活動報告・レポート
2016年3月4日(金)
慶べば
慶べば
経営者モーニングセミナー

今朝は経営者モーニングセミナーの講師を務めました。午前6時30分から海南商工会議所で講師を務め、その後の懇談時間を含めて午前8時30分に会を終了しました。

講演テーマは「慶べば」で、慶ぶことで新たな慶びが戻ってくることを3つの事例を紹介しながら話をしました。

導入として自分の行動は第三者から見られていることを意識すれば行動を律することができることを話しました。映画俳優になった気持ちを持ち、カメラが自分の前、横、後ろ、そして上から撮影されていると意識することで、良い行動まで発展することはできないとしても悪い行いはしなくなります。他人の視点があると行動は自分の心に従うことになるからです。

経営者モーニングセミナー

こんな事例がありました。どこの地域でも不法投棄の多い場所があります。大きなゴミを捨てるのはその地域の人ではなくて、地域外の人が車で運んでその場に捨てていることが多いと思います。不法投棄する場所は捨てやすい雰囲気を持っている場所なので、どれだけそれらのゴミを回収しても、また新たな不法投棄が発生することが続いていました。

そこで、不法投棄の多い場所の前にあるポールに簡易な監視カメラを設置しました。そうしたところ、あれだけ不法投棄の絶えなかった場所ですが、その日から不法投棄がなくなりました。不法投棄が見事になくなったのです。簡易な監視カメラを設置することで、不法投棄がなくなった事実は、人は他からの視線を感じると、悪い行動はできなくなるということです。

私達の行動を具体的な監視カメラで見られていることはありませんから、架空のカメラで撮影されていると意識しながら日常の行動を行いたいものです。第三者からの視線を行動が変わると思います。

経営者モーニングセミナー

さて「慶び」についての話に入ります。

「慶べば 慶びごとが 慶んで 慶びつれて 慶びにくる」。これは大正時代に流行したもので作者は不明の言葉です。好きな言葉の一つです。解釈の仕方は人それぞれですが、僕なりの解釈をしてみます。

「慶べば」は自分が慶ぶことです。「慶びごとが慶んで」との主体は創造主だと思います神様や宇宙霊、サムシング・グレートなど、人の力を超えた存在も私が慶ぶことで慶んでくれるということです。そこで神様は新たな「慶び」に声をかけて一緒に連れて私のところを「慶びに」訪れてくれることだと解釈しています。

経営者モーニングセミナー

自分が慶ぶことで慶びの波紋が広がり、新しい慶びがやって来てくれるということです。「慶び」を心掛けていると慶びの連鎖が起きることになります。

試しにこの言葉の「慶び」のところに「悲しみ」に置き換えてみます。「悲しめば、悲しみごとが 悲しんで 悲しみしてれ 悲しみにくる」となります。自分が悲しむと、自分の傍でいてくれる神様も悲しむので、新しい悲しみを連れて悲しみが増えるという連鎖が起こります。

これらの連鎖の主体は自分ですから、自分の心ひとつで自分に降りかかる出来事がそのようになるのです。「苦しめば」苦しみが新たな苦しみ訪れますし、微笑めば、新しい微笑みが訪れます。自分を見守ってくれている神様は、私が思うことを実現させようとしてくれる存在です。慶んでいると、神様は、「そうか慶びを欲しているのだ」と思い、私に慶びを授けようと慶びを増やそうとしてくれるのです。

経営者モーニングセミナー

もし私が悲しんでいると、神様は、「悲しみ」を欲しているのだと思い、悲しみを与えようと新たな悲しみを運んでくれるのです。主体はあくまでも自分であり、自分が望むことを神様は連れて来てくれるのです。

まず自分が「慶び」を願うこと。それが大事なことです。

この「慶び」の事例は「日本とトルコのこと」、「就職のこと」、「慶びの書のこと」。三つの出来事で紹介しました。

「日本とトルコ」のことに関して簡単に記します。

議会報告会で沼田準一さんのことを紹介したその日、自宅に戻りパソコンのメールを開けると、沼田さんからメールが届いていたこと。その内容が文教学院大学の学生が串本町を訪れるので、できれば会ってあげて欲しい、という内容だったこと。

1時間程度の時間が確保できるだけですが、その日に出会うことにしたこと。そしてインタビューを受け、日本とトルコの友好関係に関与した和歌山県人の意識や人生訓などを話したこと。学生がその日の夜、沼田さんに「和歌山県で片桐さんに出会えて良かったこと」を嬉しそうに電話で伝えてくれたこと。学生に話した内容を沼田さんへのお礼のメールをしたことに関して、沼田さんから嬉しいお礼のメールを受け取ったこと。

経営者モーニングセミナー

そして今日のセミナー講師を務める前日、つまり昨日、文京学院大学の学生から、和歌山県の取材と僕へのインタビューについてブログに掲載したことを知らせるメールが届いていたこと。

これら出来事は引き寄せという以外に言葉はなく、私の「慶びごと」の循環が拡大していったことで新たな「慶び」が生まれ続けていること。これらの流れを話しました。

「就職のこと」、「慶びの書のこと」については、これ以上書くと長くなるので割愛しますが、身近に起きた出来事を交えて話すことで「慶ぶこと」が大事であることを分かってくれたと思います。

今朝、講師を務めたことで良い一日になりました。お招きいただいたことに感謝しています。

県議会

県議会は一般質問に入っています。4人の議員が登壇し、県政に関わる質疑を熱く交わしています。県政の課題を解決するための議論の応酬は、その場で聞いていて自らの活動に活かせるものとなります。薬学部の設置や農地転用の厳格化などに関して県政が直面している課題について当局の考え方の一端が分かります。

先端技術

世界を変えていく先端技術について話を聞かせてもらいました。世界でトップを走っている研究者の意識の高さと自信に触れることができました。これら先端技術が実現すれば社会を変えることができます。社会を変えていく力を持っている人と関わることは活動の糧になりますし楽しさが増します。先端技術の説明を交えて実現させるための長時間の話し合いとなりました。

音楽活動

作曲家の中村泰士さん達と懇談する時間をいただきました。77歳の中村先生は、現在も第一線で音楽活動を続けています。その活動力の源泉は、好奇心と挑戦する気持ちを持っていることだと感じました。衰えることのない力に接して、今の自分ができると思うことに挑戦する姿勢が大事だと思いました。中村先生の挑戦を応援していますし、応援することでその力を感じことができています。