活動報告・レポート
2016年2月23日(火)
県議会開会
県議会開会
県議会開会

平成28年2月県議会定例会が開会しました。知事から議案の提案と議案に関する説明がありました。今月の議会は平成27年度の補正予算の審議を行い、来月から当初予算の審議に入ることとなっています。議案提案における知事の説明要旨は次の通りです。

平成27年は和歌山県にとって充実の一年でした。紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会の開催、全国高校総体、高野山開創1200年、映画「海難1890」の上映、世界津波の日の制定、「みなべ・田辺の梅システム」の世界農業遺産認定など、全国的に注目される一年となりました。平成28年度はこのような取り組みを次のステージへとつなげる年度になります。

そのための施策として世界遺産の追加登録に向けた新しい魅力発信や大河ドラマ「真田丸」放送に伴う観光コンテンツ「戦国わかやま」を確立するなど、観光における和歌山ブランドの拡大を目指します。

人の流れを創ることに関しては、わかやま移住、定住大作戦の継続することにしており、最大250万円の移住奨励金の補助制度を設け、また和歌山県立医科大学に薬学部を新設することで県内への人の流れを創造していくことを目指します。

道路整備に関しては、命の道、チャンスの道である紀伊半島一周高速道路の実現と京奈和自動車道の県内全線供用開始、南紀白浜空港の活性化などのインフラ整備を図ることにしています。

都市再生に関しては、都市計画の適切な利用と空き家の利活用と廃屋の撤去の推進などを実施します。

教育面では、教員の資質向上を図り学力を高め、国際感覚を有し社会に貢献できる人材の育成を目指しています。

地域の防犯対策、安全確保のための対策として、防犯カメラの増設により治安の向上を推進し、安全で安心できる地域を目指します。

これらの政策を実現するための予算は5,752憶円で、この予算規模は過去10年間で平成27年度に次ぐ予算規模となっているように、平成28年度も攻めの政策を実現させることにしています。攻めの政策を図る指標として投資的経費がありますが、この予算として約1,155憶円を充当しています。

以上のような平成28年度の議案説明を受け、提案資料を読み込み、議会で議論を交わすことにしています。平成28年度の予算案に関しては予算特別委員会に付託されるため、早速、予算特別委員会が開催され、日程と質疑の方法などの打ち合わせを行いました。当初予算の審議は重要でかつ資料も多いため、2月議会で特別に設置される予算特別委員会で議論を行うことになっています。今回、僕は予算特別委員会で質問を行う予定にしていることから、本日、質問をする旨の通告を行いました。

質問項目は項目を絞って後日、掲載させていただきます。

ライフジャケット贈呈
ライフジャケット贈呈

ライオンズクラブ335地区における本年度の最大の取り組みであるライフジャケット推進事業も大詰めを迎えています。中村ガバナーの方針により、本年度は和歌山県内の津波予測地域にある幼稚園や保育園などに対して、ライフジャケットを贈呈することにしています。和歌山県内にあるライオンズクラブとして、率先して取り組みを行っているところですが、その第一弾として湯浅幼稚園へのライフジャケット贈呈式典を開催しました。

湯浅幼稚園は海岸に近い場所に位置しており、その海抜は4メートルであるため、南海トラフの大地震が発生した場合に津波到来が予測されています。湯浅幼稚園の園児の命を守るため、同園教室にライフジャケットを備え付け、いざと言う場合にライフジャケットを装着し津波に備えようとするものです。

ライフジャケット贈呈

東日本大震災の教訓として、子ども達の命を守る手段としてライフジャケットを身に付けることは大切なことであるとの認識の下、ライオンズクラブとして、まず和歌山県内の津波浸水が予想される地域の園に対してライフジャケットを寄贈することにしたものです。

本日は、中村地区ガバナーを始めとするキャビネット役員のメンバー、和歌山県内のライオンズクラブの会長、幹事、メンバーが集まり式典を行ったものです。

贈呈イベントとして、式典に参加したライオンズクラブ会員が集まってくれた園児にライフジャケットを装着しました。全員が装着した光景を見て、安全確保につながるものだと確信することができました。

ライフジャケット贈呈

ライフジャケットを身に付けた園児たちが「これで津波が来ても大丈夫」、「津波が来たら浮いていられるね」、「津波が来ても負けないぞ」などの声を聞かせてくれました。子ども達が津波と言う言葉やライフジャケットという言葉を知って使っていることに驚きましたが、これは湯浅幼稚園の先生方が防災意識を持って、普段から津波避難訓練などを行っているからだと思いました。

子ども達と防災に関する楽しい会話をすることができました。「参加して良かった」、「和歌山県内で素晴らしい事業ができていることが嬉しい」と思いました。

これからも地域社会に貢献するための活動を実践したいと考えています。「言うは易く、行うは難し」ですから、まず行動することに意味があります。充実した一日になりました。