「木質バイオマスの利活用について」と知事の高浜発電所の司法判決についての所感について説明を行いました。

関心事でもあり皆さん方がとても熱心に聞いてくれ質問もしてくれました。質問は、「和歌山市はインフラの整備されている中心市街地に人を集約する方が良いのではないですか」というものと、「エネルギー地産地消と言うけれど実際の内訳は分からないのでその実態について教えて下さい」というものでした。

人口減少と高齢化を迎えている和歌山市が、コンパクトシティを目指すことは間違いではなく方向性としては正しいと思います。将来の行政コストの負担軽減と、街が形成されている地域で暮らすことは利便性が良いからです。ただ早急過ぎること、農家の実態を知ってもらって対応することは大事なことなので、郊外の人の意見も聞きながら、かつ必要以上に厳格にすることよりも法律に基づいた対応をすることが望ましいと思います。

そして街づくりは市町村の権限なので、首長の考え方を確認しながら、基本は市町村の街づくりの方向性を尊重した対応をすることにあると思います。

エネルギーの地産地消は、再生可能エネルギーを活用することだと思いますが、和歌山県内で地産地消ができるだけの十分な量を確保できていることはありません。既存のエネルギーと組み合わせたエネルギー供給だと思いますから、これも早急過ぎる変化は社会への影響が大きいと思います。社会は緩やかに変化しながら時代に対応しようとするものです。議会は時代に応じた変化を求めながらも、早急な変化が好ましいかどうかも検討しています。スピードとブレーキの両方の役割を担っていると考えています。

同期会

県議会三期目の会を開催しました。和歌山県議会に同期で当選した議員の会を作っていますが、予算特別委員会を終えたことから同期会で、これまでの議会の経過と質疑の内容に関して意見交換を行いました。議場とは違う和やかな雰囲気で意見交換を行うことができ、楽しい時間となりました。